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【目次】
保冷バッグを使うメリット
保冷バッグは、アルミなどの断熱材を使用することで、食品を冷たいまま持ち運ぶためのアイテムです。
近年は、商品購入時のビニール袋の無料提供が廃止されたことに伴い、マイバッグとして保冷バッグを持つ人が増えています。
改めて、保冷バッグの持つメリットを詳しく見ていきましょう。
使わないときはコンパクトに折りたためる
「保冷バッグ」はソフトな素材でできているものが多く、使わないときはコンパクトに折りたためます。
保冷バッグと同じく、冷たい食品を運ぶためのアイテムに「クーラーボックス」がありますが、イスとしても使えるほどのハードな素材が多く、中身が空になっても小さくまとめることができないものがほとんど。
保冷バッグの場合、布やポリエステルにアルミシートを敷いているものが多いため、使用後は折りたたんで鞄の中に入れるなど、かさばらずに持ち運びができる点がメリットです。
さまざまなシーンで活躍
保冷バッグはサイズのバリエーションが豊富なため、いろいろな場面で活躍します。
小型の保冷バッグならお弁当入れにぴったりです。食材が傷みやすい暑い時季でも、しっかりと保冷しながらお弁当を持ち運べます。
大きいサイズの保冷バッグは、スーパーでの買い物に重宝します。購入した食材を入れておけば、鮮度を保ったまま自宅に持ち帰れるほか、ポケット付きなら、財布や鍵などを入れることもでき、保冷バッグだけを持って出かけることも可能です。
さらに、運動会やピクニックのお弁当入れ、キャンプやバーベーキューなどアウトドアでも活躍します。めいっぱい遊んだ帰り道に荷物を最小限にまとめられるのは、疲れた体にとってうれしいポイントといえるでしょう。
保冷バッグの選び方
保冷バッグはバリエーションが豊富にあり、どれを選べばよいのか迷う人も多いのではないでしょうか?
保冷バッグを選ぶ際のポイントとなる、デザイン・サイズ・保冷力について詳しく解説します。
デザインで選ぶ
保冷バッグには「トートバッグ型」「ショルダー型」「リュック型」などの形状があり、それぞれ特徴が異なります。
「トートバッグ型」は、手で持つのはもちろん、肩にかけての持ち運びにも対応したマルチなタイプです。お弁当や水筒を入れたり、スイーツを入れたりするときに使えます。底面の幅が狭いため、入れたものが倒れにくく、ペットボトルなどの飲み物を入れる場合にも重宝します。
「ショルダー型」は、肩に斜め掛けができる保冷バッグです。バッグ本体は四角い形状の場合が多く、コの字型に空けられるものであれば、中身の出し入れがスムーズにできます。買い物時だけでなく、キャンプやピクニックなどで長距離を移動する際に便利です。
「リュック型」は両手が空くので、自転車での移動や子どもと手をつなぐときに最適です。サイズが大きいものが多く、大容量の食材やまとめ買いの際にも役立ちます。
手提げにもショルダーにもなる、3WAY仕様の商品もあるのでチェックしてみましょう。
サイズで選ぶ
使用するシーンに合わせて、適切なサイズの保冷バッグを選ぶことも大切です。
一人用のお弁当箱が入るコンパクトサイズと、買い物やアウトドアで利用できる大きなサイズを、それぞれ持っておくとシーンに応じて使い分けができます。
コンパクトサイズでは、お弁当箱+水筒や小ぶりの容器が入る大きさがおすすめです。普段の買い物で気軽に使う場合は、10~20l程度のサイズがあれば問題ありません。
大人数のキャンプやバーベキューでは、35l以上の大きいサイズがよいでしょう。500mlのペットボトルが36本程度収納できます。ただし、電車で移動する際は邪魔になる場合もあるので、適切なサイズを選ぶようにしましょう。
保冷力で選ぶ
保冷力は外気温や商品、中に入れるものによっても変わりますが、目安となる平均的な持続時間は4~6時間です。
保冷バッグの中の断熱材が厚いほど、保冷効果が高いといわれているため、6~10mm程度の厚さがあるものを選ぶとよいでしょう。
また、保冷剤を入れると保冷効果が高まります。保冷バッグの中に、保冷剤を入れられるポケットがあるかどうかもチェックしておくと安心です。ポケットがなくても保冷剤は入れられますが、あると使い勝手がよくなります。
