Contents
【目次】
アウトドアチェアのシーン別の使い方
アウトドアチェアには座面が低いものや高いものなど、さまざまな種類があります。使用シーンに最適なタイプを選びましょう。
焚き火を囲むなら「ロータイプ」
近年、人気を集めているのが「ロータイプ」のアウトドアチェアです。
座面が地面から30cmほどの高さにあるため脚を伸ばしてくつろぎやすく、アウトドアアイテムらしい見た目が気分を盛り上げてくれます。焚き火を囲んで過ごす際にちょうどよい距離感を保てる高さで、タープやテント内で使用しても、天井が高く感じられる分、開放感があります。
ただし、食事をする際には、テーブルの高さを合わせることが重要です。
また、くつろぎやすさを重視するのであれば、アームレストが付いているかどうかも確認しておきましょう。
テーブルと一緒に使うなら「ハイタイプ」
食事のしやすさを重視するなら、「ハイタイプ」のチェアがおすすめです。高さが約70cmのテーブルに対して、座面高が約40cmのチェアが使いやすいとされています。
座面が高いので立ったり座ったりする動作も楽に行え、食事の際はもちろん、調理の際に使っても便利です。
デメリットとしては、サイズが大きいのでかさばりやすい点が挙げられます。また、小さな子どもがいる場合は、落下したり転倒したりする危険性もあるので注意しましょう。
テント内で使うなら「座椅子タイプ」
テントやタープの中にインナーマットを敷いて、座敷のようにくつろぎたい場合は「座椅子タイプ」がぴったりです。靴を脱いで座れば、よりリラックスして過ごせるでしょう。
軽量でコンパクトに折り畳めるものが多く、持ち運びがしやすい点がメリットです。
キャンプ以外にも、子どもの運動会などのイベント行事や、ピクニックやお花見などのアウトドアイベントの際に重宝します。室内で使えるタイプも多くあるので、サブチェアとして持っておくのもよいでしょう。
複数人で座りたいなら「ベンチタイプ」
子どもと並んで座りたいなら「ベンチタイプ」がおすすめです。ベンチタイプは座面高が30cmほどの低いタイプが多く、2人掛けのアルミパイプフレームのものが人気です。
背もたれがあるとくつろぎやすく、背もたれがないものはお昼寝の際や荷物置き場として役立ちます。背もたれの有無は商品によるため、使い方や好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
ただし、折り畳んでコンパクトに収納できるといっても、元のサイズが大きいため、かさばりやすいのがデメリットです。
アウトドアチェアの選び方
大自然の中でぜいたくな時間を過ごすためには、アウトドアチェアに付いている機能もチェックしておきましょう。
また、持ち運びや収納の際に困らないサイズかどうかも大切なポイントです。具体的な内容を見ていきましょう。
リクライニングの有無で選ぶ
自然の中でゆったりくつろぐことを楽しみにしている人は、リクライニングの有無をチェックしておきましょう。
リクライニングには、体重を預けるだけで背もたれが倒れるタイプや、好みの角度に背もたれを固定できるタイプ、背もたれを倒すと脚が上がるタイプなど、さまざまなタイプがあります。
ゆっくり夜空を眺めたり、焚き火を囲んでくつろいだりなど、大自然を満喫するのに役立つことはもちろん、自宅のベランダでリラックスする際にもおすすめです。
収納のしやすさで選ぶ
アウトドアチェアは持ち運ぶことを前提に作られていることもあり、基本的にはコンパクトに収納できます。
しかし、折り畳んでもある程度の大きさがあるため、収納時のサイズを確認しておくことが大切です。
頻繁にアウトドアに出掛けたとしても、アウトドアチェアは毎日使うものではありません。収納したい場所に、きちんと収まるかどうかも確認しておきましょう。
また、サイズと併せて、重量もチェックしておくのがおすすめです。当然、軽いほど持ち運びがしやすくなります。
おしゃれで機能的!人気のアウトドアチェア
アウトドアチェアはくつろいで座れるように、さまざまな工夫が施されています。しかし、機能性を重視する一方でデザインにもこだわりたいものです。
有名アウトドアブランドの機能性にもデザイン性にも優れた、おすすめ商品を紹介します。
コールマン「インフィニティチェア」
