「思ったよりも早く、東京になじめました」(亜生)
――まずは、オフィシャルブックの出版おめでとうございます。面白かったです! 上京されてからの2年間を追った内容ですが、活動は順調ですか?
昴生さん(以下敬称略):思ったふうではありますね。コロナのことはありますが、仕事はだいぶやりやすくなってますね。
亜生さん(以下敬称略):東京の街にも、こんなに早くなじめるかと思いましたね。最初、僕は嫌やったので。首都高を車で走りながらビル群を見るとさびしかったけど、でもちょっとずつ楽しめるようになって。思ったよりも早かったです。
昴生:逆に大阪に帰ったときが、さびしいですね。かつて自分が住んでいたところを通ると。今でも迷いますね。大阪から東京に行くときに、友達に「帰る」と言うのか。でもしゃあないじゃないですか。家が東京にあるし。
――友達に、何か言われるんですか?
亜生:よく言われんのが、「大阪捨てたんやなって」(笑)。
昴生:大阪の人間はすぐ言うてくるから(笑)。
亜生:捨てたにしては帰りすぎなんですけどね、僕らは。結構帰ってる。
昴生:昨日も仕事で大阪でしたし。
▲兄の昴生さん(左)と、弟の亜生さん(右)。撮影は私服でご登場いただいたが、偶然にもふたりともブルーの着こなしに。「相談して決めるんですか?」と聞くと、「特にしません」とのこと。さすが兄弟!
――テレビの出演も、そうとう増えている気がするのですが。
昴生:どうなんでしょう?
亜生:僕ら、変わってない気がするんですけどね。やたらみんなが「出てるな」とか言うんですけど、まったく実感がない。
――バラエティ番組はもちろんですが、ほかにもクイズ番組、情報番組、ドラマとジャンルも幅広いですよね。
昴生:そうですね、いろんな番組に出てますね。上京した年は、大阪の番組がほぼなくなったんですけど、2年目から大阪の仕事もちょっとずつ増えてきて。この3年目は僕らのレギュラー番組も増えているので、今はそれ主体で動いてる感じですね。ありがたいことに。
亜生:スケジュールがルーティーンで決まってきたというか。気持ちに余裕ができますね。
――ほかにも『おはスタ』(テレビ東京系列)のような子ども番組もあって、本当に多岐に渡っているというか。番組ごとに、工夫されていることはあるんですか?
昴生:合わせてる感じはまったくないんですよね。もっと合わせなあかんなと思っているくらいで。
亜生:『おはスタ』は特に。
――難しそうですよね。子ども番組としては攻めていますし。
昴生:内容はもちろん子ども向けなんですけど、自分の言うてるコメントが、絶対子どもに向けてない。それは、多少の軌道修正がいるんかなと思うんですけど、もう2年やってもうてるから。誰に何も言われてないし。
亜生:スタッフさんも、それを楽しんでくれはったりしますし。
昴生:でも、もう少し合わせる必要あるなと思います。ほんまにたくさんの子どもが観てるんで。街でも親子連れの方がバッと寄ってきて「この子、ほんまに『おはスタ』毎日観てるんです」って、お母さんからめっちゃ言われるんですよ。そのたびに「え、俺はこの子に向けて話してるんやな」って。1回も笑ってへんやろうなって思うんですよ。でも『おはスタ』はありがたいですね。観てるちっちゃい子らは、大人になっても僕らのことをずっと覚えてるやろなって。
亜生:大人になったときに「『おはスタ』観てた! ミキ出てたな」って。そういう記憶って残るじゃないですか。
昴生:僕らも覚えてますしね。ちっちゃいころのときを。『ポンキッキーズ』のスチャダラパーさんとかいまだにね。同じように考えたらあかんやろうけど(笑)。
▲「おととい、大阪で仕事の合間に美容院に行ったんです。撮影前に行けてよかった」と、亜生さん。