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2020.02.24

今だから言える!娘を育てるために決めていた「マイルール」【中林美和の“卒ママ”への道】

17歳でモデルデビュー、結婚、出産を経て、ママモデルの先駆者としても活躍してきた中林美和さん。16歳と15歳になった姉妹も、ママやパパがそうだったように、それぞれが自分の夢や目標をハッキリと持って、みずから選んだ道をのびのびと羽ばたこうとしています。今回は、子どもたちの個性をみがき、自立心が育つ子育てを実践してきた美和さんが大切にしてきた、マイルールを紹介していきたいと思います!

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中林美和の子育てマイルール1:「勉強しなさい!」「宿題しなさい!」は、あえて言わない

娘が小学生になったころ、家に帰ってきたふたりに宿題や勉強をさせるのが本当に大変だった。どうしたら、自分から「やろう!」と進んでしてくれるようになるんだろう……? 

勉強だけでなく、気がついたら、ご飯を食べなさい、歯を磨きなさい、靴を履きなさい、〇〇しなさい……とついつい言ってしまう。

これって本当にいいのかな? 

ふと、そんなふうに思うようになり、それからはできるだけ〇〇しなさい!と言わないでみようと心がけることにしたんです。

私も「やらされている勉強」が嫌いだったし、結局、嫌だなぁと思うものって身になりいくい。だから、「勉強はやらされるものじゃなくて、自分から進んでやるもの」なんだって考えるようになってほしくて、とりあえず、プレッシャーを与えないように意識していました。

娘が学校から帰ってきても、「早く宿題をやりなさい!」とか「勉強しなさい!」みたいな命令口調は使わずに、「今日の宿題なんだったー?」とか「宿題あるのー?」程度。

そして低学年のうちは、「これ、どうやってやるの?」とか、「答えはなんだと思う? ママは…」とか言いながら一緒にやるようにしていました。

あとは手作りのスタンプラリーもよく作りました。それで例えば、「スタンプがたまったらディズニーランドにいけまーす!」って発表するんです。そうすると娘たちの目が輝いて……笑。

「宿題終わらせたら1スタンプね!」、「テストの勉強をしたら1スタンプ」、「お手伝いをしたら1スタンプ」。「わぁー、あと5個で行けるねー!」なんて一緒に盛り上がったりして。

こんなふうにしているうちに、娘たちはストレスをあまり感じることなく、宿題や勉強に取り組むことができるようになっていった気がします。

中林美和の子育てマイルール2:テストの結果や成績が悪くてもさらりと流す

もし、テストの点数や成績が悪かったとしても、怒ったり、ガッカリした顔はしないようにしていました。

「やっちゃったねぇ笑」って。それから、「でも頑張ったんだよね?」って聞くんです。「頑張った」と答えれば、「頑張った結果がこれだったら仕方がないよ」って言うし、もし「頑張ってない」と答えたときには、「じゃあ次は頑張ならないとね!」の一言だけ。

ちなみに、今でも「宿題やりたくなーい」とか「試験勉強やりたくなーい」とか言うことがあるのですが、あえて、「今日はやめてもう寝たら? よく寝た方が頭も冴えるかもよ」って答えるんです。

そうすると一瞬考えてから勉強を始めたりする。笑

そして実際、宿題を忘れても、点数が悪くても、先生に怒られても、「それはママじゃなくてあなたの問題だから。ママは知らないよー」と言って見守ることにしています。

頑張った結果が自分で満足できるならそれでいい。もちろんいい評価を得られれば最高だけど、結果だけじゃなく、その過程にこそ意味があり、子どもたちの人生をより豊かなものにしてくれるんじゃないかなと信じているからです。

(こんなふうにあえて無関心さを装ってきましたが、その代わりに、一生懸命に頑張っているときは、めちゃくちゃ褒めてきました!)

中林美和

キーワードは「ママの人生じゃないからね」

娘がたまに、「学校にいくのやだなー。めんどくさいなー」なんて言う日もあるんです。そのときには、「じゃあ学校やめちゃえー」ってわざと言ったりもします。「ママの人生じゃないから好きにしていいよ。そのかわり、自分の人生なんだからしっかり考えて行動してね」って。

「ママの人生じゃないからね」。これは子どもが小さなうちからよく言ってきました。

子どもをひとりの人として尊重したいっていうのもあるし、自分の行動に責任を持たすと言う意味で。

究極に言えば、勉強ができなくたっていいと思っています。だけど、決して怠けては欲しくない。自分の人生を一生懸命に生きてほしいなと。

ひとこと何か言いたけれど飲み込む。愛を持って見守る。

これが私の育児法の、一番真ん中にあるルールです。

次回も、私が大切にしてきてよかったなと思えた子育てのルールについて書こうと思っていますが、少しでもみなさんの育児の参考になってくれればうれしいです!

構成/高田あさこ

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