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2020.11.17

70代の母も大喜び!新Apple Watchが家族に必要な理由【2020年11月版】

Apple Watch Series6の体験報告・短期集中連載の3回目は、家族間でApple Watchを活用する方法をご紹介。テクノロジーの進化は、人とのつながりをより強く、より安全で幸せに、導いてくれるとわかりました。

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南 ゆかり(フリーエディター)
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親や子どもへのギフトにもなるApple Watch

本連載の初回の記事で投げかけた「時計本体ふたつ、持ってて意味あるの?」に対する回答を、今回は掘り下げます。

ずばり、複数持ちは意味あります。それは、<ファミリー共有設定>が使えるから。

apple.comより

うちの母(70代)でもApple Watchが使えました!

まずは自分のiPhoneと、2つのApple Watchをペアリング(=連動させること)。このときのApple WatchはSeries5でも6でも、通信サービスへ加入していて、最新のOS7にアップデートしてあれば大丈夫。ひとつは自分で使って、もうひとつは70代の母親に持たせるのです。

うちの母はiPhoneではなくてドコモのらくらくフォンですが、そこは大丈夫。Apple Watchさえ常時つけさせておけば、離れて住んでいても、ちゃんと体を動かしてるか、何か異常が起きてないか、私のiPhoneで知ることができます。Apple Watchから電話をかけたりメッセージを送りあったりもできますが、年老いた母に細かい操作を伝えるのは面倒なので、なにかあったらSiriに聞くように伝えています。これで、「○○に電話」とSiriに言うだけで通話も可能。思い出せない漢字も、明日の天気も、最近はどんどんSiriに聞いているようです。

apple.comより

お年寄りや子どもを「見守る」優しさ

また、年寄りの母親が「今どこにいるのか」心配な場合、自分のiPhoneで知ることができるのも、便利な機能。これは、小さな子どもに持たせて、外出時の見守りにも使えます。あらかじめ「いるべき場所」(自宅とか、塾とか)を設定しておき、そこにいないときは親が通知を受け取ることができるのです。

もうひとつ、年寄りが万が一どこかで事故にあったり転倒したりしたら、腕のApple Watchが検知して、着用者の位置情報とともに緊急通報してくれる機能があります。緊急連絡先は、あらかじめ自宅や病院などを登録しておくことができるので、そこまでやってから、お年寄りに渡すといいかもしれません。

apple.comより

転倒したけれど無事だったときは、時計の持ち主が「転びましたが大丈夫です」をタップすれば閉じます。

ちなみに海外でこの機能が検知したら、その国の救急サービスに自動通報されるとのこと。使うことがないのがいちばんですが、こうしたサポートがあるとわかっているだけでも、心強いことです。(※この転倒検出機能は18歳以上に限るので、子どもの見守りとしては残念ながら使えません)

Apple Watchは自分のためにと思って使ってきたけれど、どうやらそれだけではないのが、Series6以降の進化。これからは、自分だけでなく家族の安全や健康のために、専有から共有へ、競い合うことから思いやりへ。自分自身の気分もテクノロジーも、そう変化しているのだなと感じます。

Apple Watch Series6について

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南 ゆかり

フリーエディター・ライター。Oggi、Domaniなどの女性誌を中心に有名人のインタビュー、コラムなど連載中。

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