サーモスのおすすめ保冷バッグ13選|暑い日のお出掛けもこれで安心|Domani
お弁当入れに!小型のおすすめ保冷バッグ
会社にお弁当を持って行ったり、子どものお弁当を入れたりする場合には、コンパクトな保冷バッグがおすすめです。
お弁当入れに最適な、小型のおすすめ保冷バッグを紹介します。
サーモス「保冷ランチバッグ RDU-0043」
熱を逃さない魔法瓶で有名な、サーモスが販売する保冷バッグです。バッグの中にはメッシュポケットが付いており、保冷剤を入れられます。
お弁当箱+水筒や小さい容器が入るゆったりサイズなので、食事に必要なものを一つにまとめられて便利です。
汚れた場合もお手入れが簡単にできる、手洗いOKな素材でできていることもポイント。
ファッション小物のようなカジュアルなデザインは、おしゃれな保冷バッグが欲しい人におすすめです。ベーシックカラーの展開で、ベースとは異なる色のストライプがアクセントになっています。
商品名:サーモス 保冷ランチバッグ RDU-0043
スケーター「がま口型 保冷ランチバッグ L」
二つのファスナーで開け口が大きく開き、出し入れがスムーズにできる保冷バッグです。大きめの2段弁当も楽に収納でき、取り出す際も簡単です。
保冷剤が入るメッシュポケットも付いているので、暑い時季にも重宝するでしょう。
幅26×奥行13×高さ19cmのゆったりしたサイズなので、ちょっとした外出のときにスマホや財布を入れるサブバッグとしても活用できます。
シンプルでスタイリッシュなデザインは、パパのお弁当入れとしてもおすすめです。
商品名:スケーター がま口型 保冷ランチバッグ L
マーナ「Shupatto 保冷バッグ S」
両端を「シュパッ」と引っ張って小さくできる、Shupattoシリーズの保冷バッグです。両端を引っ張ると帯状になり、折りたたんでコンパクトに持ち運びできます。
バッグの際は横27×縦20cmで、収納時は横11×縦12×奥行6cmまで小さくなるため、バッグの中でも場所を取りません。お弁当や水筒が入る大きさなので、ランチバッグにも活用でき、仕事帰りの買い物袋としての利用も可能です。
カラーはネイビー・レッド・ストライプの3色展開。コンパクトに持ち運べる保冷バッグを探している人におすすめの商品です。
商品名:マーナ Shupatto 保冷バッグ S
アフタヌーンティー「PEANUTS/保冷ランチバッグ」
使うのが楽しくなりそうな、コミック柄のスヌーピーがかわいい保冷バッグです。
スマホや鍵などの小物を入れる際に便利なポケットが六つあり、ランチだけでなくちょっとした買い物にも使えます。内側には保冷剤を入れるメッシュポケットも付いているので、長時間の外出でも安心です。
サイズは幅21×高さ18×マチ12cmで、500mlペットボトルを横向きに入れられます。長めのお弁当箱や水筒も、余裕を持って入れられるでしょう。
口はひもで結ぶ巾着タイプになっています。
商品名:アフタヌーンティー PEANUTS/保冷ランチバッグ
買い物に!中型のおすすめ保冷バッグ
機能性はもちろん、デザインにもこだわりたい人は、種類が豊富な中型の保冷バッグが最適です。食材の買い出しにも便利な、中型のおすすめ保冷バッグを紹介します。
キャプテンスタッグ「ブランシュ 保冷ショッピングエコバッグ」
太陽や雲などのポップな柄が楽しい、2WAY仕様の保冷バッグです。買い物カゴにぴったり収まるサイズで、スーパーのレジカゴにセットすれば、荷詰め作業を短縮できます。
荷物が少ないときは、サイドのボタンで大きさを調節できるので便利です。前面には小物用のポケットがあり、鍵やスマホなどを入れられます。
ライム・ミント・ドット・レッド・ネイビー・ブラウン・ブラックの7種展開です。
商品名:キャプテンスタッグ ブランシュ 保冷ショッピングエコバッグ
BRUNO「kippis コンパクトショッピングクーラーバッグ」
大容量かつコンパクトに持ち運べる、北欧柄がおしゃれな保冷バッグです。かわいらしい見た目のじゃがいも柄と、北欧のお菓子をモチーフにしたストライプ柄の2種類を展開しています。
