くせ毛に種類と対策法
くせ毛のタイプは主に4種類
くせ毛にはそれぞれタイプがあり、一般的にその種類は主に4種類と言われています。
1.波状毛
日本人に一番多いタイプと言われる、ウェーブタイプのくせ毛。うねりの強さや大きさはそれぞれですが、波打つようにうねるのが特徴と言われています。
2.捻転毛
髪1本1本がコイルのようにねじれているタイプのくせ毛が「捻転毛」と言われます。触ると、ザラつきや凸凹した手触りを感じるようです。
3.縮毛
縮毛は一般的に、細かく縮れているタイプのくせ毛を言います。縮毛矯正などでストレートにする人が多いようです。
4.連球毛
髪のあちこちに、数珠のように連なったボコボコがみられる毛は「連球毛」と呼ばれます。ゴワゴワした手触りが特徴と言われています。
シャンプーやトリートメントにもこだわってみて
うねうね髪を解決するには乾かし方やスタイリングなどテクニックも必要ですが、まずはシャンプーを見直してみては? 毎日のスタイリング時間を短くするためにも、早速取り入れてみてはいかがでしょうか。
■湿気でペタンとする軟毛のふんわり感をキープする【エッセンシャル flat】
▲花王
(左)エッセンシャル flat エアリースムース くせ・うねりメンテナンスシャンプー
(右)エッセンシャル flat エアリースムース くせ・うねりメンテナンストリートメント
各500ml
特に柔らかくて細かいクセ毛特有の、“根元はぺたんこ、毛先はボワボワ”のお悩みにアプローチ。髪に弾力とまとまりを与え、ドライヤーやアイロンの熱により髪が扱いやすくなる独自処方。
■髪の水分バランスをコントロールする、その名も…【MASUGU】
▲ユニリーバ
(左)MASUGU シャンプー
(右)MASUGU トリートメント
各440g
髪がうねる原因が髪内部の水分量の偏りにあることに着目。髪内部の潤いをキープしながら外側をコートして髪の外と内の水分の行き来をコントロールし、まっすぐ髪に導く。見た目もおしゃれ!
■髪の弱くなった部分を補強して密度を高め、うねりをブロックする【コアミー】
▲アリミノ
(左)コアミー シャンプー M 250ml
(右)コアミー ヘアマスク M 235g
ダメージや加齢により内部が空洞化して弱くなった髪を補修してさらに水分バランスを整え、うねりを出にくくする。根元のボリュームをキープしながら、なめらかに潤う洗い上がりに。
ドライヤーの乾かし方にも気をつけて
資生堂トップヘアメイクアップアーティストの計良宏文さんに聞きました!
計良さんによると、ブローの仕方にもポイントがあると言います。
「髪の根元を中心に、全体の8割程度、クセが強い髪質の方は5割程度乾かします。髪の量が少なく、ボリュームが少ない髪質は、ドライヤーの風を下からあて、根元を立たせるように乾かします。髪の量が多く、広がりやすい場合は、ドライヤーの風を上からあて、根元のボリュームを抑えるように乾かします。
次に、襟足部分の内側からブラシで髪をすくい、軽く引っ張りながらドライヤーをあてます。ボリュームを出したい場合は毛束を持ち上げるように、ボリュームを抑えたい場合は下へ引きおろすようにブローしましょう。
毛先のスタイリングは根元次第なので、根元をしっかり乾かすことで毛先がまとまりやすくなります。また、ブローの最後に冷風をあてると、キューティクルを引き締め、ヘアスタイルのもちを良くすることができるので是非やってみてください!」(計良さん)
くせ毛風のウェーブが魅力なショート・ボブスタイル
大人可愛いマッシュショート
大きめのロッドで、毛先が動く程度のゆるいパーマをかける。フェイスラインはピンパーマを使い、顔にフィットするような動きをつける。
スタイリング
パーマがかかっているので、ウエット時にオイルやバームなど保湿できるアウトバストリートメントを少しなじませてから、手でもみ込むようにドライヤーで乾かす。ベタつかないタイプのワックスをほんの少し、よーく手に広げてから、毛先から髪を持ち上げるようにクシャッと揉み込んで束感と空気感を出し、指先で形を整える。
ひし形フォルムのパーマヘア
ヘアセットの時短にも!エアリーなカールと柔らかい質感のサロンの仕上がりを再現できるパーマスタイル。ひし形フォルムをイメージし、襟足部分にくびれをつくるようにセットすることで小顔効果も手に入ります。
ランダムな毛先のハネ感もアクセントに。うなじがきれいに見えるショートボブでカジュアルな装いも女性らしく着こなせます。
●Styling point
バームをパール1粒分とり、手のひらに伸ばしてから全体にもみ込んで。前髪は手に残ったスタイリング剤を指でつまむようにしてなじませて束感を出すこと。マスクをつける日もバランスよく仕上がります。
●Use it
O by F リッチスタイルバーム
セットも簡単なエアリーパーマ
耳下あたりから毛先にかけてカールをつけて軽やかな動きをプラス。スタイリングは髪を軽く濡らしてからバームをもみ込むだけでふんわりとしたウェーブヘア。
顔まわりのレイヤーで骨格をカバーし、フェイスラインをきれいに見せてくれる効果も。髪色はダークカラーでツヤとおしゃれ感もUP。
●Styling point
バームをパール1粒分とり、手のひらに伸ばしてから全体にもみ込む。前髪は手に残ったスタイリング剤を指でつまむようにしてなじませ、束感を出してカジュアルに。
●Use it
O by F リッチスタイルバーム
くせ毛風パーマのおすすめミディアム・ロングヘア
濡らすだけでさりげなく決まる、ゆるパーマスタイル
パーマスタイルは髪を濡らすだけでカールが復活するので、スタイリング時間を一気に短縮!
