献身的とは?
献身的とは、「自らを顧みずに、身も心もささげるほどに他の誰かのために尽くすさま」という意味の語句です。人の性格や行動を表す場合によく使われており、自分よりも相手のことを思いやれる人のことを指す言葉として使われることもあります。
日常会話でもよく登場する言葉です。読み方は「けんしんてき」です。デジタル大辞泉では以下のように解説されています。
【献身的】
自分のことを顧みず、心身ともにささげるほど他のために尽くすさま。
「―な看病」「平和運動に―に取り組む」
(引用〈小学館デジタル大辞泉〉より)
献身的な人の特徴4つ
献身的であることは長所とされています。献身的な人のおもな特徴は以下の4つです。
それぞれの特徴をくわしく解説します。
真面目
献身的な人の特徴として、真面目であることがあげられるでしょう。真面目とは誠実で嘘がなく、打算で行動しない人のことです。献身的な人は、他人から見えないところでも、コツコツと地道な努力を続けている真面目なタイプというイメージがあります。
損得で行動しない、人から褒められたくて行動しないことも、献身的な人の特徴としてあげられるでしょう。
愛情深い
献身的な人は、他人から褒められたくて献身的な行動を取っているわけではありません。愛情深い性格だからこそ、自分ではない誰かのために真摯に尽くせるのでしょう。
純粋に誰かを助けたい、誰かのためになりたいという、深い愛情が献身的な行動の動機になっています。
愛情深い人は、家族や友人や恋人にも愛情深く接するでしょう。そして何かあったときには、率先して味方して献身的に支えてくれます。
面倒見がいい
献身的な人は、面倒見がいいという特徴を持っています。人のために尽くすことをいとわないため、同僚や後輩への配慮もあり、細やかな気遣いができるでしょう。誰かが困っている場面に遭遇すると、声をかけたり、相談に乗ったりすることもあります。
そのため、メンターやトレーナーとして人材育成を任されるケースも多いようです。面倒見がいいと、自然にまわりに人が集まってきます。自分から与える人は、好かれやすい傾向があるためです。
我慢強い
献身的な人は、自分を犠牲にしてでも誰かのために尽くすため、我慢強い傾向があります。多少無理をしてでも、人のためになることをしようというモチベーションを持っているため、簡単に諦めたりはしません。
評価されたい、感謝されたいといった見返りを期待せずに、こつこつ行動できることからも、献身的な人は我慢強いことがわかります。
献身的の例文
献身的という言葉は、日常会話でもよく登場する言葉です。人に対する褒め言葉として使われるのが一般的といえるでしょう。ビジネスでも「献身的なサポート」などの表現で使われることもあります。