【目次】
大谷フィーバーに沸くロサンゼルス。その勇姿は街なかやスタジアムでも!
▲長男(5歳)、長女(2歳)もドジャースのキャップをかぶって、いざ出国!
今年のGWは家族でカリフォルニアへ行ってきました!例年、GWは航空券代が跳ね上がるので、あえてこの時期に海外に行くのは避けていたのですが、今年は円安で日本人の海外旅行熱があまり高まっていないせいか、全体的に航空券が見つけやすい状況でした(ちなみにその傾向は今年の夏休みにも見られます)。そんな中から今回は、パパママも子供たちと一緒になってエンタメを楽しめるロサンゼルス行きを選択!
実際、今年は日本から出国する人が少なかったのか、往路はデルタ航空のマイルを使うことができ、復路はLCCのZIPAIRを手配。意外と知られていないのですが、ZIPAIRは6歳以下の子供料金U6 Standardが定額(ロサンゼルス線片道はなんと19,000円!これで諸税、燃油、機内持ち込み手荷物7kg分込み)。ホノルルやシンガポール、バンコクなど、ZIPAIRが就航する全路線で設定があるので、未就学児の子連れ旅にとてもおすすめです。
▲リトルトーキョーにあるMIYAKO HOTELの壁一面に、2024年から登場した大谷翔平と山本由伸のウォールアート。
▲こちらはDTLAの観光名所、グランドセントラルマーケット。食事も兼ねて記念撮影に訪れる日本人も多く見かけました。
さて、今回の旅の目的のひとつは、なんといってもロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平!連日ニュースで報道される影響で、息子も本場のMLB(メジャーリーグベースボール)にすっかり興味津々。私も本拠地のドジャースタジアムは行ったことがなかったので、今回ドジャースのホームゲーム開催日に合わせてロサンゼルスに滞在しました。街なかには大谷翔平のウォールアートが溢れ、実際に現地でも大谷フィーバーが巻き起こっているのが感じられました。
▲「MLBでもっとも美しい球場のひとつ」と言われるドジャースタジアム。試合開始前には観客総立ちでアメリカ国家を斉唱します。
▲子供向けのプレイゾーンもあり、子連れの観戦客も多数。スタジアム全体からキッズフレンドリーな雰囲気が伺えました。
ドジャースタジアムはダウンタウンから車で15分ほど。ドジャースの2代目オーナー、ピーター・オマリー氏は「ボールパークにファンを呼ぶには、球場を楽しく美しくし、男性がガールフレンドを連れて行きたくなる場所でなくてはならない」と言ったそうですが、まさにその言葉通り、スタジアムは清潔で快適。来ているファンの熱気と多幸感で満ちあふれており、野球に詳しくない方でも間違いなく雰囲気を楽しめると思います。
試合は大谷翔平の活躍もあり、ドジャースの勝利!ただ、我々が観戦した試合は19:10プレーボールだったので、ゲームが終わったのが22時頃。お子さんが小さいと、試合終了まで残るのはちょっと大変かもしれません。またスタジアムは観客のほとんどが車で来場するため、ゲームセットと同時に周辺は大渋滞。いずれにしても子連れで来場されている方は、少し早めにスタジアムを出るなどしたほうが良さそうです。
やっぱり欲しい大谷グッズ!最大半額で購入できる裏技も!?
▲スタジアム内の「ドジャース・チーム・ストア」はご覧のとおり大盛況。手っ取り早くグッズを買うならここが一番です!
観戦の記念に、どうしても欲しくなるのがドジャースグッズ。スタジアム内のショップに足を運べば、キッズサイズのTシャツやジャージ(ユニフォーム)もたくさん置かれており、ついつい財布の紐が緩むところ。しかし、冷静になってドルから円に計算するとなかなかのお値段です(笑)。
▲試合当日にたくさん買い物して荷物を増やすより、別途「ドジャース・クラブハウス」に足を運ぶのが賢い買い物!お値段もスタジアムより若干安い。
そこでおすすめなのが、スタジアム外にあるドジャース公式ショップ、「ドジャース・クラブハウス」でのグッズ購入。観光客が行きやすいところだと、サンタモニカやユニバーサルスタジオ・ハリウッド、シタデル・アウトレットやカマリロ・プレミアム・アウトレットなどに店舗があります。
実はスタジアム内のショップは一番値段が高く設定されており、こちらの「ドジャース・クラブハウス」だと、スタジアムと同じジャージやTシャツなどを安価で購入することができます。またスタジアムではほとんど見かけないセール対象商品もあるので、もし可能なら試合前日にこちらに立ち寄り、事前にキャップやジャージなどを買ってスタジアムに向かうと良いでしょう!
▲どちらも同じ商品コードのキッズジャージ。左がスタジアムのショップで$176、右がドジャース・クラブハウスで$125。この$50差は大きい!?
そして、さらにお得に買う裏技が、MLBのオンライン公式ショップを使った買い物です。値段はドジャース・クラブハウスと同じなのですが、サインインすると必ず10%引きで買えるだけでなく、頻繁に20〜25%オフのクーポンを発行しているので、タイミングがよければ、スタジアムで購入する価格の約半額で手に入れることも可能です。
購入の際、送付先には滞在ホテルの住所を入力し、宛名を「Keiichi Izawa(●● Hotel Guest, Check In on May 4thもしくはRoom No.●●●)」などとすればOK。購入時に発送予定日がわかるので、滞在に余裕がある方はぜひ活用してみてください。配送状況も逐一メールで報告してくれますし、到着後は通常フロントにて預かっておいてくれるので、私もそこで難なく受け取ることができました。スタジアムでは$176で売っていたキッズジャージを、$87.49で購入!品番でも確認しましたが、商品自体はまったく同じ。ここまでするかは別ですが、ご参考までに!
