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LIFESTYLE 夫婦

2023.02.09

離婚した元夫が窮地に。知ってしまった以上はサポートすべき?

 

すでに離婚をした関係でも友人としていい関係を築いている男女もいる一方、離婚後は完全に他人に戻る男女もいます。養育費の支払い以外に交流がなかった夫の窮地を知ってしまった場合に、自分がサポートをしなくてはいけないのかと悩み始める女性もいるよう。そんな体験をしている40代女性のエピソードです。

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離婚後4年。元夫が窮地に立たされていると知り…

里美さん(仮名)は43歳で離婚4年目。息子をひとりで育てているシングルワーキングマザーです。最近になって、元夫が窮地に立たされていることを共通の知人から知らされ、身寄りがない元夫を自分がサポートすべきなのかを悩んでいると話します。

「元夫とは離婚後は交流がなく、息子の慰謝料を振り込んでもらっているだけの関係です。面会交流も離婚直後はあったけれど、息子がだんだんと元夫に会うのを面倒がるようになり、そのうちに面会もしなくなりました。

元夫は私より6歳年上で、離婚当時は羽振りも良かったのですが、最近はコロナ禍の影響で事業がうまくいかなくなり、さらには健康上の問題も抱えているらしく、共通の知人からは『別人のようにしょぼくれているし、体調も悪そうで大変そうだ』と聞きました」

元夫は実家と過去に絶縁をしていることから、何かがあったときに助けを求められる身内がいないそう。それを知っている里美さんは「お互いに新しい恋人がいるわけでも、再婚したわけでもない以上は、私がサポートしてあげないといけないのではないか」と考え始めているそうです。

元夫への愛情はゼロ。でも人として放っておいていいのかと葛藤

「元夫への愛情は、すでにゼロです。離婚の原因は性格の不一致で、夫のモラハラっぽい部分に嫌気がさして別れました。でも離婚して4年経ってみて、まぁ結婚生活も悪いことばかりではなかったなと思えるようになった矢先に、この話が耳に入ったんです。養育費の支払いは滞っておらず、今も約束通りにきちんと振り込まれています。養育費から逃げようとする男性もいると聞くので、この点では私は夫を評価しています。

元夫が孤独な立場にあるのがわかっていますし、元夫は人に助けを求めるのが苦手な性格でもあるので、これは私がサポートしないとずっと孤独なままなのではないか…と思ってしまって。愛情ではなく、人として、元夫をこのまま放っておいていいのかなという葛藤なんです」

サポートをするにしても、収入的に「たいしたサポートはできないけれど」と話す里美さん。しかし「放っておいて、何かが起きたらきっと後悔すると思う」とも話します。

「元夫婦の関係なので、言ってみれば今は他人ですよね。だから“放っておいてもいいんじゃない?”って言う友人もいます。でもそれってかなり冷たいのかなぁと思うし、でも逆に私がサポートしたからって状況が劇的に良くなるとも思えないから、偽善なのかもしれないとも思うんです。こういうとき、スパッと決断できれば楽なんですけど、私は性格的にウジウジ悩んでしまうんですよね」

元夫婦の関係では、こういったシチュエーションでどこまで相手の生活に介入するかを悩む話は少なくありません。しかし今回のケースでは元夫から直接的にサポートをお願いされたわけではないことから、ひとまずは静観でもいいのではないでしょうか。もしも元夫本人から直接に何かを依頼されれば、そのときには自分にできる範囲でサポートをしてあげれば十分だと考えられます。

噂話や人からの話だけをもとに行動をしてしまうと、実際の状況は大きく異なる例も少なくありません。現状では養育費の支払いも続いているとのことですので、先走って行動をしないほうが、余計なトラブルを持ち込まないで済む可能性も高そうです。

取材・文/並木まき

※個人が特定されないよう、エピソードには一部の脚色を加えています。

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