ワーキングマザーたちの偏愛映画
境野香菜さんのおすすめは「スター・ウォーズシリーズ」
「スター・ウォーズ愛を語り出したら止まりません!先月、待ちに待った新シリーズの公開で夜も眠れない日々を過ごしました。個人的にはぜひ、エピソード4〜6、エピソード1〜3、エピソード7、8の順に見て頂きたいです。エピソード6は親子愛に本当に涙します。スターウォーズは、私にとってはヒューマンドラマ。哲学です。人間がどのようにダークサイドに落ちるのか。フォースに近い感覚など、なにかを忘れそうになったときスター・ウォーズを観ます。元々は主人が大ファンでしたが、今では家族で大ファンです。
杉山迪子さんのおすすめは「サーチ」
「映画好きな後輩が絶賛していて、私に「ぜひ、見てほしい!」とDVDをプレゼントしてくれた作品です。ある日突然、姿を消し行方不明になった16歳の女子高生。警察に通報し捜査が始まるが、女子高生の父も手がかりを探そうと彼女のSNSにアクセスするとそこにはいつも明るい彼女と違う姿が。果たして彼女はどこにいったのか?というストーリー。最初はミステリー、サスペンス的な要素だけかと思いきや、それだけではなく家族の絆、愛だったり、いろいろなことが描かれています。結末はもちろん言えないのですがいろいろな意味ですごい、エンターテイメントとして完成度がかなり高い映画です。後味がとても良く、後輩がDVDをプレゼントしてくれた理由がわかる何回も見たくなる作品です。また、ストーリーがすべてPCの画面の奥から私たちがみているような演出も面白い!」
サペタ肖依さんのおすすめは「クィア・アイ」Netflix
「『Netflix』で配信されている「クィア・アイ」がとてもおすすめ!家族と楽しめる、愛と涙溢れるリアリティー・ショー。Fab5と呼ばれる、ファッションやインテリアなど、その道のプロフェッショナルのゲイ5人組が、人をポジティブに変えていくのですが見た目だけではなく、心をも変えるのこ5人組にすごく勇気付けられます。11月から日本編もオンエアされています。周りに思わず心からおすすめしたい番組です」
杉本緑さんのおすすめは「ファッションが教えてくれること」「プラダを着た悪魔」
「もう何度見たか分からないほど繰り返し見ている、大好きな映画たち。アパレル業界で働こうと決めてから早10年が経ちましたが、洋服の持つパワーを観るたびに実感させられる、私的パワースポットのような存在です。主人公アンディがオシャレに目覚めて次々と素敵なコーディネートを披露していくシーンは何度見てもため息モノですし、ヴォーグの鬼(!?)編集長のアナ・ウィンターの仕事に対する妥協なき姿勢はいつ見ても背筋が伸びます。今年も、ファッションの力を信じてがむしゃらに働いていこうと思いをあらたに出来る私のお守りムービーです」
ワーキングマザーたちのおすすめ本は
杉本緑さんのおすすめは「孤独のグルメ」&「キングダム」
「ちょうど10年ほど前でしょうか、夫(当時はまだ付き合っている状態でした)が「面白いマンガがある」とおすすめされて以来夫婦でハマり続けているマンガです。数年前から松重豊さん主演でドラマ化もされだして、ますます我が家のゴロー熱は高まるばかり!とてもバックリと簡単に内容をまとめると、”中年のおじさんが一人でぶつぶつ言いながら全国各地でご飯を食べる”というだけの話なのですが笑、読み進めていくと、ただ一人純粋に食事と向き合って味わうことの豊かさに気づかされたりとなかなかに実は深いんです…!マンガもドラマも、登場する飲食店は実は実在するところなので、もう少し娘が大きくなったら孤独のグルメ巡礼ツアーを家族でやりたいね、なんて夫と話しています。
「私的大好きマンガ堂々のNO.1!映画化もされたので、原作も読んでみようかな?なんて方も多いのではないでしょうか?コミックスを集めているのですが、3ヶ月ごとに発売されるのを毎回心待ちにし、発売月になるともう月初から指折り数えてワクワク待つほどの熱の入れっぷりです…。ストーリーは、秦の始皇帝嬴政が中華統一を成し遂げるまでの道のりについて描いたヒューマンドラマ。最大の魅力は、主人公信と若き皇帝嬴政の身分の差を超えた男の友情!特に31〜33巻の”蕞救出編”は、何度読んでも飽き足りないほどただただ感動です」
石井ゆかさんのおすすめは「路」「横道世之介」
