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「無料で安全はない!」と心得よう
「無料で使える公衆Wi-Fiは便利ですが、無料の通信はだれかにのぞかれていると思って使ってください。通信内容が暗号化されていないからです。無料で安全なものはない、と心得ておきましょう」と、情報セキュリティ大学院大学の湯淺墾道先生。
スマホの通信制限が心配なとき、お茶しながらドラマ動画を見たいとき。公共のWi-Fiは便利だけれど、気軽なお楽しみ以外に使うのは避けたほうがよさそう。具体的に避けたほうがいい例は、
・住所やカード番号などを入れるネットショッピング
・仕事の情報のやり取り
・仕事の納品物の送受信 など
多いのは、パソコンのセキュリテイ対策には気を使っても、意外とスマホのセキュリティを見落としてしまうこと。スマホにもウイルス対策ソフトを入れておくのは、ひとつの対策になりそうです。そうすれば、危険なWi-Fi接続時にはアラートが出るので、うっかりつないでさあ大変! という事態は防げます。
湯淺先生は、「屋外では、会社や個人で契約しているポケットWi-Fiが安心です」とのことですが、すごく頻繁に使うケースや会社もちの場合は別として、月数千円の通信料は、個人だとなかなか割高に感じてしまうこのご時世…。そこで、「iPhoneのデザリング機能(iPhoneをアクセスポイントとして、パソコンやiPadなどでネット利用できる機能)が安心です」ということも教えていただきました。携帯のキャリアとあらかじめ契約しておく必要がありますが、月額500円ほどなので、負担も少ないです(ただし、データ定額サービス加入が条件)。
私も、昨年にポケットWi-Fiを解約してからは、屋外ではデザリングを使ってます。街中では通信速度が遅くなることもあるのが、ちょっぴり玉にキズ。けれどそれが「大事なお仕事は会社かお家に戻ってから」という意識にもつながってます。カフェなどで長居するのは、そもそも歓迎されるべき客ではないですしね。
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam、Oggiでもインタビュー、コラムなど連載中。iPhoneを新機種にしたいのと、(いまさらだけど)Appleウオッチが欲しいと思い始めている、今日このごろです。