Q :緊張しやすいのは病気ですか?
答える人/樫出恒代さん(漢方ライフクリエーター)
A:病気ではなく生活のスパイス。漢方やツボ押しが助けになります
ある程度の緊張は、生活のスパイス。完全になくすことはできませんし、うまくつきあっていくしかありません。ただし、緊張をやわらげることはできます。
ひとつは、成長したがっている自分を認めてあげること。緊張するということは、よく見せたい、上手にしゃべりたい、と思うからこそ。そこに気づくと、緊張がネガティブなものばかりではないと思えるはずです。
ふたつめは、ドキドキが大きかったり、止まらないようだったら、漢方薬局で自分に合うものを処方してもらう方法です(抑肝散加陳皮半夏、加味帰脾湯、桂枝加竜牡蠣湯など)。それをお守りとしてポーチに入れておいて、緊張しそうなときに事前に飲むのもいいでしょう。自分に合った漢方は、安定剤などと違って副作用がありませんし、たとえ飲まなくても持っているだけで、安心感につながります。
手首の神門(しんもん)というツボを押すことも、おすすめです。手首の小指側の少しくぼんだあたりにあるツボで、反対側の手の親指で軽く抑えてみてください。気持ちを鎮めるのに、役立ちますよ。
薬剤師・漢方ライフクリエーター
樫出恒代(かしで ひさよ)
1人ひとりのこころとからだにていねいに向き合うことをモットーに、漢方カウンセリングと、アロマテラピーを用いたオリジナルのバイタルフットヒーリングによるケアをおこなっている。また、よりたくさんの方に漢方の良さを知ってもらうための活動として、Kaon漢方アカデミーを主催。東京・新潟などでセミナーも行なっている。共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館) ●漢方カウンセリングルームKaon
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