友人との会話で初めて考えさせられた“コットン”のこと
2020年に令和ベビーを出産した菱沼ですが、赤ちゃんの肌着をそろえる時にたびたび目にする、「コットン100%」「綿100%」「赤ちゃんの肌は敏感なので、コットン100%を選ぶようにしましょう」というような文言。
子育てをしていくうちに、「コットン=肌に優しいもの」という方程式がなんとなく自分中で出来上がり、必ずコットン100%のものを選ぶようにしていました。
そんなある日。海外で子育てをする友達と洋服の話になったときのこと。私が何気なく、「子どもの服はコットン100%が良いみたいだから、とりあえずコットンを選ぶようにしている」と話したのですが、友人に「けど、コットンって、あんまり環境には良くないんだよ」と教えられたのです。
「え!? そうなの!?」青天の霹靂とはまさにこのこと。
もちろん、すべてのコットンが環境に悪いわけではありません。しかし、コットンは生産の過程で、大量の水を使うそうなのです。また、多量の農薬使用による生産者への健康的被害もあり、テキスタイル産業の中でコットンの在り方は課題になっていることを知りました。
そんな時に知ったブランド、木の実由来の「カポックノット」
友人との会話は、初めて服の素材について深く考えるきっかけとなりました。とはいえ、コットンはとても身近な素材であることもまた事実。「コットンは買わない」という選択ではなく、「他にもっと気持ちよく使えるテキスタイルってないのだろうか?」と意識するように。
そこで知ったのが、「KAPOK KNOT」(カポックノット)というブランドです。
▲左:細長いカポックの実。小さいバナナくらいのサイズです 右:白い綿がこの実の中につまっています
カポックとはインドネシアに自生している植物の木の実のことで、中に繊維が詰まっています。
実際の木の実を触らせて頂いたのですが、本当にふわっふわ!軽さはコットンの1/8だそう。また、木の実ならではの天然の吸湿発熱の機能があることから、アウターの中にこのカポックの繊維が使われているんです。
子育てママ・パパに超おすすめ!エアーライトジャケット
木の実由来のジャケットなんて、聞いただけでなんだかホクホク♡ そんな気持ちでゲットしたのが、こちらの“エアーライトジャケット”税込みで 38,000円。
着てみると、じんわり暖か。撥水・防水機能もあるので汚れにも強く、この時期の乾燥で舞い上がる砂埃も気になりません。公園遊びの心強い味方です。そして“エアーライト”の名の通り、重量は500gとハゴロモ級の軽さです。
くるくる丸めて畳み、フード部分で包めばこんなに小さくなります。旅行のとき、防寒着としてスーツケースに忍ばせてもコンパクトでノンストレス。トラベルグッズとしても重宝しそうなので、旅好きとしてはとても嬉しい!
カジュアルにも、キレイ目にもどちらにも合わせやすい
公園ファッションでのジーンズとの組み合わせはもちろん、最近はローファーやタックパンツ、プリーツスカートを合わせて、キレイ目コーデにあえてこのジャケットを羽織るのも気に入っています。
デザイン的にユニセックスでもいけそうだなと思い、夫も着られるようあえてLサイズの大きめを購入! 袖は少し長いですが、たくし上げてもいい感じ。ウエストが絞れてシルエットが調整できるので、156cmの私でも問題なし。
Lサイズだと私の場合、お尻まで隠れる長さでさらに暖かさアップです。
地球に優しい選択をして、心も軽やかに
実は先日、Domaniオンラインサロンのイベントで「KAPOK KNOT」の代表である深井喜翔さんがゲストして来てくださいました。イベントではファッションとサスティナブルについての様々なトークが。
深井さんが、「ファッションとは楽しいもの。楽しく、そして無理なく生活に取り入られるサスティナブルを目指してほしい」と仰っていたのがとても印象的でした。その一つとして、服の素材について意識してみること、サスティナブルに配慮されたものを選ぶことは素敵だと思っています。
「KAPOK KNOT」は現在、渋谷のMIYASHITA PARKにお店を構えられています。ぜひ多くの皆さんにふわふわのカポックの実を体感いただきたい!足を運んでみてくださいね。
Domani Labメンバー
菱沼阿弥
新卒でホテルに就職後、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で働いた経験をもつ。今までに訪れた国は25カ国ほど。産後は旅好きのアンテナを活かし、国内旅行にハマり中。ファッションアイテムも旅目線で選びがち。
Instagram:https://www.instagram.com/ayapecotrip/
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