【目次】
・ハンディ掃除機の特徴って?
・ハンディ掃除機を選ぶポイントは?
・ハンディ掃除機の人気メーカー紹介
・紙パック式の掃除機
・紙パックレス式の掃除機
・サイクロン式の掃除機
・高いデザイン性が魅力の掃除機
・ハンディにもなる掃除機
【目次】
ハンディ掃除機の特徴って?
片手で手軽に扱えるハンディ掃除機は、車や階段、ソファの溝などを掃除するのに便利です。汚れが気になるときにサッと出して使えるため、大型掃除機のサブとして使っている人もいるのではないでしょうか。ハンディタイプには大型掃除機にはないさまざまなメリットがあります。
収納しやすいコンパクト設計
ハンディ掃除機は、一般の掃除機に比べて本体がコンパクトです。クローゼットの中やちょっとした空きスペースに収納でき、大型の掃除機ほどの場所を取らない点がメリットです。
近年は「隠す必要」がないほど、スリムでおしゃれなデザインのものが多く登場しています。壁に掛けたり専用のスタンドに立てたりなど、見える位置に置いても、空間の雰囲気を壊さないよう配慮されてきています。手が届く場所に置いておけば、汚れが気になったときにサッと掃除ができて便利です。
コンセントがない場所でも活躍
コードのない充電式の掃除機は「コードレスタイプ」と呼ばれます。ハンディタイプにはコードレスのものも多く、コンセントがない場所でも手軽に掃除ができます。特に、階段や部屋の隅、車の中などを掃除するときはコードレスの利便性の高さを実感するはずです。
ただ、充電式のハンディ掃除機はコード式よりも吸引力が落ちる傾向があります。「部屋が広い」「床のゴミや汚れが多い」という家庭では、パワフルな「コードありタイプ」の方がよいでしょう。ハンディ掃除機は「サブ」として利用するのがおすすめです。
ハンディ掃除機を選ぶポイントは?
ハンディ掃除機を選ぶときは、通常の掃除機よりも見るべきポイントがたくさんあります。どこで・誰が・どんなふうに使うかをイメージしながら選んでみましょう。価格と性能のバランスも考慮したいところです。
【コードレス掃除機】のおすすめは? 吸引力がすごいモデルを厳選
電源の種類
電源の種類は「コードタイプ」と充電式の「コードレスタイプ」の2種類。コードタイプはパワフルで吸引力が強い一方で、細部の掃除がしにくいというデメリットがあります。コードレスは部屋のあらゆる場所で使える一方で、掃除中に「充電切れ」になる可能性も。
充電池の種類は「ニカド電池」と「リチウム電池」に大別されます。ニカド電池は放電しやすいのが特徴で、「注ぎ足し充電」をすると元々の充電容量が減少する「メモリー効果」が起こりやすいのがネックです。メモリー効果や自己放電の少なさではリチウム電池がおすすめですが、価格が高くなる傾向があります。
持ち運びやすさ
持ち運びやすさは、本体の大きさと重さによって左右されます。常に手に持って作業をすることを考慮すれば、重さは軽い方が使い勝手がよく、2kgくらいまでを目安にしましょう。1kg未満の軽量タイプは本棚やソファの隙間、エアコンの上などを掃除するのに役立ちます。
「付属品の多さ」もチェックしたいポイントです。カーペットやフロアマットに適した「ブラシ」や狭いスペースに入り込む「隙間ノズル」「延長ホース」は付属品の基本です。そのほか、「布団ブラシ」や「網戸ブラシ」など、ニーズに合った付属品が付いていれば、日々の掃除がよりラクになります。本体サイズは「収納したい場所に収まるかどうか」も事前に確認しておきましょう。
集塵方式や吸引力
集塵力(しゅうじんりょく)は「吸込仕事率(表示:W)」で表され、数値が高ければ高いほど吸引力が高くなります。ただし、吸込仕事率は実際にゴミを吸い込みながら測定しているわけではないため、値が高いものがゴミをたくさん吸引できるとは限りません。ノズルやヘッドの形によっても吸引力は変わるため、可能であれば店頭で試してみるのがおすすめです。近年は、吸込仕事率に代わる「ダストピックアップ率」を表示する製品も増えています。
集塵方式は「紙パック式」と「サイクロン式」があります。紙パック式は吸い込んだゴミを紙パックに集塵するため、ゴミ捨てがラクなのが特徴です。サイクロン式は渦を巻いて吸引し、遠心力でゴミと空気を分け、ゴミだけをダストケースに集塵します。排気がクリーンなうえに吸引力が持続しやすいのがメリットですが、ダストボックスの手入れに少し手間がかかります。
