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2024.05.08

アクティベートとは? 意味やiPhoneで表示された場合の対処法も

 

アクティベートとは、iPhoneをはじめとするアップル社製品を使用するときによく耳にする言葉です。主にIT分野で使われる言葉でもあるので、意味を覚えておくと、見聞きしたときも慌てずに済みます。意味と併せて語源も紹介します。

アクティベートとは?意味と語源

アクティベートという言葉は、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか。語源や、使うシーンごとの意味を紹介します。

「活性化する」という意味を持つ英単語

アクティベートとは「活性化する」「活発にする」という意味を持ち、語源は英単語の「activate」です。「activate」を形容詞形にすると「active(アクティブ)」となります。

主に、IT分野や電子機器などを扱うときに使用される言葉です。ハードウェア・ソフトウェアなどを利用できる状態にするときや、アカウントを活動状態にする(有効化させる)ときにも使われます。

また、アクティベートすることを「アクティベーション」と表現する場合もありますが、ほとんど同じ意味で使われています。

activate
[動]他
1…を活動的[活発]にする;〔通例受身形で〕〈機械などを〉稼動[始動,起動]させる,《コンピュ》…を立ち上げる,起動する
2《物理学》〈分子などを〉励起させる;…に放射能を与える;《化学》…を活性化する,〈反応を〉促進する
3〈下水などに〉通気する,(通気でバクテリアの活動を活性化させ)浄化する
4《米軍》〈部隊を〉(戦時)編成する,(戦地に)配置する;〈核兵器の核分裂装置を〉始動させる
引用:activateの意味 – goo辞書 英和和英『プログレッシブ英和中辞典』(小学館)

スマホでの意味

アクティベートは、スマホの機能を初期設定するときに使う言葉でもあります。「アクティベートされていません」という表示が出たときは、初期設定が必要です。

通常、iPhoneを初めて起動するときには、アクティベートする必要があります。ショップの店員が販売時に行うケースもありますが、自分でも設定可能です。

アクティベートするときは、iPhoneにSIMカードを挿した状態でモバイルデータ通信を利用するか、Wi-Fiにつないで設定するのが一般的です。

ソフトウェアでの意味

アクティベートは、IT用語として使われる言葉でもあります。ソフトウェアやハードウェアを有効化して、利用できるようにする場合にも使われるのです。

ソフトウェアの中には、インストールしただけでは使用できず、利用開始の手続きが必要なものが少なくありません。販売元に、正当な契約者であると伝えるためにアクティベートするのです。

また、インターネットバンキングの口座(アカウント)などを、より安全に使用するための処理として、アクティベートが必要になるケースもあります。

アクティベートの類義語

(c)AdobeStock

アクティベートという言葉を聞くのが初めてでも、類義語を知ると意味を理解しやすくなります。近い意味で使われている言葉を紹介します。

アクティベートの類義語
  1. セットアップ
  2. ライセンス認証

セットアップ

アクティベートはアップル社製品によく用いられる言葉であ、パソコンなどに使われるセットアップと同様の意味を持っています。

セットアップは、配置・設定などの意味を持つ英単語「setup」を語源とする言葉です。IT分野ではソフトウェアの導入や、パソコン・モバイル機器などの初期設定のことをセットアップといいます。

利用開始時の各種設定や、ユーザーアカウントの設定などを済ませ、使用可能な状態にするために必要な行為です。パソコンそのものを使えるようにするだけでなく、個別のソフトウェアを実際に使用できる状態にするまでの作業を指す場合もあります。

ライセンス認証

非合法に入手したソフトウェアを販売元などが利用できなくすることを、アクティベートと表現します。この場合のアクティベートは「ライセンス認証」とも言い換えられます。

ライセンス認証すれば、不正にコピーされたソフトウェアを排除できる仕組みです。ソフトウェアが正規のライセンス数でインストールされているかを、確認する目的で行います。