「すべて読破している吉田修一さんの著作の中で、私のバイブルのような2冊です。『路』は台湾に日本の新幹線を走らせるため奮闘する女性が主人公。台湾の街並みや暮らしが活き活きと描かれています。仕事とプライベートの両立や、やりがいについて悩んでいる方はぜひ読んでみてください。読了後、台湾料理を食べに行きたくなること間違いなしなので先にお店を探しておくことをおすすめします。2020年5月に波瑠さん主演でドラマ化予定。『横道世之介』は、ちょっと変わった主人公の名前。上京し、大学に通い、徐々に東京に馴染んでいく1人の大学生の生活が淡々と描かれているようで、実は…。普段えらそうに仕事をしている上司や、しっかり者でやさしいお母さんにも、こんなかけがえのない青春時代があったのかと思うと、ちょっとゆっくり話を聞いてみたくなる、そんな小説です。こちらは高良健吾さん主演で映画化、DVDも発売されています」
杉山迪子さんのおすすめは「ぼぎわんが来る」
「思いっきり別世界にひたれるので、ホラー小説もよく読みます。幼少期に謎の怪物「ぼぎわん」に遭遇した主人公。社会人となり家庭をもった彼のもとに謎の訪問者が現れて以来、彼の周りで不可解な怪奇現象が起き始めるというお話。単なる怖い話ではなく、人間関係や民俗学など背景がしっかり描かれていて、リアル。おもしろくて、早く先が読みたくなります。第22回日本ホラー小説大賞受賞作なのですが、全選考委員が賞賛したというのもわかります。「来る」というタイトルで映画化もされました。普段手に取らないジャンルの本を読むのはとても刺激になるし、この作品は幅広い人が楽しめるので、普段ホラーを読まない方にこそぜひおすすめしたい作品です!」
いかがでしたか。リフレッシュタイムにおすすめの作品たち。なかなかゆっくり過ごす時間は少ないかもしれませんが、ぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめしてくれたのは…
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杉本 緑
アパレル勤務・1児(女児)の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
IG:https://www.instagram.com/green_sgmt/
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杉山迪子
1児(女児)の母。病理医、乳腺外科医として働く女医。仕事と育児はもちろん、ファッション、人柄もバランス感覚を大切にしている。趣味は娘と旅行に行くこと。おいしい肉と日本酒が大好き。
IG:https://www.instagram.com/michiko_612/
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サペタ肖依
中国生まれ、北海道育ちで夫はポーランド人。国内ブランドの中国進出、PRをする会社を起業し、日本のファッションとライフスタイルを海外に発信している。3か国語を話す国際派ママ。
IG:https://www.instagram.com/shoisapeta/
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石井 ゆか
一児(男児)の母。建築士。双子の妹をもち、染めたことのない黒髪ロングヘアがトレードマーク。美大を卒業後、ハウスメーカーに就職、その後設計事務所に勤める。ママが少ない建設業界にワーママを増やすことが目標。
IG:https://www.instagram.com/yucca_0908/
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境野香菜
思春期の子どもふたりをもつ大阪在住のママ。昨年研修受託会社を設立し、代表を務める。自らも活動の幅を広げるべく、趣味だったヨガのインストラクターを目ざし、養成スクールに在学中。
IG:https://www.instagram.com/kanasstyle/
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