丸みのある目に見せるアイラインの引き方
優しいブラウンを使えば、上品で柔らかな印象をキープできます。アイラインやマスカラで目のフレームを際立てれば目元がキリッとし、ハレの日のメイクにも。
How to
細かく動かしてまつげの隙間を埋める
アイラインはまつげの間のみに入れます。まつげの上にまでラインを入れるとメイク感が強くなるのでご注意を。こげ茶ペンシルを左右にちょこちょこと細かく動かしてまつげの隙間を埋めていきます。目尻は目の形に沿って2mm程度長くします。
使用アイテム
▲ケイト レアフィットジェルペンシル N BR-2 ¥1,210〈編集部調べ〉
とろけるような描き心地なのに速乾。泣いても落ちず、こすれにも強いのもうれしい。
【目の形別】アイラインの書き方
一重まぶたさんは目頭から目尻まで引く
《Close Up》
上まぶたが厚くアイラインが隠れやすい一重まぶたですが、40代におすすめの一重アイメイクは、目頭からアイラインを入れるテクニックです。
というのも、一重まぶたの場合、目力アップのために強調させたいのは“目の横幅”で、目の縦幅を大きく見せようとするとアイメイクが濃くなったり、逆に目が小さく見えることも。目の横幅を長くするほうが一重まぶたを活かしながら目力アップが叶うというわけです。
一重まぶたの正解アイラインとは…
アイラインを目頭から目尻まで引くことで、目の横幅をしっかり強調できますし、目を開けた時でも奥行き感がでるので目元がキリッと引き締まります。色は深みと肌なじみのバランスがいいブラウン(明るすぎず、暗すぎないオーソドックスなブラウン)で、ぼかしやすいペンシルタイプがおすすめです。
仕上げに肌とラインの境目をぼかすひと手間でアイラインだけが浮いて見えることもありません。
How to
STEP_1 まつ毛の上からキワに向かってブラウンのライン引く
上まぶたがかぶることを考慮し、(目頭5mm程度を外し)アイラインは太めに引きます。まつ毛の上2〜3mm程度からペンシルをあて、まつ毛のキワに向かって斜めに少しずつラインを引きます。これは、まつ毛とまつ毛の間まで色をのせるイメージです。インラインまで引くとパンダ目になりやすいので避けるのが得策。
このように引くと目のキワが自然と濃くなり、肌との境目はぼかしやすくなります。この時、ラインが多少ガタついててもOKです。目頭5mmはキワのみに細く入れる程度に。目尻から先は目のフォルムに沿って、3〜5mm程度オーバー目に引きます。
ラインを引き終わった状態
STEP_2 平たいブラシで肌との境目をぼかす
ポイントメイク用の平たいブラシで肌とラインの境目をぼかします。目頭から黒目の上までは、キワ以外を広めにぼかし、黒目から目尻は境目だけをぼかし、太めラインのままにします。目頭から黒目、黒目から目尻で太さを変えると、目を閉じた時もアイラインが悪目立ちしません。アイラインがガタついてる部分は、ブラシにアイラインを少し足してガタついた部分をなじませるとキレイに修正できます。
アイラインはペンシルを使うのがおすすめ
目のキワを締めるには「アイシャドウの締め色を使う」方法もありますが、ペンシルアイラインのほうが密着度が高く、まつ毛の間までブラウンをしっかり入れ込むことができるので、アイシャドウよりも目元がはっきりするのでおすすめです。
使用アイテム
▲キャンメイク クリーミータッチライナー 02 ¥715
とろけるような描き心地で、凹凸部分もスルスルとアイラインを引くことができ、濃密に発色。ウォータープルーフでこすれにも強いジェルペンシルで、描いたラインが長持ちします。
▲ロージーローザ ポイントメイクアップブラシセット ¥418
2本セットで、今回使ったのは平たくて小さい「極小平ブラシ」。プチプラでありながらも肌あたりが柔らかい極細繊維で使い勝手もお手入れのしやすさも抜群。
離れ目さんはアイラインを部分的にいれる
目頭から目尻までしっかりひいてしまうと強調されすぎるため、アイラインは部分的にいれるのがおすすめです。
How to
目尻の手前でラインを止める
アイラインは黒目の端から目尻2〜3mm手前まで、目のキワに細く入れます。
使用アイテム
▲ディーアップ エアクリームペンシル ピーチブラウン ¥1,320
ほんのり赤みのあるビターなブラウン。ホイップを固めたようなふわとろ質感で、まばたきしてもまぶたにつきにくい速乾タイプ。水・汗・皮脂、こすれに強いスーパーウォータープルーフです。
アイラインのお悩み解消テク
アイラインが消えるのを防ぐ方法
ウォータープルーフのアイライナーを使っても「目尻が消えてしまう」「目尻ラインが途中で切れてしまう」という経験はありませんか? スキンケアやベースメイクの油分が残っているとアイライナーの密着が弱まりますし、そもそも目元はまばたきなど動かすことが多いパーツなのでとれやすくなるんです。ラインが消えるのを避けるためには、アイラインを入れるのは目尻までにして、目尻から先にのばさないことがおすすめです。
アイラインはまつ毛の間や目のキワのみに入れ、粘膜部分にはラインを入れないこともパンダ目防止のコツ。
オレンジのアイライナーなら落ちてもおしゃれ
“下まぶたに落ちてもなじんで見える”“おしゃれ感も出せる”の両方を叶えるのが、オレンジのアイライナー。
「黒や茶の暗い色が下まぶたに落ちると汚れがついたように見えるため目立ちますが、オレンジのように明るくて肌に近い色なら落ちてもニュアンスメイクっぽく見えます」(ヘア&メイク・佐伯エミーさん)
How to
オレンジアイライナーは、リキッドタイプだと濃度が強く出すぎる場合があるのでペンシルタイプがおすすめ。ラインを引く時は目頭を5mmくらい空けるとなじみやすくなります。今回はパール入りオレンジを使用しましたが、パールなしオレンジも引き方は同じです。
目頭5mm程度を空け、まつげが生え始めるあたりから目のキワに沿ってラインを引きます。目尻は2mm程度長めにのばします。目尻で止めると、まつげの上のみにオレンジラインがのっかった形となり浮いて見えるので、少し長めにのばしてバランスよく仕上げます。目頭のスタート位置のラインが太くなってしまう人は、黒目の上からスタートし、目頭5mmの手前からスッと芯を浮かせると解消できます。
使用アイテム&おすすめアイライナー
▲(右)キャンメイク クリーミータッチライナー 05 ¥715
キラキラオレンジはハードルが高い」という人には、こちらのノンパールのオレンジがおすすめ。落ち着いたブラウンベースなので使いやすく、オレンジの抜け感もあるので下まぶたに色が移ってもパンダ目になりません。
▲(左)オペラ アイカラーペンシル 03 ¥1,650
繊細なカラーパールを高配合したつやめきオレンジ。高発色なのにほのかな抜け感があり、大人の目元にいきいきとした輝きを呼び込みます。スルスルとなめらかな描き心地で、ぼかしてアイシャドウとして使うことも可能。
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