そもそも「世間知らず」の意味とは?
まずは「世間知らず」の意味を改めてチェックしましょう。
【世間知らず】
経験が浅く、世の中の事情にうといこと。また、その人やそのさま。世間見ず。「世間知らずな(の)青二才」(小学館刊『デジタル大辞泉』より)
【質問1】「世間知らず」だと思う人は周りにいる?
それでは続いて、ワーママ100人に聞いたアンケートの結果を発表。「世間知らず」だと感じる人が周囲にいるか質問したところ、「はい」と回答したのは34.5%。およそ3人に1人は、自分の周りに「世間知らず」と感じる人がいるよう。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
【質問2】「世間知らず」な人に見られる特徴とは?
次に、どんな人を「世間知らず」と感じるかについて質問。寄せられた回答の中から代表的なものをご紹介します。
常識がない
「常識的と思われることを知らない、できない。そのことについて恥ずかしさを感じない」(40代・栃木県)
「自分の周りが世の中の常識だと思っているところ」(30代・山形県)
自分中心
「何でも自分中心に話をする」(30代・兵庫県)
「自分が中心で物事がまわっていると思っている」(40代・愛知県)
思いやりがない/人のことを考えない
「何でも思ったことを口に出してしまう」(30代・京都府)
「突然電話をかけてきてダラダラと結論のない話をする、相手が忙しいかどうかはまったく考えていない」(30代・新潟県)
人任せ
「自分でやらないことが多すぎる」(30代・東京都)
「自分以外の関心の幅が狭く、行動力がなくて基本他力本願」(40代・茨城県)
マナーがない
「上司に何も言わずに早退」(30代・東京都)
「挨拶できない、時間守れない、余計なことを気にせず本人に話す、覚える気がない」(40代・新潟県)
特に多かったのは、一般的に「常識」とされることを知らない人という意見。また「自分中心」「人のことを考えない」など、自己中心的で周りの人々のことを考慮しない人という意見も多く寄せられました。
【質問3】「世間知らず」を直したいと思ったら?
最後に、「世間知らず」を直したいと思ったときにどんなことを心がけたらいいと思うか聞いてみました。代表的な回答をピックアップしてご紹介します。
様々な人と関わる
「いろんな人の話を聞いたり体験してみたりする」(40代・東京都)
「色々な職業の人と知り合いになる」(40代・埼玉県)
「たくさんの場所に行き、たくさんの人と話をする」(40代・香川県)
勉強や情報収集する/世の中の動きを知る
「世の中の動向を知ること」(30代・山形県)
「とにかく勉強」(30代・長崎県)
「勉強したりニュースを毎日チェックする。わからないことはすぐに調べる」(30代・千葉県)
働く
「いろんな人と仕事する」(40代・千葉県)
「厳しい世界で働く」(40代・東京都)
経験を積む
「色々な経験を積むことで世間を知っていくのでは?と思う」(40代・新潟県)
「失敗して学ぶ」(30代・京都府)
周りが教えるのも大切
「たくさん色々な話をしながら、教えたりする」(40代・宮崎県)
「まわりを見る。まわりが教えてあげる」(40代・愛知県)
「粘り強く教えてあげる」(30代・滋賀県)
様々な回答が寄せられた中で印象的なのが、「周りが教える」という意見が比較的多かったこと。どんな人を世間知らずと思うかという質問に対しては「常識がない人」という回答が目立ちましたが、「それなら教えればいい」と考える人も多いようです。
最後に
そういえば以前、まったく職種の異なる友人と話していたときに、仕事上のメールについての話題になったことが。そのとき友人が「こういう書き方はよくないよね」と言っていたことが、私の周りではむしろ普通に使われており、特に気にもされていないようなことで驚いた経験がありました。そんなふうに、職種や場所が違えば常識とされることも簡単に変わるもの。「そんなことも知らないなんて世間知らずな人だ」と切り捨ててしまうのではなく、まずは相手に説明してみるのがよいかもしれません。
イラスト/Shutterstock.com
▼あわせて読みたい