「グレーがかったブルーを選べば、ブルー×グリーンは難しくない洗練配色です」
公私共に注目を集めるスタイリスト亀さん。3番目のお子さんはまだ乳児なので、以前ほどおしゃれに時間をかけられないそうですが、そんな多忙な日々でも効果的なおしゃれの仕方は見習いたいところばかりです! そんな亀さんがいま頼りにしているのは、配色でおしゃれに見せるワザ。これならあれこれ着こなしに悩まずとも、即、今っぽい印象に変えられますよね。注目の配色について尋ねたところ、「ブルー×グリーンに注目しています」とのお返事が。
「春はセージと呼ばれるちょっとくすんだグリーンがトレンドになりましたが、その流れで秋にかけてもまだまだグリーンは注目カラー。気になる合わせ方ですが、大人っぽく、かつさわやかな配色で楽しみたくて。
ベーシックなブラック、ネイビーだと地味になりそうだし、かといって白だとさわやかすぎる?と思っていたところ、目にとまったのがブルー。
グリーン×ブルーって一見難しそうですが、寒色系同士なのでむしろ相性抜群! 明るめの色を選べばより夏らしい爽快な印象に、濃い色合いなら落ち着いた印象になるので配色の濃淡は好みで選んでください」。(亀さん)
さっぱりとした女らしさがイイ! セージグリーンのジャケット×艶やかなブルーのインナーコーデ
▲ジャケット¥20,900(オンワード樫山<uncrave>) ブラウス¥17,600(ELE STOLYOF) バッグ¥145,200(J&M デヴィッドソン 青山店<J&M デヴィッドソン>) その他/私物
グリーンの中でもセージはグレイッシュな色味が使いやすいと大人にも評判! いつものテーラードジャケットもそれだけで新鮮な表情にアップデートされる上、インナーを鉄板の白でなく、ブルーのサテンブラウスにすることで、一段とリッチで大人っぽい仕上がりに。
「ジャケットもインナーもグレー寄りの色味なので、とてもまとまりのいい印象に。他も淡い色合いでまとめたほうがキレイなので、ライトブルーのデニムとグレーのバッグで全体をさわやかにまとめました」。(亀さん)
カジュアルなジャンパースカートコーデも、配色効果で大人っぽい仕上がりに
トレンドのジャンパースカートは色選びや合わせ方次第で子供っぽくもなりがちですが、落ち着いたブルーのとろみ素材なら大人に似合うリッチな表情。「鉄板の白T合わせに満足したら、次は艶やかなグリーンのサテンブラウスに合わせてみてください。簡単なのに抜群におしゃれな雰囲気に仕上がります」。(亀さん)
▲ブラウス¥9,500(N.O.R.C<N.O.R.C>) スカート¥17,600(ジュンカスタマーサービス<ROPE>) その他/私物
簡単な合わせなのに、この新鮮さはまさに洗練配色のなせるワザ。ブルーとグリーンのアイテムを一気に揃えるのはなかなか難しいですが、もしどちらかを持っているなら、それに合わせるイメージでぜひ買い足してみて下さいね。
●この特集で使用した商品の価格はすべて総額(税込)表記となります。
撮影/谷口 巧(Pygmy company/人物)、坂根綾子(静物) スタイリスト・モデル/亀 恭子 ヘア&メイク/神戸春美 構成/松崎のぞみ