【目次】
子供のうちに触れておきたい名画約360点を収録。“はじめての絵画体験”を導く図鑑が登場
学習図鑑売上No.1を誇る『小学館の図鑑 NEO』。これまで主に自然科学について解説してきた「NEO」シリーズですが、最新作のテーマは初の「アート」! 子供の非認知能力、表現力やコミニュケーション能力を育むといわれ、近年注目が高まるアート教育。その頼れる相棒となり、はじめの一歩にもぴったりの『小学館の図鑑 NEOアート 図解 はじめての絵画』が新登場しました。子供のうちに見せておきたい名画を国内外から約360点も収録する本書は、発売後即重版も決定した注目の一冊です。誰もが一度は見たことのある名画のすごさを、本気で解説します!
アートがもっと楽しくなる! 絵画に隠れた秘密をひもとく「見方」を解説
本書の最大の特長は、アートの「見方」を子供にもわかりやすく教えてくれること。ただ作品を並べて紹介するのではなく、さまざまな角度に視点を変えることで、名画の秘密をひもときます。描かれているテーマは? 使われているテクニックは? 結局『モナ・リザ』って何がすごいの?「NEO」シリーズならではの詳細&美麗な図解で、絵画の魅力をいきいきと伝えます。
▲同じ主題でも作者や時代によって描き方は個性豊か。親子で「どれが好き?」と話し合うのも楽しそうです
突然ですが、ここでクイズ! 「アートな視点」で考えてみて
【第1問】ベラスケス『ラス・メニーナス』。この部屋の“主役”は誰?
たとえばこちら、17世紀にスペインで活躍した画家・ベラスケスの代表作であり、西洋絵画の傑作として名高い『ラス・メニーナス』。複数の人が描かれた作品ですが、この部屋のなかで“主役”にあたるのはいったい誰でしょう?
▲理由も一緒に考えてみましょう!
正解は…
センターに描かれた⑧のかわいらしい少女が主役では…と思いきや、正解は鏡に映った②、③のふたり! ちなみに左端の男性①は作者のベラスケス。大きなキャンバスの前に立っています。この作品は、ベラスケスに肖像画を描かせる王様と王妃様の目の前に広がる光景を描いたものなんです。
「主役は画面の外にいる」とは、目からウロコでした。見覚えのある有名作品も、こうして背景にある物語を知ることで一気に奥行きが感じられます。なんだか、愛着も湧いてきませんか?
【第2問】名画を生み出すテクニックを見破ることができる?
続いては、スーラ作『グランド・ジャット島の日曜日の午後』。夏の鮮やかな光が画面いっぱいに広がる爽やかな作品です。この絵画は「あるもの」だけで表現されているのですが、それは一体なんでしょう?
正解は…
答えは色とりどりの「点」! 作品を原寸大で見てみると、無数の点で描かれていることがわかります。絵の具を混ぜずにそのまま小さな点で塗ることで、より明るく鮮やかな光の表現が可能に。遠目に見ると黒く見える帽子や、女性の肌色に青やオレンジなどさまざまな色彩が使われていることに驚きです。こうすることで、夏の光がキラキラと反射するようすを描くことができるのですね。
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自宅にいながら名画のリアルな筆致を体験
このように、本書には作品にグググっと視点を寄せた解説も数多く収録。 実際のサイズを掲載したページもいくつかあり、名画のパワーをいっそう感じることができます。
絵画を細部まで鑑賞するのは本来美術館に行かないと難しいものですが(貴重な作品の場合、それでも至近距離で見るのは厳しいこともしばしば…)、こうして自宅にいながら、よりリアルな筆致を体験できるのも本書ならでは。世界最高水準の印刷技術で、作品の臨場感をページいっぱいに伝えます。
▲写真では伝わりきらない鮮やかな色彩は、ぜひ手に取ってご覧いただきたいです!
そのうえで、やっぱり“本物”のすごさも実感してみたいもの。子供に絵画への興味が芽吹いたら、ぜひとも美術館に足を運んでアート体験を重ねたいですよね。本書では美術館の楽しみ方や、国内の美術館の見どころも教えてくれるので、親子共に多いに参考になるはずです。本書に掲載された絵画を実際に見られる美術館も紹介していますよ。
▲ゴッホの『ひまわり』が国内で見られることはご存知でしたか?
実際に子供と一緒に〝はじめての絵画〟に触れた感想を聞いてみました!
絵画のさまざまな魅力を教えてくれる本書。早速、Domani読者代表・Domanistのおふたりに、実際にお子さんと〝はじめての絵画〟に触れていただきました!
■「アートは、年齢関係なく純粋な目線で楽しめるものだと気付かされました」
杉本緑さん(2018年生まれの女の子ママ)
「『この絵CMで見たことある!』『ネコちゃんがいっぱいいる〜』と、初めて我が家に来た図鑑に興味津々だったもうすぐ5歳の娘。まだ内容について理解するのは早いかな?と思っていましたが、本来“アート”というものは、年齢は関係なく肩ひじ張らずに純粋な目線で楽しめるものだったということに、親の方も改めて気付かされました。
私自身も昔から絵画鑑賞は好きでよく足を運んでいたものの、初めて知る豆知識がたくさん載っていて目からウロコ! これから娘の成長とともに、芸術に興味を深めていく過程の“ガイドブック”として、ぜひ本棚に加えておきたい1冊です」
■「息子たちが表現力や発想力を育んでいくスタートに」
鈴木まきさん(2009年生まれ、2017年の男の子ママ)
「5歳の次男は『素材と技法』の章が好き。家にある絵の具やクレヨン、筆などを持ってきて、本の内容と比べて楽しんでいました。中学生の長男は教科書などで知っている絵画もあり、時代年表と見比べながら、解説を興味深く読む姿が印象的でした。
息子達は絵画を見ても感想を表現することが苦手ですが、『はじめての絵画』と出会うことでアートに興味を持ち、知識をインプットするだけでなく、表現力や発想力を育んでいくスタートになってくれたように思います」
視覚的・直感的に楽しんでもよし、名画の秘密を深掘りするのもよし。3歳ごろから小学校高学年ごろまで、幅広い年齢で楽しめる内容になってる『小学館の図鑑 NEOアート 図解 はじめての絵画』。もちろん、大人が読んでも新鮮な発見がたっぷり。アートに興味があるご家庭はもちろん、アートって難しそう…というファミリーにも、絵画鑑賞にもっと“ワクワク”をもたらしてくれる本書、ぜひ手にとってみてくださいね。
■『小学館の図鑑 NEOアート 図解 はじめての絵画』
監修:青柳正規(元文化庁長官・東京大学名誉教授)
2,970円(税込)
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