両端のスナップボタンを使えばコンパクトにまとまり、持ち運びにも便利です。
巾着タイプの広い開口部はスムーズに取り出しができ、自立型なので倒れて食材が飛び出す心配もありません。内側は汚れてもさっと拭き取れる素材なので、お手入れも簡単です。
商品名:BRUNO kippis コンパクトショッピングクーラーバッグ
スパイス「ROBIN クーラーショッピングトートバッグ」
コルクや白樺など、自然素材をプリントしたデザインが特徴な保冷バッグです。幅46×奥行30×高さ55cmのレジカゴにぴったり収まるサイズのため、普段の買い物でも役立ちます。
断熱材入りの厚みのあるしっかりとした生地で、冷気を逃しにくく、大量の食材を入れても倒れる心配がありません。
また、ベルトを使ってコンパクトに折りたためるので、収納スペースにも困らないでしょう。外側のポケットには鍵やスマホを入れられる、おしゃれかつ利便性の高い保冷バッグです。
商品名:スパイス ROBIN クーラーショッピングトートバッグ
ライゼンタール「クーラーバッグ」
1971年にドイツのミュンヘンで創業した、ライゼンタール社の保冷バッグです。バッグや収納用品の分野で、高機能かつコスパの高い商品を生み出しています。
保冷・保温効果のある高品質アルミニウムライナー付きで、買い物はもちろん、ピクニックやアウトドアにも最適です。
サイズは幅44.5×マチ24.5×高さ25cmと大きく、レジのカゴにもぴったりはまります。印象的な柄で、人とかぶりたくない、個性的なデザインの保冷バッグを使いたいという人におすすめです。
商品名:ライゼンタール クーラーバッグ
アウトドアに!大型のおすすめ保冷バッグ
キャンプやバーベーキューなど、アウトドアにおすすめの大型の保冷バッグを紹介します。一つ持っておけば、家族や友達とのイベントにも便利に活用できるでしょう。
コールマン「エクストリーム(R)アイスクーラー 35L」
アウトドア用品を扱う人気メーカー「コールマン」の保冷バッグです。
幅44×奥行29×高さ33cmの35lサイズで、500mlのペットボトルが24本、2lのペットボトルが12本入ります。
上部の口を使えば、ファスナーを開けずに飲み物を入れられ、飲みかけを再度冷やす際にも便利です。内側には保冷剤を入れるメッシュポケットが、外側にはタオルや軍手などを入れられるポケットが付いています。
使わない場合は薄くたためるので、車のトランクに入れても場所を取りません。アウトドアに便利な機能を備えた商品です。
商品名:コールマン エクストリーム(R)アイスクーラー 35L
ロゴス「ハイパー氷点下クールマスター・リュックXL」
付属のベルトを付け替えて、リュックのように背負える保冷バッグです。
別売りの保冷剤「氷点下パック」をセットすれば、保冷効果がさらにアップし、アイスクリームが最大11時間保存できます。
外部の衝撃に強い構造なので、瓶ビールや瓶コーラなどの飲み物を入れても安心です。収納時の厚みは約12.5cmのコンパクトサイズになるため、楽に持ち運びができます。
保冷機能を重視する人や、リュック型の保冷バッグを探している人におすすめです。
商品名:ロゴス ハイパー氷点下クールマスター・リュックXL
イエティ「ホッパーM30 ネイビー」
アウトドア好きの開発者が、子どものころにクーラーボックスに対して感じていた不満を解消すべく作った商品です。荷物の出し入れがしやすいトートバッグ型で、350ml缶が約20本とその2倍の氷が入ります。
保冷性に優れた素材のほか、紫外線やカビにも強い防水シェルを使用しているため、悪天候にも耐えられる頼もしい存在です。
開口部には強力なマグネットが付いており、スムーズな開閉をサポートしてくれるでしょう。
スタイリッシュなデザインなので、バーベキューやピクニックだけでなく、お出掛けなどにも利用できます。
商品名:イエティ ホッパーM30 ネイビー
DOD「SOFT KURAZO (46)」
大容量の46lサイズで、2lのペットボトルを立てた状態で入れられます。
2枚の仕切りが付属しているため、食材ごとに場所を分けられるのもうれしいポイントです。保冷バッグの中身がごちゃごちゃしてしまうのを防げます。
