「”フェミニントップス”は、太めパンツで大人っぽいハンサムな着こなしが気分」
スタイリングテクのみならず、私服やプライベートでも注目を集めているスタイリスト亀 恭子さん。今春に第3子を出産したばかりとは思えない相変わらずの美貌はもちろん、早々に復帰し精力的に仕事もこなすなどパワフルなワーママぶりは健在です。
そんなスタイリスト亀さんによるこの夏のスタイルを紹介するこの企画。今回はこの夏のトレンドアイテムである、甘いディテールがアクセントになっている”フェミニントップス”の着こなしにフォーカスします!
「袖がボリューミィだったりラッフル、フリルなどどこかしらに甘い要素が感じられる今旬のフェミニンなトップスは、もともと個人的にも好きなアイテム。なにせそれだけで”映える”のでワーママのくたびれ感もカバーするし、それこそトップスしか映らないオンラインミーティングにはうってつけですよね。若い頃はその甘さを前面にだした着こなしもしていましたが、大人の今はトップスが甘い分、ボトムはくずして着るくらいがちょうどいいですね。
トップス自体にインパクトがあるので、細身パンツですっきりとバランスをとる着こなしが鉄板ですが、さらに先を行くならやや太めのストレートデニムやリネン、チノパンツなどメンズっぽいパンツに合わせてみて。その大人っぽいハンサム感が甘さを中和しコーデに深みをだすので、よりおしゃれな雰囲気に仕上がります」(亀さん)
「ストレートのリジッドデニム」で、きれいめカジュアルに振って
▲ブラウス¥16,500(ジュンカスタマーセンター<ROPE>) パンツ¥41,800(マディソンブルー<マディソンブルー>) バッグ¥198,000(八木通商ZANCHETTI事業部<ZANCHETTI>) その他私物
ギャザー入りの袖やボトルネックからふわっと広がるシルエットが大人可愛い花柄のブラウス。これだけで十分甘いので、子供っぽくならないようストレートのリジッドデニムでマニッシュに振って。
「デニムの中でもリジッドデニムはノンウォッシュのきれいめ感が大人向け。”マルジェラ”のフラット靴でさりげなくエッジを効かせるなど、小物はキレよくまとめるのが大人のポイントです」(亀さん)
「リネンワイドパンツ」でピーターパンカラーシャツをリラクシーに着こなす
▲ブラウス¥25,300(カデュネ プレスルーム<CADUNE>) パンツ¥36,300(ebure GINZA SIX店<ebure>) 靴¥28,600(Duplex<quatierglam>) その他/私物
ひらっとした大きめの襟がまるでピーターパンの衣装みたいなブラウスは、春から続くビッグトレンド。襟と袖の下のレース使いが繊細な女らしさも香らせています。
「黒クロップドなどに合わせるとトレンド感強めに仕上がりますが、ベージュのリネンワイドパンツでこざっぱりとさせると、トーンもやわらぎ大人のリラックス感が漂っていい感じに」(亀さん)
フェミニントップスはデザイン力が高い分、ボトムは黒クロップドなどベーシックなものになりがち。そこをやや太めのパンツに合わせるだけで一段と新鮮な表情に! ぜひトライしてみてください。
●この特集で使用した商品の価格はすべて総額(税込)表記となります。
撮影/谷口 巧(Pygmy company/人物)、坂根綾子(静物) スタイリスト・モデル/亀 恭子 ヘア&メーク/神戸春美 構成/松崎のぞみ