【目次】
・そもそも無線LANとは?
・無線LANを選ぶときの基準
・2019年おすすめ無線LANルーター
そもそも無線LANとは?
いつも何気なく耳にしている「無線LAN」ですが、具体的な仕組みや特徴がよく分からないという方も多いのではないでしょうか?はじめに無線LANの基礎知識を解説します。
ケーブルなしでネットに接続できるシステム
無線LANとは、ケーブルを使わずにインターネットに接続できるシステムのことです。自宅のインターネット回線に「無線LANルーター」を繋ぎ、そこから電波を飛ばしてパソコンやスマホ、タブレットなどの機器をインターネットに接続します。ルーターのスペックにもよりますが、現在販売されている無線LANルーターであれば、1台のルーターに複数台の機器を繋ぐことが可能です。
古いタイプのパソコンには子機が必要なことも
最近のスマホやパソコンは、ほとんどが無線LANに対応しており、簡単な接続設定をするだけで、すぐにインターネットを使えるようになります。しかし古いパソコンの中には、無線LANに未対応のものもあります。
その場合、外付けの「無線LAN子機」を使用することで、機種によっては接続が可能です。無線LAN子機自体は、パソコンのUSBポートに挿し込むだけで簡単に使用できるので、無線LAN未対応パソコンを使っている方は、使用できるか確認するとよいでしょう。
無線LANを選ぶときの基準
無線LANルーターには、通信速度や機能によってさまざまタイプがあります。ルーターのスペックと利用環境が合っていないと、通信速度が遅くなったり、離れた部屋で繋がらなくなったりするので注意が必要です。ルーター選びの基本ポイントを見ていきましょう。
間取りや接続する台数で選ぶ
無線LANでは、ルーターから出る電波が届く範囲に限り、インターネットを利用できます。このためルーターを選ぶときは、まず「電波の届く距離」をチェックするのが基本です。
次に、一度に接続できる子機の台数を調べます。家族のスマホはもちろん、パソコンやテレビ、ゲーム機などもすべてカウントして、不足のないようにしておきましょう。
電波の届く距離や、接続できる台数の目安は、ルーターの「使用推奨環境」を見ると分かります。「4LDK・3階建て」や「6人・18台」のように記載されているので、自宅の環境と同程度か、ワンランク上のタイプを選びましょう。
転送速度や周波数帯域に注目
大容量のデータを扱う動画やゲームを楽しみたい方は、「転送速度」や「周波数帯域」も一通りチェックしておきましょう。転送速度は無線LANの規格によって異なり、現在の最新規格である「11ac」が、もっとも高速です。
また、周波数帯域には2.4GHz(ギガヘルツ)帯と、5GHz帯の2種類があります。2.4GHz帯は電波が遠くまで届きやすい反面混雑しやすく、電子レンジやBluetooth機器を同時に使っていると電波干渉を起こすことがあります。多くの電子機器を一度に使う場合は、5GHz帯を使えるタイプがおすすめです。
付属の機能もチェック
他にもルーターには、転送速度を上げたり電波を届きやすくしたりするための、色々な機能が付属しています。たとえば、複数の機器を同時に接続しても速度が低下しにくい「MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)」機能があれば、家族それぞれが快適に動画やゲームを楽しめます。
また、スマホの位置や動きを察知し、電波を集中的に届ける「ビームフォーミング」は、キッチンやトイレ、子ども部屋など家の中を忙しく動き回るママにもぴったりの機能です。子どものインターネット使用時間を制限するタイマーやフィルタリングなど、親にとって嬉しい機能を備えたモデルもあります。
2019年おすすめ無線LANルーター
最後に、2019年現在の最新モデルの中から、おすすめの無線LANルーターを紹介します。価格と性能に着目して、ルーター選びの参考にしてみましょう。
機能充実の最新型 エレコム「WRC-2533GST2SP」
エレコムの「WRC-2533GST2SP」は、セキュリティソフトで有名な、トレンドマイクロ社の「スマートホームネットワークTM」を搭載しているのが大きな特徴です。セキュリティソフトを使えない家電やゲーム機などを外部の脅威から守ってくれる他、すでにセキュリティソフトが入っているパソコンやスマホも、二重でガードしてくれます。
6人・最大24台の同時接続を想定したゆとりのあるスペックと、ビームフォーミング、MU-MIMO、こどもネットタイマーなど、充実した機能も魅力です。
商品名:エレコム WRC-2533GST2SP
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IPv6対応でゲームに最適 バッファロー「WSR-A2533DHP2」
「IPv6」は、「IP(インターネットプロトコル)」の「バージョン6」という意味です。インターネットに接続するためには標準的なプロトコル(通信規約)を経由する必要があり、現在は「IPv4」がもっとも広く使われています。しかし「IPv4」では回線の混雑が激しくなってきたため、次世代規格として登場したのが「IPv6」です。
バッファローの「WSR-A2533DHP2」は、この「IPv6」に対応しているので回線の混雑に悩まされることなく、大容量の動画やゲームも快適に楽しめます。推奨環境は6人・18台と、ファミリーユースにちょうど良いスペックです。
商品名:バッファロー WSR-A2533DHP2
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安いのに十分な性能 I-O DATA「WN-SX300FR/E」
子どもが小さくて、同時に接続する機器も少ない家庭には、I-O DATA(アイオーデータ)の「WN-SX300FR/E」がおすすめです。3000円を下回る低価格ながら、360℃上下左右にムラなく電波を飛ばす「360コネクト」技術を搭載しているため、ストレスなくインターネットを楽しめます。
商品名:I-O DATA WN-SX300FR/E
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