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2023.12.24

子連れハワイのフライトは「カウチシート」が大正解【トラベルエディター伊澤慶一】

我が家のパパに「これ読んでみて♡」と勧めてみれば、きっと今度の休みはパパ主導のお出かけに!絶賛育児真っ只中な旅のプロが、自身の体験をもとにパパ目線の「旅育」子連れ旅をご紹介。今回は念願だった家族でのハワイ旅。子連れフライトに目から鱗の、ANA「フライングホヌ」のカウチシートをご紹介します。

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子どもに人気抜群のフライングホヌ。でも、喜んだのはむしろ親の方でした!

アロハ!久々に家族でハワイへ行ってきました。数々のハワイガイドブックや雑誌のハワイ特集を制作してきたトラベルエディターとしての経験を駆使して、家族のために練りに練ったハワイ旅行の様子を全5回にわけてご紹介させていただきます。今回は最終回、フライト編です。




筆者のお子さんが飛行機のシートで眠っている様子▲カウチシートを利用することで、しっかり睡眠をとることができ、到着後すぐに元気に活動できるのが最大のメリット!

往復で15時間以上を過ごすことになる機内。フライト選びはホテル選びと同じくらい重要、と言っても過言ではありません。価格、発着空港、アライアンスなど、選ぶ基準は人それぞれですが、子連れハワイ旅の選択肢としてぜひ知っておいていただきたいのが、ANA「フライングホヌ」のカウチシートです。

カウチシートとは座席の足元にあるレッグレストを上げて、シートをフルフラットに利用することができるA380機材限定の有料サービス。3席または4席を1組とし、エコノミークラス運賃への追加料金で利用することができ、日本とハワイの間ではANAのフライングホヌだけが導入しています。

今回我が家は往復どちらもカウチシート利用したのですが、「子連れなら次回以降も絶対にこれがいい!」と思うほど気に入りました。というのも渡航前、子どもたちが機内で寝てくれるかが非常に心配だったのですが、シートを写真のようにフルフラットベッドのように利用することで往復ともにぐっすり睡眠!パパママが思わずガッツポーズするほど、狙い通りの展開となりました。

シートに座るお子さん▲こちらは2名で3席を利用したパターン。縦横、約150cm×約80cmあり、大人も少し足を曲げれば子どもと一緒に添い寝可能。

子どもが寝られないと、結局親も一睡もできないのが子連れ旅。ですが、今回はたっぷり熟睡してくれたので、親も横でしっかりと休むことができ、ハワイ到着後の疲れや時差ボケも少なくて助かりました。就寝時以外でも畳の上のようにある程度自由に動けるので、子どもたちがぐずったり、床に下りたりしてしまうこともなかったのもよかったです。

そのお値段ですが、ローシーズンであれば3名で3席利用すると片道9,600円(ハワイ発は$96)、4名で4席利用すると片道13,000円(ハワイ発は$130)と、意外とリーズナブル! お子様が小さい場合、こちらだけでも十分足を伸ばして寝かせてあげられると思います。

さらに、快適さを追求したければ、2名で3席利用(片道20,000円、ハワイ発は$200)、もしくは2名で4席利用(片道50,000円、ハワイ発は$500)がおすすめ。値段は上がりますが、大人の男性であっても親子で並んで寝る(足は少し曲げることになります)ことが可能です。行きのフライトでいかに寝られるかがハワイ到着初日の活動に響くので、例えば行きだけでも贅沢にこちらを選択するというのもアリでしょう。

シートのモニター▲13.3インチの薄型タッチパネル式液晶モニター。日本語で見られるアニメコンテンツもたくさんありました。

先にシートの紹介をしましたが、ウミガメのイラストが描かれた機体に子どもたちはもちろん大喜び。成田空港でフライングホヌを見つけたときから、ハワイ気分がぐっと高まりました。さらにフライングホヌでは、機内販売限定のぬいぐるみがあったり、モニターで見られるフライトマップ上の機体がしっかりホヌのデザインになっていたり、随所で特別感を感じさせてくれます。

また1階の最後部に多目的ルームがあるのも、子連れには非常に嬉しいポイント。おむつ交換や子どもの着替えなど、通常はトイレでやっていたことを余裕ある空間でできるのは本当に便利です。ちなみに、日本〜ハワイ線で多目的ルームが設置されているのは、2023年12月時点ではANAのフライングホヌのみとなっています。

機内の天井▲天井のレインボーカラー。これはフライングホヌに限ったものではありませんが、粋なライティング!

