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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2022.01.02

夫婦仲悪化で「最初の夫と離婚しなければ」と後悔も〜まなかさんの場合Vol.8

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。夫の浮気発覚でレスになり、さみしさを埋めるために婚外恋愛に走ったまなかさんの物語、第8回。

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子供には「離婚だけはしないで」と懇願され…

前回のお話▶︎夫の浮気と風俗発覚で、出会い系アプリで婚外恋愛に癒しを求め始めた人妻

再婚した夫Aさんの出会い系アプリでの浮気とデリヘル利用が発覚し、夫婦仲が悪化してしまったまなかさん。

その間も、義父が亡くなり独りになった義母が、毎日のように家に夕飯を食べにやって来ます。コロナ禍で人と会わなくなったせいもあるのか、認知症になってきたことに気づき、それを夫に伝えますが「気のせいだろ」と取り合ってくれません。Aさんは嫁姑が仲良くしていると思い込み、母親の面倒はすべてまなかさんに任せて、自分だけ釣りや旅行に出かけたり。

まなかさん:さすがに「おかしいだろ」とキレそうでした。だけどあるとき、夫が珍しく連休で家で3日間も過ごしていて、そこでようやく義母が認知症だと気づいたみたいです。今までは私ひとりで面倒をみていて大変だったのですが、夫も協力してくれるようになり、一緒にデイサービスを探して登録してくれました。

離婚が頭をよぎることもありますが、子供に「仲が悪くてもいいから、離婚しないでパパと一緒にいて欲しい」と言われたため、それを思いとどまっている状態。今は自分の働いたお金で、アンチエイジングの美容ケアをするのがストレス発散になっているそう。

まなかさん:今は下の子がまだ小さいからパートで働いているのですが、自分のお給料の半分くらいは美容につぎ込んでいる感じです。

最初の夫とは他に好きな人ができて別れてしまいましたが、今でもふとしたときに「あのまま元夫と一緒にいたらな」と思うときがあると言います。

まなかさん:あの頃は「結婚ってお金じゃない」って思ってました。若かったんですよね…。でも今ならわかります、「お金だ!」って(苦笑)。元夫とだったらお金にも困らなかったし、中学のときから知っているから居心地のいい相手だったなあ、と。

けれど、まなかさんが3人のお子さんに恵まれたのは、今の旦那さんだったからかもしれないわけで。どちらの選択がよかったかは、死ぬ瞬間まで誰にもわからないのが、人生というものなのかもしれません。

「夫と一緒のお墓には入りたくない」というまなかさんに対して、夫は「好きにしてちょうだい」と言っているそう。

まなかさん:浮気だけはしない人だと思っていたのに、浮気されたのはショックでした。一度不信感を持ってしまったら、元には戻れないのが夫婦。お互いに疑心暗鬼になってしまう。子供のためにがんばってはいますけどね。もし、もう一度結婚するなら、絶対に経済力があってお金に余裕がある人がいいです。子供を私立に入れるのって、すごくお金がかかるので。

再婚後、十数年は幸せな結婚生活を送っていたまなかさんが反省しているのは、「夫の誤解を招くような行動を取ってしまったこと」。長年かけて築いた信頼関係も、一瞬にして崩れることがあるのですね。そのことは私自身、戒めとして忘れないようにしようと思いました。

そして、レスになりすれ違ってしまったおふたりですが、将来、たとえばお子さんが巣立ったあとに夫婦としてまた寄り添える日が来るのか、それとも仮面夫婦となってしまうのか。まなかさんが別れてしまった元夫のことを、今では「あの人と添い遂げればよかった」と思うように、先のことはわからないのが男と女なのだな、とも。この先のおふたりには、どんなドラマが待っているのでしょうか。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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