ハンディ掃除機の人気メーカー紹介
毎日使う掃除機は、機能性と耐久性の高さが大切です。人気メーカーやブランドの掃除機はやや値が張りますが、性能性が高く、アフターサポートも充実しています。国内外の人気メーカーの主力商品はぜひチェックしておきましょう。
サイクロン式の掃除機で有名な「ダイソン」
サイクロン式掃除機の代名詞ともいえるのが、イギリスの電気機器メーカー「ダイソン」です。世界で初めてサイクロン式の開発に成功したという実績があり、日本でもダイソンの掃除機は根強い人気があります。吸引力は変えず、重さだけを25%も軽量化したコードレス掃除機「Dyson Digital Slim」や、ハンディタイプながら強力な吸引力を持つ「Dyson V7シリーズ」など充実のラインナップです。「コンパクトな掃除機は吸引力が劣る」というこれまでの常識が覆されるでしょう。
スタイリッシュな「シャーク」
「Shark(シャーク)」は、アメリカ有数の家庭用フロアケアブランド「SharkNinja(シャークニンジャ)」が手がけるハンディ掃除機のブランドです。最初に売り出されたハンディ掃除機は「Euro-Pro」という名前でしたが、製品がShark(サメ)に似ていることから、Sharkと名付けられました。2018年に日本に上陸して以来、スタイリッシュなルックスと能力の高さが評価されています。なかでも「EVOPOWER」は「軽い・パワフル・おしゃれ」が三拍子そろった新機軸のハンディクリーナーで、国内でも多くの賞を獲得しています。
スウェーデン生まれ「エレクトロラックス」
「エレクトロラックス」はスウェーデンに本社を構える電気製品メーカーで、主力商品には冷蔵庫や洗濯機、掃除機などがあります。ハンディクリーナーやコードレス掃除機は、豊富なカラーバリエーションが自慢です。空間に馴染みやすいベーシックなカラーはもちろん、部屋のアクセントになるポップなカラーもそろいます。ハンディクリーナーは「乾湿両用タイプ」があり、車からキッチンまで幅広い場所で使えます。
機能的な工具メーカー「マキタ」
「マキタ」は、電動工具・木工機械・エア工具などを手がける総合電動工具メーカーです。プロの掃除現場では、パワフルな吸引力と静音性に優れた「コードレス集じん機」が高い評価を受けているほか、店舗や倉庫のクリーン業務をサポートする「ロボットクリーナー」、作業を効率化する「背負い式集じん機」にも注力しています。充電式の「コードレスクリーナー」はプロ仕様で、コードレスとは思えない圧倒的な吸引力と耐久性が特徴です。
紙パック式のハンディ掃除機
「たまったゴミを触りたくない」「ゴミを捨てるときにホコリが舞い散るのが嫌」という人には紙パック式のハンディ掃除機が最適です。長年使うことを考えると「紙パックのコスト」がかさむため、紙パックの価格もチェックしておきましょう。
スムーズに動かせるローラー付き「日立 セカンドクリーナー こまめちゃん」
ハンディ掃除機はすべりをよくするための「ローラー」がないタイプが多いのですが、この製品には本体部分に小さなローラーが付いており、転がしながら移動できるのがメリットです。腕の力が弱い人や年配者でも扱いやすいのが嬉しいポイント。吸込仕事率は240W、重量は2.1kg。メインの掃除機と併用するセカンドクリーナーとしては文句なしの掃除機です。コードの長さは一般的な掃除機と同じ5mで、「延長用のパイプ」付き。
商品名:日立 セカンドクリーナー こまめちゃん
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ハウスダスト発見センサー搭載「パナソニック ふとん掃除機」
目には見えませんが、毎日使う布団にはダニや花粉、ハウスダストが付着しています。「パナソニック ふとん掃除機」は「ハウスダスト発見センサー」を搭載したふとん専用のハンディクリーナーで、わずか20μmのハウスダストを感知する性能の高さが自慢。ハウスダストがなくなると青く点滅して知らせてくれるため、布団掃除が効率的に行えます。
重量は2kgで、ヘッドには布団の上でも滑らかに動く「ビートブラシ」が搭載。ブラシの繊維には抗菌素材が練り込まれているため、衛生面でも安心です。
商品名:パナソニック ふとん掃除機