インターネットに接続されている状態で、シリアルコードと端末の識別情報をオンライン認証サーバーへ送信する方法が一般的です。インストール時や初回起動時に、ライセンス認証を促す画面が表示されます。

一定期間のうちにライセンス認証を行わないと、使用を継続できなくなる点に注意が必要です。

アクティベートに関連する言葉

(c)AdobeStock

アクティベートするにあたり、併せて知っておきたい関連する言葉があります。「ディアクティベート」「アクティベーションロック」の二つを挙げて解説します。

ディアクティベート

アクティベートで認証したシリアルコードを、認証サーバーに戻す作業をディアクティベートといいます。ディアクティベートすれば、他のパソコンでそのソフトウェアを使えるようになります。

「アクティベート解除」「アクティベート停止」も、同じ意味です。主に新しいパソコンを使用する場合や、使わなくなったパソコンから他のパソコンにソフトウェアを移したい場合などに使用します。

ディアクティベートしないままでいると、他のパソコンで、そのソフトウェアを使えなくなるといったトラブルが起きる可能性もあります。

アクティベーションロック

アクティベーションロックとは、iPhoneを紛失したときに本体を保護するための機能です。

アクティベーションロックをすれば、ホーム画面でApple IDとパスワードの入力を求められるので、iPhoneを拾った第三者がデータを見たり、初期化したりするのを防げます。

ただし、iPhoneを修理に出すときや手放すときは、アクティベーションロックを解除した状態にしておく必要があります。

アクティベーションエラー

アクティベーションエラーは、iPhoneが初期設定されていない状態のときに表示されます。

アクティベーションエラーにはいくつかの種類があり、主に通信に問題があるときや、アクティベーションロックがかかっているときなどに表示されるものです。

例えば「アップデートが必要」「SIMが無効」「アクティベーションサーバーにアクセスできない」などの場合に表示されます。メッセージの内容をチェックし、適切な対処が必要です。

また、アクティベーションロックがかかっている場合も表示される場合があります。「iPhoneは所有者にロックされています」という表示が出たら、Apple IDとパスワードを入力して解除します。

【iPhone】アクティベートする方法

(c)AdobeStock

新しいiPhoneを購入したときは、アクティベートしないと通常利用ができません。どのような手順で行えばよいのか、解説します。

初期設定する方法

今回は、iPhone「13Pro・Pro max・13・13mini」をアクティベートする大まかな手順を紹介します。基本的には画面の指示に従って、入力していくだけで設定できます。

1.「言語」「使用する国や地域」を選択する
2.初めてiPhoneを利用する人は「手動で設定」をタップし、優先する言語や使用するキーボード・音声入力を設定する
3.「続ける」をタップ
4.「モバイルデータ通信回線を使用」または「Wi-Fiネットワーク」を選択し設定
5.新しいiPhoneとして設定するかバックアップから復元するかを選択する
6.利用規約を確認して「同意する」をタップ
7.外観モードを選択する

これまでに、iOS12.4以降を利用していた場合は「クイックスタート」を使うと、手続きが簡略化できます。また、iPhoneが圏外、もしくはSIMなしだと初期設定が行えない点に注意が必要です。所要時間は、データ量や操作の慣れ、通信速度などによって個人差があります。

アクティベーションロックの設定方法

アクティベーションロックを設定するなら、設定から「iPhoneを探す」をオンにし、解除したいときはオフにします。アクティベーションロックを設定しておくと、iPhoneを紛失したり盗まれたりした場合も、第三者に初期化されません。

「iPhoneを探す」をオンにしたまま解除するには、Apple IDとパスワードを入力します。Apple IDやパスワードが分からなくなると解除できないので、忘れないようメモに残しておく方がよいといえます。

また中古品を購入し、以前の持ち主のパスコードロック画面やホーム画面が表示される場合、アクティベーションロックで保護されている状態です。販売店に依頼すれば解除できます。

出典:iPhone と iPad のアクティベーションロック – Apple サポート (日本)



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