座った状態からリクライニングでき、存分にリラックスできるアウトドアチェアです。
リクライニングの角度は、アームレスト下にあるロックレバーで簡単に調節が可能。どんな角度にしても体を優しく包み込むように支えてくれます。
フルリクライニングでは脚の高さがおなかよりも上になるため、浮いているような感覚を味わえるでしょう。
シートにはメッシュ素材を採用し、通気性がよく蒸れにくいので、暑い季節でも快適に使えます。
商品名:コールマン インフィニティチェア
スノーピーク「Take!チェア」
スタイリッシュなフォルムが美しい、おしゃれなアウトドアチェアです。
座布には厚手で丈夫な6号帆布を使用し、座った際に背中に違和感を与えないよう、縫製の位置が調整されています。取り外して洗濯ができるので、汚れても安心です。
脚部は強靭(きょうじん)性を備えた竹集成材で、アルミフレームと組み合わせることで強度をアップし、しっかり体重を支えてくれます。
体を預けると包み込まれるような感覚で、安心してくつろげるでしょう。アームレストベルトが付いた、背もたれの長いロングタイプもあります。
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商品名:スノーピーク Take!チェア
キャプテンスタッグ「CS アルミリラックスチェア」
幅61×奥行65~125×高さ107~81cmのワイドサイズで、ゆったり座れるアウトドアチェアです。
リクライニングは5段階で調整でき、好みの角度に合わせれば、よりリラックスできるでしょう。クッション入りのヘッドレストとフットレストが付いているため、さらにくつろいで過ごせます。
折り畳んだときの厚さは15cmで、コンパクトに収納できる上、持ち運びにも便利です。
キャンプや釣り、お花見などでの使用はもちろん、自宅でのリラックスタイムにも活躍するでしょう。
商品名:キャプテンスタッグ CS アルミリラックスチェア
ロータイプのアウトドアチェア
持ち運びがしやすく、ロースタイルのキャンプで人気のロータイプは、おしゃれな商品がたくさんあります。
通気性や速乾性のある生地が採用されたものであれば、暑い夏のアウトドアにも最適です。
ラフマ「ローチェア」
フランスの老舗アウトドアブランド「ラフマ」のアウトドアチェアです。
重量が約1.3kgと軽量で持ち運びがしやすく、キャンプや釣り、海水浴などのアウトドアで重宝します。また、折り畳んだ際はスマートにまとまるため、フェスなどに持って行くのにも便利でしょう。
屋外ファニチャー用に開発された、紫外線・摩耗に強く防菌・防カビ加工の生地を、座面と背もたれに採用しています。
通気性に優れているので、雨にぬれてもすぐに乾くことも魅力です。カラーはブルー・ベージュ・ライトブルーの3色展開です。
商品名:ラフマ ローチェア
テントファクトリー「スパイダーワイド & ローアクションチェア」
強度のあるスパイダーフレームを採用し、USA規格の設計なので、大柄な男性でもゆったり座れるアウトドアチェアです。少し腰を前にずらして座れば、背もたれに頭を預けることもでき、よりリラックスできるでしょう。
アームレストにはカップホルダーがあり、キャンプやバーベキューなどにも便利です。
張地は2種類あり、迷彩柄はポリエステル製、ブラックは通気性と速乾性に優れたテスリン素材になっています。
傘のように閉じる収束型で、付属のキャリーバッグに入れれば、簡単に持ち運べることもポイントです。
商品名:テントファクトリー スパイダーワイド & ローアクションチェア
ハイタイプのアウトドアチェア
食事や調理の際に便利なハイタイプのチェアも、ゆったり腰掛けられる、座り心地のよいものを選びたいものです。
リラックスするのに十分なサイズがありながら、収納時にはコンパクトにしまえるハイタイプの商品を紹介します。
ロゴス「Tradcanvas ダイニングマスターチェア」
座面高が44cmと食事がしやすい高さで、ダイニングテーブルにもぴったり合うアウトドアチェアです。
肩口までサポートしてくれるワイド&ハイバック仕様で、ゆったりともたれかかって座ることができます。
木製のアームレストはチェア幅サイズなので、隣のチェアとぴったり並べて使うことも可能です。子どもの近くに座れるため、食事のサポートもしやすいでしょう。
