Q:転職を打ち明けたら、後輩から引き止められました
答える人/大原しおり(エン・ジャパン株式会社)
A:決断は自分にしかできないこと。先をみすえた決断を
転職は人生の中でも大きな決断です。自分の意思をもって決めたとしても、慕ってくれている後輩からの引き止めに心が揺らぐのも、とてもわかります。
私の以前の上司も転職しまったことがあり、引き止めまではしなかったものの「さみしいです、明日から仕事頑張れるか不安です」なんてことを伝えたことが…。とはいえ、上司が退職後も自分はその会社で業務を遂行するしかありません。いなくなってすぐはさびしさや困りごともありましたが、時間がたてばなんとかなるものです。そして今は、上司の決断に応援する気持ちも生まれました。
転職する側にしてみると、「転職する」「今の会社に残る」のどちらを選択しても、「あの時ああしていれば…」と思うこともあるでしょうし、「あの時、こっちを選択してよかった!」と思うこともあるはず。誰にでもいえることで、正解はありませんし、誰にもわかりません。ただひとつ間違いないのは、「正しい選択だったと思えるように、選んだ場所で頑張る」ことでしかありません。
そして1点注意してほしいのは、転職するか今の会社に残るかは、どんなに引き止めにあっても、自分の意思で決めるということ。引き止めてくれた後輩も、ずっとその会社にいるとは限りませんし、関係性が悪くなる可能性も。自分で自分の人生のためにどうすべきか、自ら決断を。
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エン・ジャパン株式会社
大原しおり(おおはら しおり)
2006年にエン・ジャパンに新卒入社。「エン転職」のセールスからキャリアをスタート。2012年に広報に異動。2014年と2017年に育休を取得し、現在は5歳と2歳の子供を育てながら広報として時短勤務をしている。現在は広報業務に加えエン・ジャパンの社外報「en soku!」の執筆や、女性活躍推進プロジェクト「WOMen Labo」の運営にも携わっており、ママ社員向けイベントの企画や情報発信なども積極的に行なっている。
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