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紙パックレス式のハンディ掃除機
サイクロン式ほどの吸引力はないものの、紙パックがいらない「紙パックレス式」はエコで経済的です。水や湿ったゴミも吸引できる乾湿両用タイプもあり、キッチンや洗面所などの水回りでも大活躍してくれます。
濡れた場所でも使える「エレクトロラックス ラピード ウェットアンドドライ」
通常の掃除機は水を吸い込むと本体内部が水で濡れてしまい、故障につながってしまうケースがあります。本製品は乾いた場所はもちろん、濡れた場所でも使える「乾湿両用タイプ」です。湿った生ゴミや茶葉、鉢植えからこぼれた土などもグングン吸い取ってくれるため、手が汚れるリスクを最低限にして掃除ができます。
本体には独自のホイールが搭載されているためすべりがよく、長時間使用しても手首に負担がかかりにくい仕様です。ダストカップとフィルターはこまめに洗浄して清潔さを保ちましょう。
商品名:エレクトロラックス ラピード ウェットアンドドライ
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抗菌加工イオンパワーノズル「パナソニック 電気掃除機」
本体重量1.4kgの軽量タイプ。抗菌加工イオンパワーノズルで絨毯などに絡まった細かいゴミもきれいに吸引してくれます。紙パックレスのタイプなので、汚れが目立ってきたら水洗いをして清潔感を保ちましょう。ダストカップを外すときは、ゴミが飛び散らないように大きなゴミ袋のなかで作業をするのがおすすめです。カップとフィルターをこまめに掃除しておくと、吸引力の低下の対策に。
商品名:パナソニック 充電式掃除機 MC-B20JP-A
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サイクロン式のハンディ掃除機
排気がクリーンなサイクロン式は、車内や隙間などの「狭い空間」を掃除する際に良さを実感します。強力な吸引力が特徴ですが、ゴミがいっぱいになると吸引力が下がるため、こまめにダストカップを掃除しましょう。
車内の掃除にもおすすめ「ダイソン V6 カー アンド ボート エクストラ」
シートやマット、トランクスペースなど、車内のさまざまな場所が掃除できるように設計されたコードレスタイプのハンディクリーナーです。毎分最大11万回転の高速回転で強力な吸引力を生み出す「ダイソンデジタルモーターV6」が採用されており、マットに絡んだホコリ・泥・花粉もあっという間に吸い込みます。
付属ツールは車内掃除に特化した計7点。「ミニソフトブラシ」や「コンビネーションノズル」は部屋の掃除にも。運転時間は通常モードで最大20分ですが、付属のカーチャージャーを使えばシガーソケットから充電が行えます。
商品名:ダイソン V6 カー アンド ボート エクストラ
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強力な吸引力「ツインバード パワーハンディークリーナー ハンディージェットサイクロンEX」
車内の掃除に便利な4つのアタッチメントが付いたコード式のハンディクリーナーで、ヘッド部分は「フロアブラシ」「ソフトブラシ」「柔らか伸縮すき間ノズル」に付け替えが可能。硬めのフロアブラシは繊維に入り込んだ砂をグングンかき出してくれるため、汚れたマットを想像以上にきれいにしてくれます。ゴミや髪の毛をからめ取る「ソフトブラシ」は家のソファやカーペットの掃除にも最適です。一般的な掃除機のコードは5m前後ですが、この製品は6mと長めなところもポイントです。
商品名:ツインバード パワーハンディークリーナー ハンディージェットサイクロンEX
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高いデザイン性が魅力のハンディ掃除機
見える場所に置いておきたくなる、おしゃれでユニークなハンディ掃除機を紹介します。デザインだけでなく性能も優秀なので、手放せない1台になりそうです。
スリムなボディ「Shark EVOPOWER W20 充電式ハンディクリーナー」
