すみずみまでピカピカにしなきゃ…なんて思わないで!
仕事に家事に育児にと、忙しい日々を送るワーママたち。「共働きなのに家事の負担が大きい」「働いているからといって家事をおろそかにできない」というように、家事をすることが重荷になってしまっている人も多いのではないでしょうか。そんなワーママの毎日を楽にしてくれると話題の、総合情報サイトAll Aboutが手掛けた書籍『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』。本書より、家事をずっと楽にしてくれる「やめ方」のコツをご紹介します!
そもそも私たちは「すべて掃除するのは無理」な家に住んでいる!?
「疲れてるけど、掃除しなきゃ…」「すみずみまできれいにしないと…」そんなふうに、日々の掃除が負担になっている人は多いのでは。でも、そもそも私たちが住んでいる家は自力で全部掃除するのは無理らしい…って一体どういうこと?
ところが、現代の住宅の多くは、多様かつ素人にはよくわからない素材で出来ていて、部屋によって素材や作りが違いすぎ、単純な掃除法では対応できなくなってきました。
コンロ・お風呂・換気扇、エアコンに取り外せない部分があるなど「そもそも自分ですべては掃除できない」構造であることが多いのです。(『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』より)
なるほど確かに、そもそも何を使って掃除すれば汚れが落ちるんだ?という場所が家の中には多すぎる気がします。
前提として「全部自力では掃除できない家」に住んでいるわけですから、「どこもかしこもやらなきゃいけない」という考えを、まずは捨ててしまいましょう。
これは目からウロコ。そもそもできないものなのだから、すみずみまで全部掃除しなきゃなんて思わなくていいということ。「もう何年も掃除してないな…」という場所があっても、仕方ない!だってそもそもそこは自力ではできない場所なのかもしれないのだから。
ということは、面倒な場所の掃除はプロに頼むというのは実はとても合理的な選択ということです。なんとなく抵抗があって掃除のサービスを使ったことがない人もいるかもしれませんが、思い切って外注するのも手だと本書は言います。
掃除の優先順位をつける
とはいえまったく掃除をしないというわけにはなかなかいきません。それでは、家の中で特に掃除した方がいい場所とはどこなのでしょうか。
じゃあ、どこから掃除すればいいの!? その答えは「健康に直結するところから!」。
掃除の本質は、カビ、ダニ、ホコリ、食中毒、そうしたものから家族の命を守ること。
なので掃除場所の優先順位は、命のケアという視点で決めていけばいいのです。
そもそも掃除の目的とは、健康的であるために清潔に保つこと。これは意外と忘れがちなポイントではないでしょうか。この視点で掃除をする場所の優先順位を決めていけば、後回しでいい場所も自然とわかってくるはず。本書ではさらに、優先的に掃除すべき場所として次の2点を挙げています。
1:長い時間を過ごす場所
2:清潔にしないと健康に害が及ぶ場所
1、2に当てはまる場所としてそれぞれ挙げられているのが「寝室」と「キッチン」。人生のうち1/3を睡眠に費やすことを考えれば、寝室は清潔に保っておきたいところ。キッチンは食事を作るところなので、やはり衛生面は大切ですよね。
いざ掃除というときは、一生懸命になりすぎず、さしあたって虫がわかないくらいにできればよいという低いレベルを設定しましょう。
それ以上を自分に課すと苦しくなってしまいます。
とはいえあまり重く考えすぎず、自分に負担にならない程度の「レベル」を設定して続けることが大切とのこと。「これくらいはやらないと」ではなく「これくらいでいいや」というような気持ちで、自分にあったペースでやればOK!
『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』には、家事だけでなく子育て、お金、介護、人間関係など、様々な「やめ方」のポイントが紹介されています。あれもこれも完璧にやろうとして疲れてしまった…そんなときには、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね。
All About モヤフォー研究所著 WAVE出版/本体1,500円+税
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