髪の悩みが増える梅雨の時期…湿気に負けないヘアケアって?
1年で最も湿度の高くなる梅雨の季節。せっかく朝にヘアセットをしても、外に出て気づいたら広がっていたり、しっとりしてしまったり。そんな悩みの原因は、湿気により余分な水分が髪に吸収されてしまうことにあります。
今回は、湿度の高い梅雨でも、さわやかなヘアスタイルを保つヘアケア&スタイリングテクニックを資生堂トップヘアメイクアップアーティストの計良宏文さんが解説してくれました!
意外と知らない正しいシャンプーの仕方
シャンプー時のポイントは、地肌をマッサージするようにしっかりと洗うこと。髪だけをこするように洗うと傷みの原因となるので注意が必要です。髪が傷みキューティクルが乱れると、ツヤが失われてしまうほか、髪の内部もダメージを受けてハリやコシが低下し、まとまりにくさにもつながります。
シャンプーの泡を髪に優しくなじませることで、汚れはキレイに落ちます。また、コンディショナーやトリートメントは傷みやすい毛先からつけるようにするのがポイントです。
洗髪後はすぐに乾かす!
洗髪後は、タオルでしっかり水分を拭き取ることが大切。地肌はマッサージするように、毛先はゴシゴシこすらず、タオルで軽くたたくようにして下さい。また、洗髪後乾かさずに寝てしまうのは、傷みやニオイの原因にもなるのでNGです。
ブローにもポイントあり
髪の根元を中心に、全体の8割程度、クセが強い髪質の方は5割程度乾かします。髪の量が少なく、ボリュームが少ない髪質は、ドライヤーの風を下からあて、根元を立たせるように乾かします。髪の量が多く、広がりやすい場合は、ドライヤーの風を上からあて、根元のボリュームを抑えるように乾かします。
次に、襟足部分の内側からブラシで髪をすくい、軽く引っ張りながらドライヤーをあてます。ボリュームを出したい場合は毛束を持ち上げるように、ボリュームを抑えたい場合は下へ引きおろすようにブローしましょう。
毛先のスタイリングは根元次第なので、根元をしっかり乾かすことで毛先がまとまりやすくなります。また、ブローの最後に冷風をあてると、キューティクルを引き締め、ヘアスタイルのもちを良くすることができるので是非やってみてください!
梅雨の時季はスタイリング剤にもポイントが!
髪の量が少なく、ボリュームが少ない髪質の方は、ブロー前にハリ・コシの出るタイプのスタイリングローションを根元付近につけ、ブロー後の仕上げに軽いホールド力のあるスプレーを全体につけます。
髪の量が多く、広がる髪質の方は、ブロー後に髪をいくつかに分け、ミルクやワックスなど油分が含まれるスタイリング剤やヘアオイルをブロックごとに少量ずつ毛先部分からつけてなじませましょう。
髪の根本部分につけすぎると脂っぽくなってしまうので毛先から少しずつ付けるのがポイントです。最後にブラシでとかして全体になじませることも忘れずに。
リフレッシュ効果抜群!簡単3ステップ ヘッドマッサージ
天気がすぐれないことも多く、気分も沈んでしまいがちな梅雨の時季は、ヘッドマッサージでのリフレッシュがおすすめ。また、頭全体を両手でつかみ頭皮を動かす際、額の方まで皮膚が動かない場合は頭皮が凝っている証拠です。頭皮の凝りは顔のたるみやシワの原因にもなってしまうため、定期的にほぐすとよいでしょう。
STEP1:「もむ」
両手の指の腹で、頭皮全体を動かすように、生え際から頭頂部にかけてもみます。
STEP2:「押す」
両手の指の腹で、頭皮を軽くつまむようにして、はずみをつけて指を離します。この際、毛根を傷めないために、こすらないように軽く、リズミカルに行いましょう。また、ツボを押す場合は、3秒くらいかけ、ゆっくり押し、力を止めてゆっくり戻すように行うのがポイント。
STEP3:「叩く」
指先を使って、百会とその周辺を軽くリズミカルに叩きます。その後、両手を軽く握り、顔全体を軽く叩きましょう。
いかがでしたか?まだまだ続く梅雨の時季。計良さんが解説してくださった正しいヘアケア&スタイリング法を取り入れて、美髪を手に入れてくださいね。
▶︎資生堂
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