お正月といえばおせち。ではみんなの準備は
お店で買えるものの種類も増えていますが、世の中ではおせち料理をどのように準備しているのでしょうか。
上記アンケート調査の結果によれば、おせちの準備をしている人は半数強。手作りとお店で予約はほぼ半々の割合となりました。自分で作っているという回答の方からは「みんながよく食べる物だけ作ります」「事前に準備できるものは前倒しで作る。蒲鉾以外はほぼ手作り。南天の葉、松の葉、銀杏なども自宅や近所で調達し、お正月らしいあしらいも心がけてます」などという声が。
「今回は、自分でつくってみよう!」という方に、ぜひ知っておいてほしい、おせち料理のマナーについて、薬膳料理研究家の曽谷由佳さんに伺いました。
ひとつひとつに意味がある! 大人なら知っておきたい「おせち料理」のマナー
おせち料理は奇数で詰めるのが正解
「おせち料理では、3、5、7、9といった奇数の品数をつめるのが良いとされています。品数だけでなく、切り分ける時も奇数にするのが慣わしです。これは、日本に古くからある『陰陽道』の考え方に基づくもので、割り切れない奇数の数字が縁起が良いとされているからです。薬膳の考えのもとである陰陽論でも奇数が『陽』で、偶数が『陰』とされています」(曽谷さん)
正式なお重の段数は!?
「お重の正式な段数は4段。理由は完全な数とされる『三』の上にもう一段重ねた数だからです」(曽谷さん)
アンケート調査 対象:Oggi、Domaniのメルマガ会員SNSフォロワーなど。小学館IDアンケートフォームによる回答 回答数:670 期間:2023年11月15日〜25日
薬膳料理研究家
曽谷由佳
「ふわり薬膳」主宰。医食同源・薬食同源と一見難しいと思われがちな薬膳を分かりやすく伝え、日々の食生活に気軽に取り入れる「ふわり薬膳」を考案。特別な食材は使わず台所にあるものやスーパーなどで手軽に購入できる食材を使ったオリジナルのおうち薬膳レシピが大好評。講座はリアルとオンライン双方にて、告知後、すぐに満員御礼になるほど大人気。行列のできる予約待ちの講座として定評がある。国内はもとより海外の受講生も多数。食を通じて、未来を好転させる開運薬膳メソッドを提供中。
ふわり薬膳教室
監修/西出ひろ子 構成/木戸恵子 再編集/Domani編集部