和食のおせちをスイーツや洋食にリメイク!
毎年、年末年始に合わせておせち料理を作ったり、おせち料理をお取り寄せするという人もいるのではないでしょうか。しかし、毎回作りすぎて残ってしまう、味が濃い(甘い)・食べ慣れていないといった理由から苦手…という声も。
そこで今回は、明治33年の創業の醸造調味料メーカー・キング醸造株式会社が提案する、あまったおせち料理のアレンジレシピを紹介します。
【黒豆】をチーズクリームサンドにアレンジ
ついついたくさん作ってしまいがちな黒豆を、食感が楽しいアイスビスケットサンドに。年末年始の忙しさからほっと一息つく、ティータイムにぴったりの一品です。
材料(8個分)
黒豆(甘煮):60g
市販のビスケット(ソフトタイプ):16枚
【A】チーズクリーム
クリームチーズ(室温に戻す):100g
マスカルポーネチーズ・100g
日の出 新味料(醇良):大さじ1
バター(食塩不使用)(室温に戻す):20g
岩塩:少々
作り方
〈下準備〉
黒豆はペーパーで汁気を除いておく。
1. ボウルに【A】を入れ、泡立て器で均一に混ぜる。黒豆を加え、ゴムベラで混ぜる。
2. ビスケット8枚に1を均等にのせ、残りのビスケット8枚で挟み、軽く押さえる。
3. ビスケットからはみ出しているチーズクリームの表面をととのえ、冷凍庫で冷やし固める。
4. 器に盛り付ける。
【栗きんとん】をパウンドケーキにアレンジ
それだけでスイーツのような栗きんとんの甘さを生かしたアレンジ術。焼き上げることで、数日日持ちするのもうれしい。
材料(18×8×6cmパウンド型1台分)
日の出 昔ながらの純米本みりん:120ml※
栗きんとん:100g
さつま芋:100g
バター(食塩不使用):100g
卵(溶いたもの):1個分
煮切り本みりん:※より40ml
市販のホットケーキミックス粉:200g
煮切り本みりん:※より小さじ2
作り方
〈下準備〉
・さつま芋は皮付きのまま1cmの角切りにして水にさらし、水気を切る。耐熱容器に入れてラップをふんわりとかけ、電子レンジで加熱しておく(500W3分~)。
・バター・卵は室温に戻しておく。
・鍋に純米本みりんを入れ、約半量になるまで煮切る(中火4分~)。40ml・小さじ2に分けておく。
・型にクッキングシートを敷いておく。
・オーブンに予熱を入れておく(180℃)。
1. ボウルにバターを入れ、ハンドミキサーで混ぜる(約1分)。
2. 卵を3~4回に分けて加え、その都度ハンドミキサーで均一に混ぜる。
3. ホットケーキミックス粉を加え、ゴムベラで均一に切り混ぜる。
4. 煮切りみりん(40ml)を加え切り混ぜ、栗きんとん・さつま芋を加え、均一に混ぜる。
5. パウンド型に入れて空気抜きをし、天板にのせてオーブンで焼く(180℃30分~)。
6. 型からはずし、上面に煮切りみりん(小さじ2)を塗り、冷ます。焼き上がったパウンドケーキに煮切りみりんを塗ることで、表面のつやと甘味をつけます。
【煮しめ】をチーズダッカルビにアレンジ
和食以外が食べたくなってきた、というタイミングにもぴったり! ホットプレートを囲んでみんなでわいわい食べるのも楽しそうです。
材料(4人分)
煮しめ:200g
さつま芋:160g
キャベツ(ザク切り):200g
サラダ油:小さじ1
ごま油:小さじ1
ピザ用チーズ:200g
【A】(漬けだれ)
鶏もも肉(ひと口大):200g
コチュジャン:40g
日の出 国産米純米料理酒:大さじ1
日の出 昔ながらの純米本みりん:40ml
おろしにんにく:小さじ1/2
おろししょうが:小さじ1/2
しょうゆ:小さじ2
粉唐辛子(韓国産):小さじ1/2~
作り方
〈下準備〉
・煮しめは汁気を切っておく
・さつま芋は皮付きのまま、乱切りにして水にさらし、水気を切っておく
・ビニール袋にAを合わせ、漬け込んでおく(30分~)
1. ホットプレートにサラダ油を熱し、キャベツを全体に敷き詰める(200℃)。
2. 鶏肉をキャベツの上に並べ、煮しめ・さつま芋をすき間にのせる。
3. 【A】の漬けだれを全体にまわしかけ、フタをして鶏肉に火を通す(200℃5分~)。
4. フタをはずし、余分な水分を飛ばし、ごま油を全体にまわしかける。
5. 保温にして両端に具を寄せ、中央部分にピザ用チーズをのせ、再びフタをして溶かす。
6. 具をチーズにからめながらいただく。
【かずのこ】をクリームチーズ和えにアレンジ
晩酌時に用意したい、白ワインによく合う洋風おせち。クラッカーにのせたり、ディップソースにしたりと、さらにアレンジがききます。
材料(4人分)
味付きのかずのこ(たらこでも代用可):2本
ディル:2g
削りがつお:ひとつまみ
【A】
熱湯:1000ml
