Q:部下を叱るのが苦手です。「共感力」があるといいと聞いたのですが…
答える人/霜田里絵(銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士)
A:上司としての共感力を鍛えて部下と接して
部下にものごとを伝えるときには、まずは「あなたのために言っている」感が、恩着せがましくないように出せるといいですよね。そこで必要になるのが「共感力」です。
「わかる、わかる。○○ができなくてヘコむのは、すごく共感できる。だけど、こうしたらもっとよかったのでは」と、いったん共感してからアドバイスするのです。相手もすんなり聞きやすいし、自分自身もイヤな気持ちになりません。
上司の立場にいちばん大事なのは、この「共感力」だといっていいでしょう。上司としての経験が少ないと、自分も相手も傷つけた言い方をしてしまいます。部下や仲間と接しながら、職場は共感力を磨く場であると考えましょう。
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銀座内科・神経内科クリニック院長・医学博士
霜田里絵(しもだ さとえ)
医師・医学博士。銀座内科・神経内科クリニック院長。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。『絶対ボケない頭をつくる!:脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法』(学研パブリッシング刊)、『一流の画家はなぜ長寿なのか』(サンマーク出版)ほか著書多数。
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