また、一般的な保冷バッグと比べて厚みのある断熱材を使用しており、緩衝材として機能するほか、保冷性能に優れていることも特徴です。保冷性試験では、氷が56時間溶けずに残る結果に。
両側にハンドルが付いているので簡単に持ち上げやすく、車に積み込む際もスムーズです。
バッグのフタの裏にはメッシュポケットがあり、保冷剤やタオルなどを入れられます。家族でよくキャンプに行く人におすすめです。
商品名:DOD SOFT KURAZO (46)
保冷力を持続させるコツ
購入したい商品が決まったら、保冷力を長持ちさせるためのポイントも押さえておきましょう。
暑い夏の時期は、保冷力が奪われやすいものです。正しい方法を実践して、保冷力を長持ちさせましょう。
保冷剤を入れる
保冷力を高めたい場合は、しっかり冷やした保冷剤を入れることが重要です。保冷剤はタオルに包み、保冷バッグ内の上部に置きましょう。全体に冷気が行き渡り、効率よく内部を冷やせます。
また、保冷バッグ内部の冷気を逃がさないようにすることも大切です。
せっかく保冷剤で冷やしても、頻繁に開閉していては冷気が外に逃げてしまいます。必要なものだけを取り出せる小窓付きの商品なら、フタを大きく開ける必要がなく、保冷力をキープできるのでおすすめです。
凍らせたペットボトルや、スーパーで売られているブロック氷も保冷剤の代わりとして活躍します。特にペットボトルに水を入れて凍らせると、費用が掛からず、溶けた後は飲料水になるので一石二鳥です。
直射日光が当たらないようにする
保冷力を持続させるためには、直射日光が当たらない日陰の場所に置きましょう。商品によっては、上フタに断熱材が入っていないものもあり、日光が当たると内部の温度はどんどん上昇してしまいます。
日陰がない場合は、遮光性の高いタープを張るのがおすすめです。タープを持っていない場合は、保冷バッグの上にタオルやアルミシートをかぶせるだけでも効果があります。
また、保冷バッグを熱い地面に置かないことも大切です。地面の熱で保冷バッグが温められ、保冷力が下がってしまいます。できるだけ椅子やテーブルの上に置くようにしましょう。
保冷バッグのお手入れ方法
保冷バッグを活用するなら、長くきれいに使いたいものです。特に、キャンプやバーベーキューで使用する場合、汚れてしまうことも多いでしょう。
保冷バッグをきれいに保つ、お手入れ方法を紹介します。
汚れた部分を拭き取る
洗えないタイプの保冷バッグは、ぬらした布や使い捨てのお掃除シートを使ってお手入れしましょう。特に底の角には汚れがたまりやすいため、隅々まで丁寧に拭き取ることが大切です。
お掃除シートを使った場合は、洗剤が残らないように布巾やペーパーを使って、もう一度拭きましょう。
なかなか落ちない頑固な汚れには、洗剤を使います。洗剤の原液を汚れに少しかけ、水でぬらした布でたたき、汚れと泡がなくなるまで繰り返し行います。最後に乾いた布やペーパータオルで、水分をきれいに拭き取れば完了です。
保冷バッグの内側は、結露でカビが発生しやすい部分になります。使用後はこまめに水分を拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
やさしく手洗いする
「拭き取りではどうしても汚れが落ちない」という方は、保冷バッグ自体をやさしく手洗いしましょう。内側のアルミ部分は刺激に弱く、コーティングが剥がれてしまう可能性があるため、洗濯機は使用できません。
まずはバケツや洗面器を用意し、水と中性洗剤を混ぜて洗濯液を作ります。その中に保冷バッグを入れ、やさしく押し洗いしましょう。
汚れが落ちたのを確認したら、水を入れ替え、洗剤が残らないようにしっかりすすぎます。最後にタオルでしっかり水気を拭き取り、風通しのよい日陰に干しましょう。
汚れがひどい場合は、もみ洗いがおすすめです。外側に汚れが染み出てくるので、ブラシでやさしくこすり洗いするときれいになります。
つけ置き洗いは外側の生地や、内側のアルミ素材の劣化につながる恐れがあるため、最長でも10分程度にしましょう。
トップ画像/(C)Shutterstock.com
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