髪の傷みを心配する人にもトライしやすいのがダメージを緩和してくれる中間から毛先のみのデジタルパーマ。肩下10cmのロングヘアに毛先を中心に大きめカールをつけたゆるパーマが大人の女性にぴったり。保湿効果のあるフォームをもみ込んで、ほんのり濡れ感のある質感に仕上げると暗髪でも重くなりすぎず、今っぽく仕上がります。
襟足部分に軽くくびれをつけてフォルムに自然なメリハリを。ニュアンスのある毛流れで後ろ姿もおしゃれ。
●Styling point
髪を水で軽く濡らした後、ムースをピンポン玉1~2個程度をとりパーマにしっかりもみ込んで。毛束をくるくるとねじっておくと毛先の動きがでやすくなる。
●Use it
タマリス ソルティール モイスチャーフォーム
たっぷりハイライトのウェーブロング
全体にハイライトを細かく入れて、白髪もおしゃれにごまかす!
ストレートだとハイライトが目立ちすぎてエッジが強くなってしまうため、大きなウエーブスタイルにするといい感じになじみます。顔周りの動く毛流れを引き立たせ、ちょっとレトロな雰囲気を楽しんで。
巻いてもすぐにとれる人や、髪が硬くて直毛の人は、大きくてゆるいパーマをかけて。
スタイリング
パーマをかけていない場合、38mmのカールアイロンで全体の毛先をワンカールの内巻きに。巻きすぎると古く見えるので、JカールかCカールがつく程度にする。表面の髪は少しずつ毛束をとり、中間からリバース(後ろ方向への巻き方)巻きにする。毛先は巻き込まないのがコツ。オイルを2プッシュ、手に広げて、カールをくずしながらなじませる。毛量が多い人は、髪が広がりやすいハチ周りと耳の後ろに、たっぷりとオイルをなじませてスタイリングするのがおすすめ。逆に髪が少ない人は、ベタッと見えないようにオイルを少しずつつけてバランスを見る。
くせ毛風パーマをきれいにキープするスタイリング剤
ザ・プロダクト「ヘアワックス」
ザ・プロダクトの「ヘアワックス」は、シアバター・アロエベラ・ミツロウなどの自然素材から作られています。デリケートな赤ちゃんにも使用できるほど肌にやさしいワックスです。髪をスタイリングするだけでなく、同時に保湿ケアもできるため、髪の乾燥や痛みが気になる人にもおすすめです。ハンドクリームやボディクリームとして全身にも使用可能なマルチバームなので、外出先や旅行先でも活躍してくれます。リラックスできる爽やかな柑橘系の香りも好評です。
アリミノ「ピース カールスプレー」
アリミノの「ピース」シリーズは、髪に潤いを与えながらしっかりスタイリングできるスプレーです。保湿力の高い高精製オイルや天然植物種子抽出オイルを配合しているため、髪の潤いをしっかり守り、ツヤを保ちながらスタイリングできます。湿気・乾燥・日差しにも強いため、季節による髪の悩み対策ができるのも魅力です。仕上がりの質感の違いによっていくつかの種類が販売されていますが、この「カールスプレー」は、パーマスタイルをしっかりキープし、ふんわりとした仕上がりになるタイプです。
リーゼ「うるおいパーマもどしフォーム」
もみ込むだけでパーマがきれいによみがえるムースワックスです。スタイリングする前に髪を濡らす必要がないため、忙しい朝に活躍してくれます。ごわごわしない、やわらかな仕上がりが特徴です。髪の痛みを補正する成分が配合されているため、ぱさつきがちな毛先も潤い、やわらかいナチュラルなウェーブが持続します。女性らしいさわやかなフレッシュブーケの香りも好評です。