働きながら子育てするママは多い?
正規雇用・契約社員に限らず、勤務時間が週40時間以上を超える場合を「フルタイム勤務」と呼びます。近年は、働き方の多様化によってさまざまな形態で働く人がおり、正社員でなくてもフルタイム勤務をしている人は少なくありません。
子育てしているママの中には、フルタイムで働いているママが周辺に増えてきたと感じている人もいることでしょう。働きながら子育てをする人が、どのくらいいるのか紹介します。
約7割が共働き世帯
小さい子どもの育児に専念していたママが、子どもが大きくなってから再び働き始めることは少なくありません。周りの様子を見て「私もそろそろ」と感じる人も多いでしょう。
厚生労働省の調査によると、共働きの世帯は年々右肩上がりに増えています。昔と比べて専業主婦の数は減り、働くママの数が増えているのです。
末子の年齢が高くなるにつれて、働く母の割合は高くなる傾向があり、児童がいる世帯の母の仕事状況を見ると、正規・非正規に関わらず仕事を持つ母の割合は約70%を超えているようです。
フルタイム勤務の1日のスケジュール
育児によって仕事の第一線を長期間離れていると、フルタイム勤務の生活に復帰できるか心配になることも。働くママの1日のスケジュールを参考に、時間の使い方をイメージしてみましょう。
保育園の子どもがいる場合
保育園に通う子どもがいるママの、1日のスケジュールの例を紹介します。
06:00 起床・身支度・洗濯機を回す
06:30 朝食作り・お弁当作り・子どもを起こす
07:00 洗濯物を干す・朝食
08:00 子どもを保育園へ送り、通勤
09:00 就業開始
17:00 退勤
17:30 子どものお迎え・買い物
18:00 洗濯物の取り込み・夕飯の準備
19:00 夕飯
20:00 後片付け・掃除・入浴
21:00 子どもの寝かしつけ・翌日の保育園の準備
22:00 就寝
朝の時間が足りない場合、子どもを寝かしつけた後に洗濯し、朝に取り込むのも手です。早起きしてできるだけ多くの家事を行って帰宅後のスケジュールに余裕を持たせ、自分の時間を作る工夫をしている人もいます。
小学生の子どもがいる場合
次に、小学生の子どもがいる働くママのスケジュールの一例です。
06:00 起床・身支度・朝食作り
06:30 子どもを起こす・洗濯物を畳む
07:00 朝食・後片付け・ゴミ出し
08:00 子どもが登校・通勤
09:00 就業開始
16:00 子どもが学校から帰宅
16:30 子どもの習い事開始
17:00 退勤
18:00 夕飯の準備
18:30 子どもが習い事から帰宅
19:00 夕飯
20:00 後片付け・掃除・子どもの宿題を見る
21:00 子どもが就寝・洗濯・入浴
22:30 就寝
夕食後はリビング・ダイニングなどの目の届く場所で子どもに宿題をさせ、家事をこなしながら育児ができるような工夫をすると、コミュニケーションを取りながら学力の向上が図れます。
スケジュールに余裕がない場合、掃除は平日にこなせる範囲で行い、休日に気になる部分をまとめて片付けるのもおすすめです。時間だけでなく心にも余裕が持てるように、あらかじめ家事負担を分散しておくと良いでしょう。
フルタイムで働くメリット
フルタイムで働くと、パートタイムにはないメリットが得られます。育児だけでなく仕事の時間をしっかりと持つことは、どのような利点があるのでしょうか?