背面の大型メッシュポケットにはタブレット端末を収納でき、アウトドアだけでなく自宅で使う際にも便利です。
収納サイズは幅約21×奥行19×高さ101cmで、車のトランクや自宅の物置でも場所を取らないスリムな設計になっています。楽に持ち運べる、専用の収納バッグ付きです。
商品名:ロゴス Tradcanvas ダイニングマスターチェア
オンウェー「OW-72-IVY Newスリムチェア」
1995年に設立された、アウトドアブランド「オンウェー」のアウトドアチェアです。
ロングセラーとなった人気商品の後継品として作られ、安定感のあるゆったりした座り心地と、優しいアイボリーカラーが特徴です。
重量は約3.1kgと軽量で、収納時のサイズは幅14×奥行16×高さ112cmとコンパクトなため、持ち運びも楽に行えるでしょう。
ワンアクションで簡単に収納できることも魅力です。生地は取り外しと交換が可能なので、長く愛用できます。
商品名:オンウェー OW-72-IVY Newスリムチェア
座椅子タイプのアウトドアチェア
お座敷スタイルのキャンプに欠かせないのが、座椅子タイプのアウトドアチェアです。
アウトドアチェアの中でも軽量で、コンパクトに収納できるため、持ち運びに向いています。「テントの中では靴を脱いでゆったり過ごしたい」という人におすすめです。
スノーピーク「グランドパネルチェア」
背面に体重を預けるとテンションがかかり、背中をしっかり支えてくれるので、長時間座っていても快適です。背もたれが自立するように設計されているので、立ち上がった瞬間にチェアが倒れることもありません。
収納サイズは幅20×奥行48×高さ11cmとコンパクトで、1.9kgと軽量なため、テントの外に持ち出して自然の景色を楽しむのもよいでしょう。大地をじかに感じながら新鮮な眺めを楽しむ、アウトドアならではの体験を満喫できるはずです。
シンプルでスタイリッシュなデザインは、家の中で使う座椅子としても役立ちます。
商品名:スノーピーク グランドパネルチェア
キャプテンスタッグ「キャンプアウト FDチェア・マット」
クッションの厚さが1cmあり、地面の凹凸を気にせず快適に座ることができます。座面を180度倒せば、マットとして使用可能で、さまざまな使い方ができるでしょう。
収納時のサイズは幅38×奥行40×厚さ3.5cm、重量は約2kgと軽量なので、どこへでも楽に持ち運べます。
リーズナブルな価格帯で気軽に購入でき、サブチェアとして置いておくのもよいでしょう。
明るい色のカモフラージュ柄がおしゃれで、アウトドアはもちろん、自宅での使用にもおすすめです。
商品名:キャプテンスタッグ キャンプアウト FDチェア・マット
ベンチタイプのアウトドアチェア
ヘリノックス「タクティカルベンチ」
「ヘリノックス」は、品質の高さから、キャンパーたちの間でも人気を集めているアウトドアブランドです。
ヘリノックスの技術を生かしたベンチタイプのアウトドアチェアは、耐久性に優れ、安定した座り心地を感じられるでしょう。
使用時のサイズは幅110×奥行42×高さ37cmと、2人で使ってもゆったり座れる大きさです。収納時には幅45×奥行16×高さ16cmとコンパクトにまとまります。
付属の収納ケースに入れて持ち運ぶことができ、カラーはブラックとコヨーテの2色展開です。
商品名:ヘリノックス「タクティカルベンチ」
ロゴス「グランベーシック グランプソファ2」
座面と背もたれのクッションにしっかりとした厚みがあり、リビングソファのようなデザインが特徴の2人掛けアウトドアチェアです。
クッションの着脱が可能で、リュックのように背負える専用ケースに収納すれば、簡単に持ち運びができます。収束型のフレームも、専用ケースでコンパクトに収納できるので便利です。
また、食べ物や飲み物をこぼしてしても、クッションカバーが手洗いできるので、清潔に保てます。
別売りのアームクッションを取り付ければ、さらに座り心地のよい、本格的なソファになるでしょう。
商品名:ロゴス グランベーシック グランプソファ2
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