日の出 国産米純米料理酒:大さじ1
【B】
クリームチーズ:100g
マスカルポーネチーズ:60g
日の出 新味料:大さじ1
作り方
〈下準備〉
・かずのこはひと口大に切り、【A】でさっと下茹でし、ザルにあけ、水気を切っておく
・クリームチーズは室温に戻しておく
・ディルは葉をつんでおく
1. ボウルに【B】を入れ、混ぜ合わせる。
2. かずのこ・ディルを加え、ざっくりと混ぜる。
3. 器に盛り付け、削りがつおをのせる。
【なます】【たたきごぼう】【ローストビーフ】を2種のサンドにアレンジ
忙しい年末の朝食や軽食にも。甘めなおせち料理の味付けに合うよう、マヨネーズに日の出新味料を加えるのがポイント。
材料
〈鶏とたたきごぼうのサンド(4個)〉
たたきごぼう(細切り):50g
なます:40g
鶏むね肉:40g
フリルレタス:40g
バゲット:厚さ2cm×8枚
バター(室温に戻す):10g
【A】
水:300ml
日の出 国産米純米料理酒:小さじ2
塩:少々
【甘マヨ】
マヨネーズ:60g
日の出 新味料:小さじ2
〈ローストビーフサンド(4個)〉
ローストビーフ(薄切り):8枚(80g)
玉ねぎ:40g
塩:少々
バター(スクランブルエッグ用):10g
バター(室温に戻す):10g
トマト(4等分の輪切り):1個(160g前後)
フリルレタス:40g
イングリッシュマフィン:4個
【B】
卵(溶いたもの):2個分
日の出 昔ながらの純米本みりん:大さじ1
日の出 国産米純米料理酒:小さじ1
作り方
〈下準備〉
・鶏肉は余分な脂・水気を除いておく
・鍋に【A】を入れ、沸騰後火を止め、鶏肉を加え、フタをして余熱で火を通す(10分~)。8等分に切っておく(蒸し鶏)
・フリルレタス(40g)はそれぞれ食べやすい大きさに手でちぎっておく
・【B】は合わせておく
・玉ねぎは根元を除き、繊維に逆らった薄切りにして塩でもみ、余分な水気をしぼっておく
・イングリッシュマフィンは厚みを半分に切っておく
・【甘マヨ】の材料は混ぜ合わせておく
《鶏とたたきごぼうのサンド》
1. ボウルにたたきごぼう・なます・甘マヨを半量を入れ、均一に混ぜる。
2. バゲットの片面にバターを塗り、4枚にフリルレタス、蒸し鶏、1の1/4量をのせ、残りのバゲットではさむ。残りも同様に作る(計4個)。
《ローストビーフサンド》
1. フライパンにバターを熱し、【B】を流し入れ、半熟状に加熱する(スクランブルエッグ)。
2. イングリッシュマフィンの片面にバターを塗り、4枚にフリルレタス、残りの甘マヨ、トマト、ローストビーフ、玉ねぎ、1/4量のスクランブルエッグをのせ、残りのイングリッシュマフィンではさむ。
残りも同様に作る(計4個)。
調味料を賢く使って失敗知らず!
おせちアレンジはもちろん、おせち作りの際におすすめしたいのが、日の出「本みりん」「新味料」「料理酒」の活用です。「本みりん」「料理酒」はコク・うまみを料理にプラスする調味料で、どちらも米を原料としたアルコールを含む調味料ですが、それぞれ役割が異なります。
「本みりん」は食材に甘みを加え、てり・つやを付けるもの。一方で「料理酒」は料理にコク・うまみを加え、食材そのもののおいしさを引き出します。また、肉や魚の臭み消し効果もあるのが特徴。「本みりん」のアルコール分が気になる方は、本みりんの調理効果を追求し、より使いやすくしたみりん風調味料「新味料」が便利です。
日の出「本みりん」「新味料」「料理酒」の特徴・活用法をおさらい
▲本みりん
もち米(国産)とうるち米(国産)で仕込んだ本みりん。エキス分を45%以上含み、料理にまろやかな甘み、豊かなてり・つやをつけます。アルコールにより肉や魚の臭みを消し風味よく仕上げます。
▲新味料
日の出新味料は、伝統的なみりんの働きを追求し、より調味効果を高めたみりん風調味料。料理の仕上げを引き立てたり、てり・つやを出し、まろやかな甘みとコクをプラスします。アルコールをほとんど含まない(1.0%未満)ので、煮もの、焼きもの以外にも、料理の仕上げや加熱しない料理、お菓子のシロップなど幅広く活用可能です。
▲料理酒
日の出料理酒は、料理専用に加塩醗酵した調味料です。うまみ、コクをつけるだけでなく、材料を柔らかくする効果や魚や肉の臭みを消す効果にも優れています。中華、洋風料理にも。お塩は、やや控えめにするのがおすすめ。
これらを取り扱う日の出みりんの公式HPでは、簡単な定番おせちのレシピや基本調味料を活用した裏ワザなども掲載中。新年に向けて定番おせちを作り、アレンジしてまた違う味を楽しむのもいいですね。
情報提供/キング醸造株式会社
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