フライングホヌ搭乗の際には注意点もあります。総2階建てのA380機材は接続できるゲートが限られているため、空港では少し離れたゲートでの搭乗となります。成田でもホノルルでも、搭乗までに歩くことになるという点は覚えておくといいかと思います(機内に入ってからもカウチシートがあるのは最後部なので注意です)。

子連れの場合、時間に余裕ももって行動するのはもちろん、できるだけ機内持ち込み手荷物を少なくするのがいいでしょう。お子様が小さい場合、あえてベビーカーを持参(搭乗口の手前まで利用でき、到着後も降りてすぐ使えます)するなど、移動しやすい対策をとることをおすすめします!

オレンジ色の3号機、ラーちゃん▲2023年10月20日から待望の運航開始となったオレンジ色の3号機、ラーちゃん! 機内や座席はまだピカピカでした。

ANA利用者の特権。ワイキキでラウンジ&トロリーバスが無料で使える!

マハロラウンジの休憩スペース▲マハロラウンジの休憩スペース。無料でWIFIが使えたり、雑誌を読めたり、無料ドリンクをいただけたりと至れり尽くせり!

フライングホヌを含むANA便(東京発ホノルル線。他社のコードシェア便含む)でハワイに行くと、ワイキキ中心部にあるANAラウンジ「マハロラウンジ」を無料で利用できるのも嬉しいポイントです(ただし、ANAマイレージクラブへの入会が必要。またANAトラベラーズ商品でハワイに来た方、別途利用券を購入した方も利用可能。詳しい利用条件はホームページを参照)。

マハロラウンジはカラカウア通りに面したワイキキ・ショッピングプラザの2階に入っていて、とても便利なロケーション。広々した休憩エリアがあったり、子どもがぐずった時に安心のキッズエリアが備わっていたり、トイレにはウォシュレットが完備していたりと、海外では非常に心強い存在です。

貸出用ベビーカー▲マハロラウンジで貸し出ししているベビーカー。コンパクトに畳めて、客室内での保管もラクラク。

さらに子連れに嬉しいポイントとしてはこちらでベビーカー(生後7ヶ月〜3歳未満、体重22kg以下)のレンタルができる点。レンタル代金は5日間$10、10日間$15で、事前にWEBから申し込みすることが可能です。

こちらのラウンジには日本語スタッフが常駐しており、上記のレンタカー貸し出し以外にもオプショナルツアーやミールクーポンなどの手配、手荷物預かりサービス(ロッカーも完備)、USドルへの両替などにもすべて日本語で対応してくれます。

ANAエクスプレスバス▲ワイキキから出発するANAエクスプレスバス。目安としてはだいたい30-40分おきに1本のペースで運行。

またワイキキ・ショッピングプラザのすぐ横から出発するANAエクスプレスバスも、フライングホヌを含むANA便(東京発ホノルル線。他社のコードシェア便含む)利用者で、ANAマイレージクラブ会員の方であれば利用可能です(詳しい利用条件はホームページを参照)。

こちらのANAエクスプレスバスは環境に配慮した100%電気バスで、バスのボディにはフライングホヌと同じホヌのイラスト、そして背景にモンステラが描かれています。ワイキキとアラモアナ間をノンストップで直行運転しており、最速12分で到着。さらに土曜の午前中は本特集で紹介したカカアコのファーマーズマーケットにも行くルートが運行され、非常に便利です。

ANAマイレージクラブアプリ内のミニアプリ「ANAハワイ」▲ANAマイレージクラブアプリ内のミニアプリ「ANAハワイ」を使うと、バスの現在位置もわかってとても便利。

カウチシートだけでなく、無料ラウンジやシャトルバスなど、ANAのハワイ旅は子連れに嬉しいサービスが満載。ホヌのイラストを見るたびに子どもたちにも笑顔が生まれ、幸せな気持ちにさせてくれました。

現在、フライングホヌは成田〜ホノルル間を毎日運航。時期によってはお得なセールの対象路線になることもあるので、ANAのSNSをフォローしてお得な情報は逃さないように! ちなみに本記事でご紹介したカウチシートは、ANAの公式サイトからの購入でないと指定ができないのでご注意ください。

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トラベルエディター

伊澤慶一

旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部にて国内外のガイドブックを多数手がけ、2017年に独立。現在は、雑誌のホテル特集ページ制作を手がけたり、「ワーケーション」や「ステイケーション」をテーマに連載記事の執筆、また自らのInstagramアカウントで日々おすすめホテル情報を発信している。
アカウント:@izawakeiichi

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