Q:時短の私になかなか仕事を任せてくれない上司、対策は?
答える人/白鳥 舞(キャリアマーケッター)
A:具体的な要望を直談判!
直接上司に対して、「もっと仕事を任せてください!」という交渉をしましょう。
というのも、「時短の女性部下にどこまで仕事を任せるか」は、男性上司には非常に判断しにくいことが多く、難しい問題。フルタイムの男性と同じように任せると「配慮がない」となるのでは…という懸念もありますし、「家庭を重視できるよう負荷をかけないように」という善意や、「女性はキャリアアップ志向がない」という上司の思い込みなど、さまざまな背景があります。上司はハラスメントをしているのではなく、単に働く女性の前例が少なければ想像がつきにくく、中途半端に前例があるとその経験に引きずられてしまいがちです。
だからこそ、具体的に任せてほしい仕事内容、それができる体制が自分側にあることを、上司にはっきりと伝えましょう。子育て中であれば突発休などのリスクは伴いますが、まずは挑戦したい想いを伝えることで検討フェーズにのります。
社内の体制や仕事内容で懸念点があれば、あらかじめ自分なりの対策やフォローしてほしいことをまとめて相談すると、話が進みやすいでしょう。
ぜひ道を切り拓いてください。やりがいをもって楽しく仕事ができるよう、応援しています。
キャリアマーケッター
白鳥 舞(しらとり まい)
パラレルキャリア・ワーママとして、会社員・個人の双方でキャリア支援を行う。
新卒で入社したメーカーにてブランディングに携わる中、女性の働き方に関心を持ち、「ヒト」のブランディングをすべく人材業界に転身。ひとりひとりの資質を活かしたライフキャリアの構築をサポートする。慶應義塾大学卒。
○キャリアブランディング講座『”i”クリエイト』
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働くアラフォー質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。