元祖アナハイムのディズニーランド・リゾートへ。期間限定でピクサー・フェストも開催中!
▲ディズニーランド・リゾートには2つのパークがあり、絶叫系アトラクションが多いディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク。せっかくなので両パーク入場可能なチケット「パークホッパー」がおすすめです。
▲最近、映画『ミラベルと魔法だらけの家』に夢中の娘はミラベルと会えるのを楽しみにディズニーランド・パークへ! 無事に写真を撮ることもできました。
野球観戦以外では、アナハイムのディズニーランド・リゾートへも足を運びました。私自身、ここを訪れるのは実に5年ぶりです。この5年間での大きなトピックスをおさらいしておくと、
・2019年 スター・ウォーズのエリア、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」オープン
・2020年 「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」に2つ目のアトラクション「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」オープン
・2021年 マーベルのエリア「アベンジャーズ・キャンパス」オープン
・2023年 ミッキーをテーマにした初のアトラクション「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」オープン
・2023年 新パレード「マジック・ハプンズ」スタート
・2023年 映画 『ベイマックス』のエリア「サンフランソウキョウ・スクエア」オープン
・2023年 映画『プリンセスと魔法のキス』に登場するティアナのレストラン「ティアナズ・パレス」オープン
・2024年 ピクサー映画の世界をテーマにした初の直営ホテル「ピクサー・プレース・ホテル」リニューアルオープン
あたりが挙げられます。最新のテーマランドやアトラクションはやはりテクノロジーや再現性が圧巻、かつ東京ディズニーランドでは体験できないものばかりなので、ぜひ優先的に体験することをおすすめします。ちなみに2024年後半には映画『プリンセスと魔法のキス』をテーマにした新アトラクション「ティアナのバイユー・アドベンチャー」も完成予定とのことで、こちらも非常に楽しみです。
▲ピクサーの人気キャラクターたちと様々な場所で出会える「ピクサー・フェスト」は2024年4月26日〜8月4日までの開催。©2024 Disney/Pixar
また今回渡航したタイミングでは、ラッキーなことにディズニーランド・リゾート全体でピクサー・アニメーション・スタジオのキャラクターやストーリーをテーマにしたイベント、「ピクサー・フェスト」が復活していました。
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーパークでは、20以上のキャラクターが登場する新パレード「ベター・トゥギャザー:ア・ピクサーパル・セレブレーション!」が1日2回披露されるほか、キャラクターによるDJプレイやライブパフォーマンスが楽しめるナイトタイムパーティー「クラブ・ピクサー」がハリウッド・バックロットで開催されます。一方、ディズニーランド・パークでは、人気のナイトショー「トゥギャザー・フォーエバー:ア・ピクサー・ナイトタイム・スペクタキュラー」が新シーンを追加して復活。またファンタジーランド・シアターを使った公演「ピクサー・プレイタイム・パーティー」も開催。実際、私たちもこちらの公演を見に行きましたが、ダンスショーや短編映画鑑賞など、家族全員が楽しめる内容でした!
▲ピクサー・アニメーション・スタジオの作品をテーマにした世界初のホテル!屋外にはニモと仲間たちの世界を再現したプールも備わっています。©2024 Disney/Pixar
ディズニーランドのチケットを割引価格で購入するなら?ユニバは嬉しい2日目無料!
▲Klookのサイトからディズニーランド・リゾートのチケットを8%オフで購入。円安ドル高のこのご時世、ぜひともおすすめな裏技です。
ここでもディズニーランドのチケットをお得に買えるテクニックを紹介しましょう。アクティビティやツアーのオンライン予約サイト「Klook」では、なんと公式サイトよりも5〜10%も安い金額でチケットを購入することができます。買い方は簡単、「プロモーション」と書かれたタブをクリックすると「5%OFF」「8%OFF」「10%OFF」のクーポンコードが表示されるので、「発行」をクリックしておくと自動的に購入確認画面で金額が値引きされます。
実際の金額ですが、例えば7月1、2日の「2日間のパークホッパーチケット」を選び、アプリから優先レーン予約や写真ダウンロードサービスが利用できる「ジーニープラス」を付けると、公式サイトでは大人1名$435ですが、Klookではクーポン利用で$394.58。現在のレートで換算すると5,000円以上の割引となります。
シンプルだけど何より嬉しい裏技!もちろん、チケットの内容は公式サイトとまったく一緒、予約もすべて日本語で進められ、PayPayや日本のクレジットカードも使用可能なので一切デメリットはありません。
▲2023年2月、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドにもオープンした「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。現在、現地でも人気No.1で賑わっていました。
ちなみにKlookでは、同じくカリフォルニアで人気のテーマパーク、「ユニバーサルスタジオ・ハリウッド」の1日券を買うと、なんと2日目が無料になるお得なチケットも発売!これは公式サイトで販売していないので、2日続けて遊びに行く方でしたら絶対にお得なテクニックです。
円安ドル高の影響もあり、今回は裏技紹介が多めになってしまいましたが、アメリカでの旅行は何かとお金がかかるので、みなさんの家族旅行の際に参考になるものがあれば嬉しく思います!以前、ハワイの記事でも書きましたが、今の時代、海外旅行で必要なのは「メリハリ」。節約するところは賢く節約し、その分子供たちのおみやげを買ったり、現地でおいしいものを食べられたりしたらいいですね!
取材協力:カリフォルニア観光局
トラベルエディター
伊澤慶一
旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部にて国内外のガイドブックを多数手がけ、2017年に独立。現在は、雑誌のホテル特集ページ制作を手がけたり、「ワーケーション」や「ステイケーション」をテーマに連載記事の執筆、また自らのInstagramアカウントで日々おすすめホテル情報を発信している。
アカウント:@izawakeiichi
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