“脱・可愛い”コーラルメイクなら、親しみやすさとかっこよさの両方が叶う!
コーラルカラーを使ったメイクは、どちらかというと甘めの印象が強く「きちんと感が出る?」「40代には可愛すぎない?」と思う方もいるのではないでしょうか。けれど、つけ方や他のメイクとの組み合わせでかっこよく仕上げることができるんです。
参観日になぜコーラルメイクがおすすめ?
きちんとした行事だとつい王道のブラウンやベージュに手が伸びがちですが、ブラウンのような暗め色だとメイク次第でキツく見えたり老けて見えることがありますし、ベージュのような淡い色だと顔色が悪く見えることも…。マスク着用が必要な今はとくに目元印象がそのままママの印象につながるので、いかに目元にやわらかさや温もり感を出すことが肝心で、それにぴったりなのが、赤みとオレンジみを融合させたコーラルカラーです。
コーラルメイクならネイビー服が明るくやわらかな印象に
ブラウス¥23,100(アデュートリステス) ピアス[プラチナ×アコヤパール×ダイヤモンド]¥242,000(ヴァンドームヤマダ〈ヴァンドーム青山〉) ブローチ¥13,200(ヴァンドームブティック伊勢丹新宿店〈ヴァンドームブティック〉)
コーラルメイクをかっこよく仕上げるコツは「ぼかし」のテクニック
「コーラル色でもつけ方次第で印象が違って見えますし、ぼかしてつければ今っぽいおしゃれ感やかっこよさに仕上がります」と話すのは、ヘア&メイクの佐伯エミーさん。「コーラルカラーは血色感や明るさがほしい時に使える色ですが、チップで目元にしっかり色をつけると色が目立ちすぎてしまうことがあります。参観日ではある程度のメイク感はほしいけれど浮いたり悪目立ちは避けたいですよね? だからこそ、ぼかしのテクニックで肌になじませる必要があります。アイメイクの“ぼかす”は薄くつけることではなく、色の強弱をコントロールして肌と調和させることです。さらに、ブラウンのアイライナーをキワに細く入れてさりげなく締めること、マスカラもサッと軽くつけてまつげをあげすぎないことで今っぽい抜け感が出てクールとは違うかっこよさに仕上がります」
かっこいいコーラルメイクのやりかたを詳しく解説!
【STEP1】上まぶたのコーラルメイク
コーラルアイシャドウは、パールカラー・淡ベージュ・濃淡コーラルの4色が入ったパレットを使うと、肌と調和させやすいうえにメリハリ感も出だせるのでおすすめ。まぶたにニュアンスを加えるため淡ベージュをアイホール全体に入れます。チップではなく指塗りにすると色を程よく密着させながらも抜け感が出せるので、ぜひ覚えてほしいテクニック。淡ベージュを指とったら、二重幅で指を2〜3回左右に動かしてなじませてから上へ塗り広げます。上の方はごく薄くつく程度でOK。次に薄いコーラルを指にとり、二重幅のあたりで左右になじませます。(上に広げたり、目のキワを濃くしたりするのは避けます)
実際に使ったコーラルシャドウはこちらでチェック!
【STEP2】上まぶたに立体感をつける
輝きだけをまとえるパールカラーを上まぶたの中央のみに指でトントンとのせます。繊細な輝きを部分的につけると目元の立体感が際立ってコーラルカラーのなじみがアップしますし、いきいきとした印象になれます。
【STEP3】下まぶたのコーラルメイク
上まぶただけでなく下まぶたにもコーラルカラーを入れ、上下を囲むことでアイメイクがより自然に仕上がります。目が大きく見える効果もあるのでアイラインやマスカラで盛る必要がなく、頑張ってる感が出ないというのもうれしいポイント。濃いコーラルを平めのブラシにとり、下まぶたのキワに細く入れます。目頭5mm程度は外して色を入れるのが浮いて見えないコツです。
チークはベージュを選び、肌と一体化するようなニュアンスづけに
アイメイクに色を使うとついチークもしっかり色を入れがちですが、それはメイクが濃くなるのでNG。チークは明るいベージュを選び、塗っているかわかない程度の引き算メイクにすることでコーラルメイクの甘さを抑えることができます。薄くつけるときは広範囲に入れるのがポイントで、肌となじみやすくなるうえ、シェーディング効果でフェイスラインがシュッと締まるメリットも。ベージュチークをブラシにとり、手の甲でトントンとなじませてから頰へ。黒目の下で小鼻の上の位置を始点にし、そこから耳の上・耳の穴・耳たぶの3方向にブラシを動かします。
リップはブラウン系を。ブラシで輪郭をとって口元をキュッと締める
リップに落ち着いたブラウン系を使うことで、顔全体がさらに締まって見えるのでコーラルメイクをかっこよく仕上げたい時にはマストです。リップブラシを使って唇の輪郭をとりながら塗ります。その後、なにもつけていない指でリップ(輪郭部分は外す)をトントンとなじませます。こうすると唇が目立ちすぎることがなく、アイメイクとバランスよく仕上がります。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/牧野紗弥 構成/片山幸代