爪が割れたらどうすればよい?
爪が割れると見た目が悪いだけでなく、爪が洋服に引っかかったり、パソコンがうまく打てず気になって仕事がはかどらなかったり、何かと不便。爪が割れてしまったときは、どのように対処すればよいのか解説します。
なるべく早めに対処を
爪は、髪の毛や皮膚と同じケラチンというタンパク質からできていますが、そのケラチンを構成するアミノ酸の組織が他とは異なり、3層構造になっていて硬くできています。このケラチンの間の水分と油分のバランスが崩れると乾燥し、爪が割れやすくなるのです。爪が割れたときは、そのままにしておくと、割れた部分が何かにひっかかったり、雑菌が入り込んだりして、症状をより悪化させてしまう可能性もあります。
爪のダメージを最小限に留めるためにも、早急に適切な処置をしましょう。
そもそも爪が割れてしまう原因は?
爪が割れてしまう原因は、一つではありません。爪が割れやすい人は、まずは原因を突き止めて対策することで、爪が割れるのを予防しましょう。どんな原因があるのか詳しく紹介します。
負荷がかかりやすいストレスポイント
爪先だけでなく、皮膚と爪の境目付近が割れてしまうことも珍しくありません。実は、皮膚と爪の境目付近は「ストレスポイント」と呼ばれており、外部の衝撃を受けやすくて割れやすい場所なのです。ストレスポイントに負荷をかけないことが大切です。
爪のはサイドが残るカットスタイルに整えるのがおすすめです。ラウンドやスクエア、スクエアオフなどが良いでしょう。また長すぎると割れやすくなるため、適切な長さにしておくことをすすめします。
爪の水分と油分不足
「特に爪のケアはしていない」という人もいるのではないでしょうか?しかし、爪も皮膚の一部ですから、何のケアもしないでいると、どんどん水分や油分が不足しやすくなります。毎日の家事は、爪が水に触れる水仕事が多いものです。そのままケアをしないと、水分と油分のバランスが崩れてて乾燥し、爪が割れやすくなります。また、除光液を頻繁に使用することによっても、爪が乾燥するので気を付けましょう。
栄養バランスの偏り
栄養不足など栄養のバランスが偏ると肌荒れが起こるのと同様に、爪にもトラブルが起こります。大切なのはタンパク質、ビタミンA、そして鉄分です。ケラチンは「タンパク質」からできているため、タンパク質不足も爪が割れる原因です。タンパク質は、肉や魚、豆類など多くの食材に含まれています。「ビタミンA」が不足すると、爪が乾燥しやすくなり、爪割れにつながります。ビタミンAは、爪を作るケラチンの形成にも欠かせない栄養素です。ほうれん草や人参などの緑黄色野菜に多く含まれているので、積極的に食べるようにしましょう。また、鉄分が減少すると爪が反り返ることがあります。レバーや海藻、赤身のお肉なども積極的に摂りたい食品です。