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LIFESTYLE インタビュー

2019.03.01

ミュージカル『エリザベート』への意気込みは…!? 元宝塚歌劇団 月組トップ娘役・愛希れいかさんスペシャルインタビュー vol.2

宝塚歌劇団月組のトップ娘役として、完成度の高い舞台を披露されてきた愛希れいかさん。退団後の初舞台はくしくも宝塚歌劇団の退団作と同じ『エリザベート』。本作の話題になるとより一層衿を正し、やや緊張された面持ちになった愛希さんにミュージカル出演への意気込みをうかがいます。

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「固定のファンの方もいらっしゃる『エリザベート』。大きな責任を感じています」

ミュージカル『エリザベート』は、19世紀末のオーストリアを舞台に、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后であるエリーザベトの生涯を描いた、オーストリア発の作品。宝塚歌劇団では1996年の初演以来、大人気の作品として10回の再演を重ねています。対して、”東宝版”と呼ばれる東宝主催の作品は2000年より10回再演され、2019年6月から11回目の再演が決定。愛希さんはエリザベート役のひとり(花總まりさんとのWキャスト)として主演を務めます。


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ミュージカル『エリザベート』出演への意気込みを教えてください。

愛希:タカラヅカでも東宝でも名だたる方がエリザベート役を演じられていて、改めて、とっても気が引き締まる思いです。演じられている方のファンはもちろん、『エリザベート』の作品のファン、エリザベートという人物のファン、とにかくファンの方の裾野が広く人気のあるミュージカルです。

私は今回初めて出演するのですが、新しいキャストとして新しい風を吹かせたいなと思いますし、でもたくさんいらっしゃるファンの方が思うエリザベートの軸はぶれないようにとも思っています。そのさじ加減に難しさは感じますが、タカラヅカで演じてみてとてもやりがいのある役だったので、もう一度挑戦させていただけるということに感謝していますし、楽しみにしています。

同じ『エリザベート』でも”宝塚版”と”東宝版”があるとのことで、どんなところが違うのでしょうか?

愛希:タカラヅカの場合は、男役の方が演じられるトートが中心になる物語です。トートという存在があってのエリザベートで、『―愛と死の輪舞―』というサブタイトルからわかるようにトートとエリザベートの愛がテーマになっていると演じているとき思いましたし、観ていたファン時代もそう感じていました。

東宝版は、ウィーンで上演されている原作と同じように、”エリザベート”というひとりの女性の物語という印象を強く受けます。エリザベートという人物を、さらに深く掘り下げて追求していかなければ…と思っています。改めて、演じさせていただく責任を感じますし、主役として自分がストーリーを動かしていかなければならないところも緊張しています。


愛希さんを取材させていただいたのは、1月31日。お稽古はまだ始まっておらず台本も確定していないとのことでしたが、『エリザベート』について真摯に語る姿が印象的でした。3か月のロングラン公演で、すでに前売りが開始されている人気の作品。チケット難と言われる公演なので、気になる方は早めの手配をおすすめします!

次回は愛希さんのバッグの中身を大公開! お楽しみに。

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愛希さん退団後初となる主演作『エリザベート』が3か月連続上演決定!

【STORY】
19世紀、ハプスブルク帝国の若き皇帝フランツ・ヨーゼフが妻に選んだのは、自由奔放な心と魂をもつシシィ(エリザベート)だった。旧いしきたりと姑の皇太后ゾフィーに支配された宮廷はエリザベートにとって苦痛以外のなにものでもなかったが、自分の美貌が皇后として武器になることに気づいたエリザベートは国政をも動かす存在となる。そんな栄華もつかの間、不幸とともに彼女の前に現れるのが黄泉の帝王”トート=死”。トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、彼女もいつしかその愛を意識するようになっていたが、それを受け入れることは自らの死を意味すること…。滅亡の帳がおりる帝国とともに、皇后エリザベートの”運命の日”が訪れる…。

ミュージカル『エリザベート』
日程:2019年6月7日~8月26日
場所:帝国劇場   
脚本/作詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出/訳詞:小池修一郎
出演:
エリザベート役:花總まり/愛希れいか(Wキャスト)
トート役:井上芳雄/古川雄大(Wキャスト)
ルイジ・ルキーニ役:山崎育三郎/成河(Wキャスト)
フランツ・ヨーゼフ役:田代万里生/平方元基(Wキャスト)
ルドルフ役:京本大我(SixTONES)/三浦涼介/木村達成(トリプルキャスト)
ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ役:未来優希
ゾフィー役:剣 幸/涼風真世/香寿たつき(トリプルキャスト)
エルマー(ハンガリー貴族)役:植原卓也
マックス(エリザベートの父)役:原 慎一郎
ツェップス(新聞の発行人)役:松井 工
リヒテンシュタイン(女官長):秋岡美緒
ヴィンデッシュ(精神病患者):真瀬はるか
オリジナル・プロダクション:ウィーン劇場協会
製作:東宝株式会社
制作協力:宝塚歌劇団
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
問い合わせ:03-3213-7221
公式サイト

【SHOP LIST】
FENDI JAPAN 03-3514-6187

撮影/大靏 円(昭和基地) スタイリスト/Die-co★ ヘア&メーク/栗原里美   文/淡路裕子

女優

愛希れいか

まなきれいか・8月21日生まれ、福井県出身。愛称は「ちゃぴ」。2009年に95期として宝塚歌劇団に入団、月組に配属され男役として初舞台を踏む。2011年、娘役に転向。2012年、大劇場公演『ロミオ&ジュリエット』よりトップ娘役を務める。2018年、大劇場公演『エリザベート―愛と死の輪舞―』にて宝塚歌劇団を退団。愛らしい容姿ながら、そのスケールの大きさと存在感で支持を集めた。2019年、東宝ミュージカル『エリザベート』の主役・エリザベートとして退団後の初舞台が決定している。

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