【目次】
〝人生100年時代〟が、いよいよ現実に!
〝超高齢長寿社会〟が叫ばれ、「人生100年時代」の到来もいよいよ現実味を帯びてきたニッポン。そんな時代をDomani世代はどう生きればよいのでしょうか。年金給付が始まる65歳から、長い老後を豊かに過ごすために、何をすべきで何をすべきでないのか、考えてみました。
《TOPICS 01》 政府もセカンドキャリア対策を始めている!
’17年9月、国の教育や雇用、社会保障の制度を見直す「人生100年時代構想会議」が発足。安倍首相自ら会議に参加するなど、国をあげての取り組みが本格化している。
《TOPICS 02》 〝人生100年時代〟を説いたビジネス書がベストセラーに
長寿人生をどう生きるかを提示した『ライフ・シフト』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著/東洋経済新報社)が、’16年の発売以来、今なお部数を伸ばしている。
《TOPICS 03》 Domani世代は、95歳まで生きるのが、あたりまえの時代に!?
’17年の女性の平均寿命は87歳。しかし、1980~2010年で平均寿命が8歳延びたことから、30年後には95歳まで生きる可能性が濃厚。(厚生労働省 平成28年簡易生命表より試算)
《from Domani サポーター》
みんなどう考えてる? Domani世代のセカンドキャリア
老後の不安は人それぞれ。そこで、アラフォー世代が今、何に悩んでいるのか緊急アンケート!
Q.今の会社に、定年はありますか?
現在は60歳が定年の一般的な年齢。65歳と答えた人は約1割で、すでに定年が延長されている企業も。しかし6割は「今の給料に不満なので転職予定」(43歳・IT)など定年まで今の会社に残ることはそもそも考えていない様子。
Q.理想のセカンドキャリアは?
定年後も働きたいと答えた人は8割超。中でも「自分の時間も確保したい」とパートタイムを望む声が多い。「高原のログハウスで暮らしたい」(38歳・メーカー)など仕事をせずゆとりある老後を夢見る人もチラホラ。
Q.何歳まで働き続けたい?
生涯現役派からは「人の役に立ちたい」(39歳・IT)など、社会貢献したいという声が多数。一方、40、50代で早期リタイアを望む人や「働きたくても体力が落ちて続けられない気がする」(41歳・企画)という意見も。
Q.あなたが働く理由は?
〝お金のため〟が圧倒的。現在の生活費はもちろん、老後資金を少しでも多く貯めておきたいという思いもうかがえる。続いて〝生活のハリ〟〝楽しいから〟など、働くこと自体には前向きな姿勢が多くみられた。(複数回答)
Q.充実した老後に、必要だと思うものは?
読者の大多数は〝体が資本〟と考えていることが判明。「ジムに通い始めた」(42歳・専門職)などすでに体づくりに励む人も。「このまま独身だと孤独死が怖い」(40歳・事務)と家族やパートナーの必要性を望む声も多い。
Q.老後の不安は?
Domani2018年5月号『「人生100年時代」のセカンドキャリアを考える』より
本誌撮影時スタッフ:イラスト/船越谷 香 構成/佐々木 恵・赤木さと子・酒井亜希子(スタッフ・オン)