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BEAUTY ヘアケア

2024.11.14

髪がチリチリになる原因は?自宅やサロンでできるケア方法を紹介

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加齢やヘアダメージによって髪のチリチリが気になり始めたら、いつものヘアケアを見直してみましょう。今回は、髪のチリチリを抑えるセルフケア方法や美容院で受けられる対処法をご紹介します。ダメージヘアにおすすめのヘアケアアイテムもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

髪がチリチリになる原因は?

加齢による髪質の変化

大人になってからの髪のうねりは、先天的な「くせ毛」とは異なります。その原因は、髪の水分量が減ってしまったから。本来、髪の水分は髪内部にあるコルテックスに溜め込まれています。しかし、加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れなどによってコルテックスの細胞構造に偏りが生じると、均一に行き渡るべき水分にも偏りが発生。水分の少ない部分は収縮し、水分を吸った部分は膨らむため、髪がうねってしまうのです。

【毛幹の3層構造】

加齢による髪質の変化

髪の毛は3層構造になっており、その85〜90%を占めるのがコルテックス。コルテックスの主成分はタンパク質で、パーマやカラー、紫外線などでキューティクルが破損すると、コルテックスの水分やタンパク質が流出し内部がスカスカになってしまう。

紫外線によるダメージ

紫外線対策というと、顔や手足の日焼けを思い浮かべますが、髪にも対策が必要です。

「髪の強度低下や、キューティクルの乱れにより手触りが悪くなる可能性があります。紫外線を普段より多く浴びた日は、髪がゴワつくと感じる方も多いのではないでしょうか? また、頭皮が日焼けすることにより、新しい髪をつくる頭皮環境を悪化させてしまうこともあります」(アリミノ スプリナージュPR・梅田貴子さん)

髪の自然乾燥

髪の自然乾燥
自然乾燥は、髪や頭皮を長時間湿ったまま放置しているということ。これは、頭皮に雑菌が繁殖しやすい環境を自らつくっているのと同じです。また、髪のキューティクルは水分や熱によって開く性質があるため、半乾きの髪は摩擦の影響を受けやすい状態。そのまま放置していると、ちょっとした刺激でキューティクルが剥がれてしまいます。さらに悪いのは、髪を乾かすのがめんどうだからと、濡れたまま眠ってしまうこと。枕との摩擦で髪がよりダメージを受けてしまうので、シャンプー後は、ドライヤーを使ってできるだけ早く髪を乾かし、開いたキューティクルを閉じるようにしてください。

【自宅ケア】髪のチリチリを抑える方法

ヘアケアアイテムの種類を見直す

髪のうねりを改善するには、まずコルテックスの状態を整え、水分を均一に蓄えられる状態に戻してあげる必要があります。そこでぜひ取り入れていただきたいのが、水分とタンパク質をしっかり補えるダメージヘア用のインバストリートメント。キューティクルは根元から毛先に向かってウロコのように重なっています。まず、ダメージの進みやすい毛先から揉みこみ、その後は、髪を少しずつとって中間から毛先へ軽くすべらせます。こうすることで、キューティクルが閉じてトリートメント成分を髪内部にしっかり留めることができますよ。

週1度のスペシャルマスクでダメージヘアを補修

週1度のスペシャルマスクでダメージヘアを補修
ダメージの補修には、まず髪の内部にタンパク質を詰め込んで丈夫にすることが必要。髪の毛の主成分(タンパク質)がしっかり満たされていると、パサつきにくくなり、髪表面のダメージも補修できます。そのため、毎日のシャンプー、トリートメントに加え、週に1度スペシャルマスクを使用して集中ケアすることをおすすめしています。

髪を洗う方法を見直す

正しいシャンプー方法を身につけて頭皮や髪のトラブルを予防しましょう。

【モコモコ泡で洗う正しいシャンプー方法】

STEP1:8割の汚れを落とすイメージでしっかり予洗いする

髪を洗う方法を見直す
すぐにシャンプー剤をつけるのではなく、『少し長いかな?』と感じるくらい、しっかりと予洗いをする。髪全体をたっぷり水で濡らしておくことで、髪と頭皮に付着した皮脂や汚れが落ち、シャンプーが泡立ちやすくなる。

STEP2:シャンプーを適量手に取り、手の平でよく泡立てる

髪を洗う方法を見直す
シャンプー剤を直接頭につけるのではなく、手のひらで少しシャンプーを泡立ててから頭にのせるのがコツ。

STEP3:泡を髪の毛全体にのせ、予洗いの水分と空気をよく含ませてモコモコの泡をつくる

髪を洗う方法を見直す
上から下へ向かって泡立てていく。まずは頭頂部から泡立てて、十分に泡立ったら毛先も一緒に泡立てる。

STEP4:髪の毛の上で泡がモコモコになったら地肌(頭皮)を意識してしっかりこする
空気を含ませながら指の腹で頭皮を揉むように泡立てる。頭を全体的にマッサージするイメージで!

