「ひとり」の時間や世界を見つめて。Shun Sudoの個展「SOLITUDE」
鮮やかな色彩で描かれた山とそれを見つめている一羽の鳥。この絵画の作者はShun Sudoさんというアーティスト。「個」であること、「弧」であることは、美しく、気高く、強い。そんな思いを込めたという個展「SOLITUDE」が3月21日より渋谷西武で開催されます。
▲ポップで華やかで、孤高、そして自然への礼賛という、Shun Sudo氏の作風を代表する作品。【「URBAN CANYON」アクリル、キャンバス、61cm×61cm】
幼い頃は歌舞伎役者として舞台に立ち、その後海外へ渡ってアートの世界へ。大人たちに囲まれる伝統芸能の世界、日本人としての自分を意識せざるを得なかったであろう海外生活。「個」であり「弧」であるということは、常にShun Sudoさんの意識にあったのではないでしょうか。
水墨画の繊細でありながら大胆なタッチは、華やかな色使いにのって、どこかポップでストリートな世界観が。この唯一無二の作風が、「SOLITUDE」の中に明るいエネルギーや希望、喜びといったものをよりいっそう強く感じさせます。
子育てと仕事の両立で、忙しい毎日に飲まれて「自分」を忘れそうになる、子育てと仕事の両立時代。今回の個展は百貨店での開催で、ひとりでのお出かけ(本当はそうしたくても)が厳しくても、家族で行きやすいのも魅力です。旬のアートに触れて、気持ちで「個」を取り戻してみませんか?
「SOLITUDE Shun Sudo solo exhibition」
開催期間:3月21日(木・祝)~4月1日(月)
※3月21日(木・祝)17時~20時 オープニングレセプション開催
場所:西武渋谷店 B館8階 美術画廊・オルタナティブスペース(※最終日は午後4時閉場)
アーティスト
Shun Sudo
幼少期に子役として歌舞伎の舞台に立ち伝統芸能に触れ、その後、青年期には海外生活を送りながらアートへの興味を高めた。 水墨画的な繊細なタッチ、ストリートのPOPなテイスト、ジャパニメーションからのインスピレーションなど、 その作品には、アンビバレントな経歴が強く影響を与えている。2015年9月、ニューヨークにて初の個展「PAINT OVER」を開催。 まったく異なるふたつの画風を組み合わせた作品が現地ギャラリー関係者、コレクターから高く評価され北米での活動をスタート。 2016年には、iPhoneから飛び出すアプリケーションをユニークに描いた作品「JAM THE WORLD 2」がギャラリーガイドブック 「BLOUIN GALLERY GUIDE」6・7・8月号のCOVERに起用される。2017年12月「NIKE AIR FORCE 1 誕生35周年」を記念して、 過去と現在のTOKYOを描いた世界で1足だけのアートピース「Jump Around!」を「ナイキ キックス ラウンジ 表参道」にて発表。 2018年9月、ニューヨークにて4度目の個展「INNOCENT FOREST」を開催。 12月には米国最大のアートフェア「Art Miami」に出品し、パブリックアートが点在するマイアミ・デザイン・ディストリクトの壁に 代表作「INNOCENT FOREST」を描き、大きな話題をよんだ。 現在、東京とニューヨークを拠点にさまざまな創作活動を行っている。HP