Sharkの「EVOPOWER W20」は、リビングやキッチンの作業台にも置けるスリムなボディが自慢です。本体の重量は約620gと軽量で疲れにくい重さ。紙パックレスタイプはゴミ捨てのときに手が汚れがちですが、本製品はボタンを押すだけでゴミがするりと落ちる画期的な設計に。子どもの食べ散らかしや床に落ちた髪の毛が気になるときなどに、サッと出して使えるのも魅力的。マルチノズルと隙間用ノズルのほか「布団用ノズル」が付属しており、布団用クリーナーを買い足す必要がなく、経済的にもうれしい組み合わせです。
商品名:Shark EVOPOWER W20 充電式ハンディクリーナー
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ユニークな球体フォルム「ブラック・アンド・デッカー ORB72LI」
これまでの掃除機にはなかった「球体フォルム」のコードレスハンディクリーナーで、テーブルの上やキーボード、本棚の隙間などを掃除するのに適しています。「掃除機に見えない」をコンセプトに掲げており、ティーポットのように片手で簡単に持ち上げられる約715gの軽量ボディが特徴。友人や家族へのプレゼントにもおすすめです。3時間30分の充電時間で、約8分間の連続作業が可能です。車内を掃除するには時間がやや短いですが、テーブルの上やパソコンまわりなど、室内でちょっとしたゴミの吸引をしたいときに重宝します。
商品名:ブラック・アンド・デッカー ORB72LI
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ハンディとしても使えるコードレス掃除機
掃除機を買う予定がある人はハンディクリーナーとしても使える2in1タイプを選ぶのがおすすめです。場所を取らないうえに、掃除機を2台購入する必要がなくなります。
ゴミ捨ても楽ちん「マキタ コードレス掃除機」
プロ用充電工具のハイパワーモーターを搭載したパワフルな吸引力のコードレス掃除機。吸込口が斜めにカットされており、ストレートパイプを外せばハンディ掃除機として活用できます。充電の注ぎ足しが可能なリチウムイオンバッテリー搭載で、フル充電はわずか22分とスピーディーです。1充電あたりの連続使用時間は約40分(標準モード)と長く(14.4Vタイプの場合)、部屋の隅々まで掃除ができます。ボタンを押すとフロントカバーがパカッと開き、簡単にゴミが捨てられます。ハンディとしては十分な500ml(紙パック330ml)の集塵容量。
商品名:マキタ コードレス掃除機 14.4Vタイプ
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シーンに合わせて使い分け「プラスマイナスゼロ コードレスクリーナー」
パイプを外せばハンディクリーナーとして使える優れものです。ハンディ時の重量はわずか1.3kgと軽量で、エアコンやレンジフードの上など高い場所の掃除にも。長寿命の高性能モーターが採用されており、連続運転時間は標準時で最大57分、ハイパワー時で12分稼働します。ドイツの団体「インダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファー(iF)」が主催するデザイン賞では金賞を獲得しています。カラーバリエーションは5種類で、リビング空間のすてきなアクセントにしてみてはいかがでしょうか。
商品名:プラスマイナスゼロ コードレスクリーナー
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うれしい空気清浄機能付き「三菱電機 コードレススティッククリーナー」
掃除機や掃除用具は人目に付かない場所に収納するというイメージがありますが、コードレススティッククリーナーは「部屋に出しておく」という新常識の掃除機。空気を清浄に保つ「空気清浄機」が搭載されており、1台でスティッククリーナー・ハンディクリーナー・空気清浄機能の三つの用途で使えます。
掃除機部分には、3段階でゴミを分離させて吸引力を維持する「風神サイクロンテクノロジー」や、スムーズな操作でゴミを強力に吸い取る「自走式パワーブラシ」などを搭載。弱運転時の音の大きさは29dbと掃除機にしてはかなり静かなため、集合住宅でも気兼ねなく使えそうです。
商品名:三菱電機 コードレススティッククリーナー
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