STEP5:きめ細かい泡で1〜2分泡パック

髪を洗う方法を見直す
泡が汚れを吸着してくれるため、1~2分ほど時間を置いて泡パック。その間に頭皮のツボをグーッと押してマッサージをすれば、効率よくケアできる。頭皮ブラシを使ってマッサージするのもおすすめ。

STEP6:ぬめり感がなくなるまですすぐ
地肌と髪の毛のぬめり感がなくなるまでしっかりと洗い流す。

【髪に有効成分がじっくり浸透するトリートメント方法】

STEP1:すすぎの水分をしっかり絞っておく
髪がびしゃびしゃに濡れた状態ではトリートメント成分が薄まってしまうため、水分をしっかり切ってから塗布する。

STEP2:トリートメントを適量手に取り、毛先に揉み込む
ダメージは毛先から受けやすいので、まずは毛先を重点的に。

STEP3:手に残ったトリートメントを中間から毛先に向かってなじませる
キューティクルを整えるイメージで、少し引っ張りながらなじませる。

STEP4:更に手に残ったトリートメントを髪の表面になでつける
春は紫外線がどんどん増えてくる時期。紫外線ダメージから髪を保護するために、髪表面にも少量なじませる。

STEP5:髪をまとめて、ホットタオルまたはシャワーキャップをかぶり蒸す
蒸して時間を置くことにより、更にトリートメント成分が髪に浸透する。

STEP6:しっかりすすぐ
シャンプー同様、ぬめりがなくなるまでしっかりすすぐ。

髪がうねりにくいスタイリングをする

せっかくストレートヘアにしても、雨の日は湿気で髪がうねったり広がったりするのに困っている人。ただブローするだけでは、日本の梅雨には勝てません。ストレートアイロンで朝に髪をまっすぐにしているのにその状態がキープできない場合は、もしかしたらアイテム(ベース剤やスタイリング剤)がうまく使えていないのかも? そこで、1日中湿気に負けないストレートスタイリングの基本を紹介します。

髪がうねりにくいスタイリングをする

【1】髪の毛流れを整えてスタイルキープ力を上げるベースアイテムをなじませる

髪がうねりにくいスタイリングをする

髪がうねりにくいスタイリングをする
髪が乾いている状態で、ストレートスタイルの土台を作るアイテムを全体が軽く湿る程度につける。髪が濡れたままストレートアイロンを通すと髪が傷むため、そのまま自然乾燥させるか、ドライヤーで水分を飛ばす。

【2】ストレートアイロンを通し、髪をまっすぐにスタイリングする

髪がうねりにくいスタイリングをする

髪がうねりにくいスタイリングをする
コツとしては、毛束を平たく少なめに取り、アイロンは何度もスルーさせず一度で形を決めること。根元近くからストレートアイロンを挟み、大きく弧を描くようにしながら手首を返して自然なストレートを作る。前髪の毛先も少しだけ丸みがつくようにアイロンを通す。髪の内側と表面を分け、それぞれ少なめの毛束を取ってストレートにするのがベストだが、時間がない場合は表面を整えるだけでもOK。

【3】仕上げのスタイリング剤はオイルかツヤスプレーを!

髪がうねりにくいスタイリングをする
仕上げのスタイリング剤は完全に髪が乾いていて、熱が冷めた状態でつける。髪が多く広がりがちな人は、少量のオイルを手に広げ、両手で髪を挟むようにしてなじませて。髪が細く少なめの人はオイルだとその重みで髪がヘタッてしまう場合があるため、ツヤの出るスプレーがベスト。

髪がうねりにくいスタイリングをする
ストレートアイロンの前と後にスタイリング剤を使い、髪を湿気からガードするのがポイントです。さらっと心地いいストレートスタイルを1日楽しむためのスタイリング、ぜひお試しを!

紫外線対策をする

「帽子や日傘を使って髪を紫外線から守りましょう。帽子が苦手な方には髪用のUVスプレーがおすすめです。シューッとふりかけるだけなので手軽に使えますし、髪に帽子の跡がつくこともありません。香りのよいものを選べば、紫外線対策をしながらリフレッシュすることもできますよ」(アリミノ スプリナージュPR・梅田貴子さん)

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