年賀状として出せるのはいつまで?
年賀状とはそもそも「年賀の言葉を書いて送るハガキ・手紙。年始状」(デジタル大辞泉より)のこと。
Domaniの読者に2023年11月に行ったアンケートでは、年賀状を出している人は54%という結果となっていました。年賀状を出していなかった人からいただくと「出してなかった!」と慌ててしまいますが、この場合、どうするのが正解なのでしょうか? マナーコンサルタントの西出ひろ子さんにおうかがいしました。
年賀状は1月7日までに! それ以降は「寒中お見舞い」として出すのが正解
せっかくいただいた年賀状には、ぜひお返事を出したいものですが、あまりにも返信が遅れる場合は、「年賀状」にこだわらず、違う方法で出す方がスマートです。
「年賀状は、松の内までの1月7日(関西など一部の地域では、松の内を1月15日としているところもあります)までに返信すれば良いと言われています。それを過ぎる場合は、2月3日までに『寒中お見舞い』として出すと良いでしょう。さらに、2月4日以降、2月中であれば『余寒お見舞い』としても出すことが可能です。
ただし、旧暦では、新年を2月4日としますので、考え方は人それぞれ。いつまでに返信しなければならないというストレスを溜めることなく、新年を祝い、相手の健康などを願う気持ちを返信できるときに心を込めて行うことが真のマナーだと思います」(西出さん)
7日までに届けばベストですが、仮に7日を過ぎてしまっても、「出しそびれた」と諦めるのではなく、「寒中お見舞い」や「余寒お見舞い」として出せば感謝の気持ちを表すことができるんですね。
アンケート調査 対象:Oggi、Domaniのメルマガ会員SNSフォロワーなど。小学館IDアンケートフォームによる回答 回答数:670 期間:2023年11月15日〜25日
マナーコンサルタント
西出ひろ子
参議院議員秘書を経て政治経済ジャーナリストの秘書を経験。その後 マナー講師として独立渡英し海外で起業した経験もあるため、グローバルな視点からマナーをわかりやすく解説している。その実績や成果は、テレビや雑誌などでもマナー界のカリスマとして多数紹介されており、「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)や「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日)などのドキュメンタリー番組でも紹介された。基本のマナーとそこに気くばりを加えたワンランク上のマナーを紹介した新刊、『さりげないのに品がある気くばり美人のきほん』が好評発売中!
『さりげないのに品がある気くばり美人のきほん』
西出ひろ子マナーサロンHP
イラスト/村澤綾香 構成/木戸恵子 再編集/Domani編集部
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