【目次】
・トリートメントとコンディショナーの違いって?
・トリートメントとコンディショナー、どう使い分けたらいい?
・トリートメントやコンディショナーの効果的な使い方
トリートメントとコンディショナーの違いって?
一般的には効果が高いほうが「トリートメント」
表参道の人気ヘアサロン「Sui」代表の冬木慎一さんによると、トリートメントとコンディショナーの定義や線引きはメーカーによっても異なるそう。同じブランドのものであれば「効果の程度の違い」と考えていいと言います。
「ひとつ言えるのは、髪を補修したり保護する有効成分が高く設定されていることが多いのが、トリートメントです」(冬木さん)
市販商品の中には同じ成分でできているものも…
さらに洗剤化学のスペシャリスト・かずのすけさんによれば、市販商品の中にはトリートメントもコンディショナーも同じ成分で作られている場合があると言います。
「同ブランドに複数のアイテムがある場合、全部重ねてつけたほうがより効果が高まったり、トリートメントの方がコンディショナーより上質な成分でできていると思い込んでいる人もいるかもしれません。
ただ、実はこれらのアイテムの呼び方には具体的な定義などは存在せず、メーカーの采配次第でなんとでも呼ぶことができます。市販商品の中には、コンディショナー・トリートメントが全てほぼ同じ成分でできているものもあり、同じようなものを何度も塗り重ねているなんてことも少なくありません。それにもかかわらず、コンディショナーよりトリートメントやヘアマスクの方が値段が倍以上するものなどもあります」(かずのすけさん)
アイテムの呼び名にとらわれず、気に入った使用感の商品を用意するのがおすすめだそうです。
トリートメントとコンディショナー、どう使い分けたらいい?
どっちを使う?効果的な使い分け方法
(C)Shutterstock.com
Sui代表の冬木さんによれば、基本的にはトリートメントとコンディショナー、両方の使用は必要ないと言います。効果的なのは、髪の状態に合わせて使い分けること。
日常的にはコンディショナーを使用しつつ、髪のダメージや乾燥が気になるときはトリートメントを使用するのがおすすめです。
「髪内部に成分が浸透する、と書いてある製品は、なじませたあとにすぐにすすぐのではなく、しばらく時間を置いてすすぐと効果が高まる場合もあります」(冬木さん)
いちばん効果的な使い方は、製品に表示されている使用方法通りに使うことだそう。そのメーカーやブランドのホームベージに、作用や使い方が詳しく解説されていることも多いです。自分の髪質に合うタイプを美容師さんに相談するのもよいでしょう。
両方使うときは順番に注意
基本的には併用する必要のないトリートメントとコンディショナーですが、もし両方使いたい場合は、使う順番に注意が必要だと言われています。
一般的に、同じブランドのものであればトリートメントは「内部補修」、コンディショナーは「髪表面のコーティング」がメインの役割になっていることが多いようです。
そのため、【トリートメント】→【コンディショナー】の順番に使用するのがおすすめです。
トリートメントやコンディショナーの効果的な使い方
傷みやすい顔まわりから塗布する
トリートメントはシャンプー後、傷みやすい顔まわりから塗布するのが推奨されています。
シャンプーをしっかりと洗い流したら、ダメージ部分に集中して塗りましょう。
手ぐしを通しながらトリートメントを髪一本一本にしっかりとなじませます。少し時間を置いてから、すすぎ残しのないよう洗い流しましょう。
ホットタオルを使った集中ケアもおすすめ
時々はホットタオルを使って集中ケアするのもおすすめです。
トリートメントまたはコンディショナーを毛先を中心にたっぷりと付けたら、シャワーキャップ(100均で購入できます)を被ってホットタオルを巻きましょう。ホットタオルは、熱めのお湯で濡らしたタオルを絞るだけでOK。この状態で15分置いたらしっかりとすすぎます。