チンアナゴは、み~んな同じ方向を向いて生活しています
海の生き物へのリスペクトと愛がにじみ出る温かいイラストに加え、衝撃ならぬ笑撃のおさかな事情が満載の【おもしろすぎる! 海の仲間たち ツッコミたくなるおさかな図鑑】(さかなのおにいさん かわちゃん著/ワニブックス刊)。今回は『チンアナゴ』の魅力をお伝えします。
・分類:ウナギ目アナゴ科
・大きさ:約30㎝
・生息地:サンゴ礁の近く
・食べもの:動物性プランクトン
チンアナゴはいろいろいる!?
いまや水族館の人気者・チンアナゴ。よく見る白黒、黄色、白い斑点の3種類はそれぞれ別の仲間なんです。白黒で丸顔がチンアナゴで、黄色の縞(しま)模様がニシキアナゴ。そして、白い斑点と尾ビレをもつ、長~い名前のホワイトスポッテッドガーデンイール。水族館にいるのは、大体この3種類です。ちなみに、砂から出ているのは体の一部。実は全長30㎝ほどで、ニョロっと長いんです。そんなチンアナゴたちはどんな生活を送っているのでしょうか?
著者・さかなのおにいさん かわちゃん的ツッコミコメント『ウンチは食べたらアカン!!』
『スキンシップだと思っていた行動は、実はケンカや、エサを追いかけるあまり絡まっただけだったなんて……。さらに、流れてくるものをエサだと思ってとりあえず口に入れてしまうらしいのですが、なにもウンチまで食べなくても。』
SNSで夢を叶えた「さかなのおにいさん かわちゃん」初の著書!
食べたり、ときには鑑賞してみたり。身近な生き物だけど、そこまで詳しくない。さかなといえば、そんな印象を持つ方が多いのではないでしょうか。そんなさかなについて『実は、それぞれの種類が“めっちゃオモロイ”特徴をもっていて、知れば知るほど魅力に富んだ生き物である』そう発信し続けている人がいます。それが「さかなのおにいさん かわちゃん」です。
普段はラジオや釣り番組などで、さかなの魅力を伝えているかわちゃん。2つある特技のうちひとつが歌うことで元々はうたのおにいさんを目指していたことから、いつの間にか「さかなのおにいさん」と呼ばれるようになったのだとか。そして、もうひとつの特技が『イラスト』。もちろん、この記事で既にあなたが目にした愛らしいイラスト・筆跡もかわちゃんの作品です。毎日SNSにコツコツとさかなのイラストを投稿していたところ、遂に努力が実り、本を出版する夢が叶ったといいます。
その著書こそ、記事冒頭でもお伝えした【おもしろすぎる! 海の仲間たち ツッコミたくなるおさかな図鑑】(ワニブックス刊)です。関西人であるかわちゃんが、どのさかなにも必ずツッコミたくなる「オチ」があることに着目。「世界一オモロイさかな図鑑」を目指し、4コマ漫画でさかなの魅力を語ります。監修には博士(農学)で、専門は魚類分類学の本村浩之氏を迎え、図鑑としての正しい知識を楽しみながら学べる1冊に仕上がっています。漢字にはフリガナが振ってあるので、お子さまへのプレゼントにもおすすめですよ!
今回は人気者・チンアナゴのページを抜粋してお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。当記事筆者は思わず“絡まるチンアナゴ”について検索してしまいました。こ、これは…ぜひ生で見たい! このように、皆さまもきっと好奇心を掻き立てられる海の生き物に出会うはず。そんな素敵な1冊なので、ぜひともチェックしてみてくださいね!
(さかなのおにいさん かわちゃん著/ワニブックス刊)
その生態、ツッコミ待ち!?
「いや、さかなやのに歩くんかい!」
「生まれて0秒で弱肉強食かい!」
「もはや地球外生命体やん!!」
おさかなたちのおかしすぎる生態にツッコミを入れながら紹介する、世界一おもしろい「おさかな図鑑」です。
4コマ漫画でわかりやすく、おもしろい紹介文もたっぷりついていて、こどもから大人までみんなで楽しめます。
SNSで大反響!
「さかなのおにいさん」、かわちゃんの初著書。
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【contents】
第1章 ツッコみたくなる「生き方」
第2章 ツッコみたくなる「ひみつ」
第3章 ツッコみたくなる「生態」
第4章 ツッコみたくなる「海の生き物」
第5章 どうしても伝えたいDE章
(2048年問題/SDGs など)
著者
さかなのおにいさん かわちゃん
1990年、大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態や海の大切さをイラストや歌で伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。また、本名の川田一輝(かわた・かずき)名義では、ラジオDJ・アナウンサーとしても活躍。
Twitter:@sakana_bro
Instagram:@kawayanfishing