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LIFESTYLE 雑学

2023.12.27

お正月に食べてはいけない「肉」があるって知ってた?【年末年始にやってはいけないこと】

 

最近では洋風や中華風のお節料理も増えているので、お正月に肉料理を口にすることは多いですよね? でも、昔からのしきたりに従うのであれば、避けるべきお肉があるんです。

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「牛」「豚」「鶏」の中で、お正月に食べてはいけない肉って?

お節料理やお雑煮にもお肉は使われているので、すべての肉がダメではなさそうですが、一体、どんな動物の肉がNGなのでしょうか? 薬膳料理研究家の曽谷由佳さんに教えていただきます。

お正月に食べてはいけないのは、四つ足動物の肉

「殺生禁止の仏教の教えから四つ足の豚、牛、馬などの肉は食べてはいけないとされています。天武天皇が675年に僧侶に肉食禁止令を出し、神や仏に捧げるものから、肉類が排除されたからともいわれているんです」(曽谷さん)

気になる人は鶏肉を選べばOK

「一方、お雑煮やお煮しめには鶏肉だけが使われています。これは、四足ではないところからきていると言われています。気になる人は鶏肉を選ぶとよいですね。ただし、時代やそのほかの考え方から、食も人それぞれ。一緒に食事をする人がこのようなしきたり、慣習にこだわる場合にはそれを尊重し、そうでない人の場合は、それに合わせる、という姿勢が本来のマナーの在り方です。マナーはその場にいる人たちと心地よく、和やかな空間と時間を共有するためにあります」(曽谷さん)

お雑煮や筑前煮など、お正月によく食べられている和食には、確かに鶏肉が使われていますね。これは「四足歩行の動物を避ける」という考えからきていることが分かりました。お節料理のメニューを考えるときに、頭の片隅に入れておくとよさそうです。

Domani読者&スタッフのお雑煮を拝見!


「醤油味のすまし仕立てに鶏肉、しいたけ、青菜などを入れたいわゆる『関東風雑煮』がわが家のスタンダードなお雑煮。関東のお雑煮は一般的に、昆布とかつ節で出汁をとることが多いのですが、わが家はしいたけの戻し汁を使います。これがあるとないとではおいしさがまったく違う! 干ししいたけを戻すのは意外と時間がかかるので、前日の夜にやっておくとよりスムーズです」(エディター・村井 絢)


「だしはあごだし。うすくち醤油、酒、塩で味つけをし、あとは具材を放り込むだけで完成! ポイントはぶりの切り身。ぶりは出世魚といわれていているので縁起がいいこともあり、お正月など、おめでたい時に食べます。ちなみにこれは大分でも同様。ほかに入っている具材は、鶏肉や丸餅、かまぼこ、大根、ごぼうなど。家庭によって違うのかもしれませんが、かつお菜、ぶり、あごだしは共通のようです。お餅は焼かず、茹でています。お餅が底にくっつかないように茹でた大根を下に敷き、その上にお餅、あとは好きなように具材を乗せていき、あごだし汁かけて完成!味はシンプルですが、魚の出汁がしっかり効いていておいしいですよ。何より具だくさんで、栄養満点!」(Domani読者・光延樹里さん)

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薬膳料理研究家

曽谷由佳

「ふわり薬膳」主宰。医食同源・薬食同源と一見難しいと思われがちな薬膳を分かりやすく伝え、日々の食生活に気軽に取り入れる「ふわり薬膳」を考案。特別な食材は使わず台所にあるものやスーパーなどで手軽に購入できる食材を使ったオリジナルのおうち薬膳レシピが大好評。講座はリアルとオンライン双方にて、告知後、すぐに満員御礼になるほど大人気。行列のできる予約待ちの講座として定評がある。国内はもとより海外の受講生も多数。食を通じて、未来を好転させる開運薬膳メソッドを提供中。
ふわり薬膳教室

イラスト/村澤綾香 監修/マナーコンサルタント 西出ひろ子 構成/木戸恵子 再構成/Domani編集部

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