今日の朝、何食べた?
前回、「朝食を抜くことでストレス性疲労が高くなる」という記事をお届けしましたが、実は朝に何を食べるかには地域差があるってご存知でしたか?メディプラス研究所・オフラボが平日の朝食に関するアンケートで「朝食に何を食べているか」を質問したところ、都道府県別の朝食事情がよくわかる興味深い結果に。あなたの住んでいる都道府県でよく食べられている朝食は?
同じ日本でもこんなに違う!都道府県別朝ごはんメニュー
都道府県別 朝食の主食メニュー(複数回答)
はじめに全国の結果を見てみると、全国平均では「パン派」の割合が50.6%と最も多く、半数を占める結果に。コンビニやスーパーで買えてパン屋もいたるところにあるので、手軽に食べられるパンの割合が高くなるのも頷けます。一方ご飯の割合は全体で34.4%という結果に。日本の主食といえばまずお米が思い浮かびますが、パンを大きく下回る結果でした。現代の朝食は洋食寄りになってきていることがわかります。
続いて都道府県別のまとめを見てみると、地域差がよくわかる結果に。まず東北はご飯の割合が最も高く、全国1位の岩手県にいたっては6割近い割合となっています。ご飯の割合が全国の割合でみたときに約3割であることを考えると、これはかなり高い割合ですよね。米どころでご飯がおいしい地域のため、他の地域以上にお米をよく食べているようです。そしてぶどうや桃の生産が盛んな山梨や長野は、フルーツの割合が高い傾向に。それぞれ自分の地域のおいしい農産品をよく食べているという、納得の結果です。
首都圏では健康志向が高いのか、「ヨーグルト」「サラダ・フルーツ」「シリアル」が目立つ結果になりました。ひとり暮らしの人も多いので、ごはんとおかずというよりも簡単にパッと食べられるものが人気なのかもしれません。
そして、関西は全国でもっともご飯の割合が低く、それ以外のメニューの割合は全国平均より高いという結果に。たとえば和歌山や大阪はご飯の割合が約2割と、パン食中心であることがわかります。そして、兵庫県ではパンの割合が64.6%と全国1位。パンの割合が6割を超えているのは兵庫県をはじめ4府県ですが、すべて近畿地方に集中しています。このあたりの地域は朝食にパンを食べる習慣が特に定着しているようです。同じく全体的にパン食の割合が高い愛知県。名古屋で有名な朝食といえば、カフェで楽しむパンやサラダなど洋食のイメージ。そう考えると朝、パン食を食べる習慣が根付いているとも言えるかもしれません。
普段の朝ごはんと比べて、あなたの住んでいる都道府県の結果はいかがでしたか?今回の結果を知り、朝ごはんとして食べるものにこれだけ地域差があるということに驚きでした。毎日の習慣なので特別意識せずに朝ごはんを選んでいましたが、実は住んでいる地域の環境、習慣に影響されている部分もあるのかもしれませんね。
【調査概要】
「ココロの体力測定2018」
方法|インターネット調査
期間|SCR調査 2018年3月7日~3月17日
(SCR調査)
対象|全国、 20~69歳、 14万人(男女各7万人)
項目|15問
分析データについて|厚生労働省の「
集計データについて|集計したデータを、 県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用
(本調査)
対象|全国、20~69歳、7万人、女性
情報提供:メディプラス研究所・オフラボ
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