Q:自分だけのへそくり、あったほうがいいですか?
答える人/井戸美枝さん(ファイナンシャルプランナー)
A:老後のおひとりさまに備えて必要です
家族や夫婦の共有の貯蓄と別に、個人の蓄えはいざというときのためにあったほうがいいでしょう。すぐに使わないとしても、今後の転職や離婚のときに備えて、自分だけのへそくりをもっていると精神的余裕が違います。目安は収入1年分。これだけあれば、人生のたいていのアクシデントは立ち直ることができます。
とはいえ、人はだれでも最期にはひとりになることも。今家族がいても、いずれおひとりさまとして暮らすことも考えつつ、自分用の貯蓄をゆっくり準備していくことをおすすめします。
ファイナンシャルプランナー
井戸美枝
CFP(R)、社会保険労務士。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題をわかりやすく解説。社会保障審議会企業年金部会委員。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞で執筆。近著に『100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!』(集英社)、『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)
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