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LIFESTYLE 夫婦

2023.02.10

収入減の話で喧嘩ばかり!夫への愛情に自信がなくなってきた私は離婚もチラつき…

 

経済的な状況が変化し夫婦仲に亀裂が入るケースは珍しくありません。今は、コロナ禍や物価高などが家計に影響を与えている家庭は少なくないでしょう。お金の話で夫婦喧嘩が増えたことに悩む40代女性のエピソードです。

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気がついたらお金のことで夫婦喧嘩が増え…

梨香子さん(仮名)は2歳年下の夫と結婚9年目の44歳。ふたりの間には娘がひとりいて、公立の小学校に通っています。そんな梨香子さんの悩みは、家計がコロナ禍や物価高の影響を受けたことによって、夫婦仲に暗雲が立ち込めていること…。

「気がついたら、夫とお金のことで喧嘩ばかりしているんです。もう、ため息しかないですね。夫の収入がコロナ禍で少し下がり、そこに物価高がパンチを効かせている感じです。夫の仕事はIT関係ですが、もともとそこまで業績がいい企業でもないので、しばらくは賃上げも見込めないかな…と思っています」

梨香子さんも契約社員として長年働いていて、ずっと夫婦共働き。そのためこれまでは、あらかじめ約束した生活費を夫婦で負担し、それ以外の収入はお互いが自由に管理をしてきたそうです。

「最近の喧嘩は、私が旅行や外食に行きたいと言っても夫は『先行きが不透明な今、無駄遣いをするべきじゃない』と言って渋ることや、私が洋服や化粧品を新調すると、ストレートに文句を言ってくることが原因です。もちろん私も、何も考えずに浪費をしているわけではありません。でも周囲との付き合いだってあるし、身なりはそれなりにきちんとしていたいから、そういう出費を削りたくないだけなのですが…」

夫は趣味のゴルフを我慢。妻にも同等の我慢を強いるが…

「夫は確かに、趣味のゴルフを一時的に中断してまで節約に励んでいます。夫のゴルフ仲間は裕福な人も多いので、クルーザーを持っているゴルフ仲間と今まではたまに釣りに行っていましたが、それも辞めたようですね。

だから夫は『俺だって我慢しているんだから、君ももうちょっと考えてくれよ』と言いますが、私にも自分と同等の我慢を強いるのは、ちょっと違うんじゃないのって思ってしまうんです」

世帯収入としては平均よりも多く「お金がたくさんあるわけではないけれど、無理やりにカツカツの節約をして、心まで荒むのはいやだ」と考えている梨香子さんに対し、夫は「このご時世だから、貯められるときに貯めておきたい」と言い、議論は平行線だそう。そんな喧嘩ばかりの毎日に疲れてきた梨香子さんは「夫への愛情に自信がなくなってきた」と悩んでいます。

もう私は夫を愛していないんじゃないか…と悩む日々

「喧嘩ばかりの毎日というだけでもストレスフルですが、その内容がお金となると本当にウンザリしますね。夫のことが好きで結婚しましたが、ここ数ヶ月は夫と言い争いをするたびに“私はもう夫を愛していないんじゃないか”と思ってしまいます。

事実、こんなに頻繁に言い合いをして暮らすくらいなら、離婚したほうがいいんじゃないのって気がしていますし、もしも夫から離婚を提案されたら、引き止めることなく合意すると思います。でもまだ私は、自分から離婚を切り出すところまではいっていない感じ。今なら夫との仲を修復できそうだけれど、これからもしばらくお金のことで揉め続けたとしたら、私は離婚を選ぶんじゃないかという気がしてならないのです」

 

感染症パンデミックや最近のインフレなどによって、お金にまつわる不安を抱えている夫婦は決して少なくないでしょう。梨香子さんの家庭のように、現実問題として夫婦で意見が衝突し、夫婦仲に影響を及ぼしているケースも少なくないかもしれません。お金の話題は価値観が浮き彫りになることや、危機のときにこそ互いに本性が出てくる面などから、問題が深刻化しがちなのも確かです。

夫婦で話し合いを重ねても改善策が見いだせない場合には、いったん問題を棚上げするのも選択肢。差し迫った問題があるわけではなく、漠然とした不安が原因であれば、あえて夫婦で「1ヶ月間は、この話をあえてしない」などとルールを設け、喧嘩のない日々を無理にでも作ったほうがいいかもしれません。そうしているうちに状況が変わったり視野が広がったりして、新たな解決策が見出せる可能性も低くないのではないでしょうか。

取材・文/並木まき

※個人が特定されないよう、エピソードには一部の脚色を加えています。

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