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2025.02.21

「上長」とは? 上司や上席とは何が違う!? 役職の意味からビジネスシーン別の言い換え表現まで解説

「上長」とは、年齢や地位が自分より上の人のことを指します。本記事では、上長の役割や上司、上席との違い、言い換え表現などを解説します。

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ビジネスシーンで頻繁に耳にする「上長」という言葉ですが、具体的な意味や使い方を正確に理解している人は少ないかもしれません。この言葉が指す範囲や、上司・上席との違いを知ることで、より円滑なコミュニケーションが可能になるでしょう。

本記事では、上長の基本的な意味から、実務での正しい使い方まで、管理職として知っておきたいポイントを網羅的に解説します。

上長とは何か? 上司との違いもチェック

上長という言葉を適切に理解することで、組織全体の運営やコミュニケーションの向上に役立つはずです。ここでは、上長の基本的な意味や上司との違いについて解説していきます。

スーツを着た男女

(c) Adobe Stock

上長の意味と役割

「上長(じょうちょう)」という言葉には、どのような意味があるのでしょうか? まずは、辞書の定義を確認してみましょう。

じょう‐ちょう〔ジヤウチヤウ〕【上長】
年齢・地位が上であること。また、その人。長上。「―の指示を仰ぐ」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

この定義から、「上長」は年齢や地位が自分より上の人を指すことがわかりました。特に職場では、直属の上司や目上の人を指す表現として使われることが一般的です。

上司との違い|上長はどこまでを指すのか?

「上司」という言葉は、「上長」以上によく使われますね。「上長」と「上司」は、どのような違いがあるのでしょうか? まずは、「上司」の意味を辞書で確認してみましょう。

じょう‐し〔ジヤウ‐〕【上司】
1 その人より役職が上位の人。上役。「―の許可を得る」
2 その官庁の上級の官庁。
3 荘園制で、現地で実務にあたる下司(げし)に対し、在京の荘官。預かり所(どころ)。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

この定義から、「上司」は役職が自分より上位にある人を指し、業務上の指示や指導を行う立場の人を意味することがわかります。特に職場では、直属の指揮命令系統に属する上役を指す場合がほとんどでしょう。年齢についての言及がないところもポイントですね。

一方で、「上長」は年齢や地位が上の人を広く指す言葉であり、必ずしも業務上の指揮命令系統に限定されるわけではありません。こうした違いを理解しておくことで、状況に応じた適切な言葉遣いができるようになるでしょう。

パソコンを使う人

(c) Adobe Stock

上長と上席との違いは?

「上長」と「上司」との違いがわかったところで、続いては「上長」と「上席」との違いについてもチェックしましょう。

上長と上席の違い|上司との違いも合わせてチェック

「上席」は「じょうせき」と読みます。「上席」の意味を辞書で確認してみましょう。

じょう‐せき〔ジヤウ‐〕【上席】
1 その場所で、上位とされる席。上座。かみざ。「主賓を―に据える」
2 階級・等級や席次が上位であること。「―の検事」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

この定義から、「上席」は席次や階級、等級が上であることを意味する言葉だということがわかりました。場面によっては「上座(かみざ)」のように物理的な位置を指すこともあります。

ここであらためて上長、上司、上席の定義を簡潔にまとめましたので、違いを確認しましょう。

●上長:年齢や地位が上の人
●上司:役職が上位の人
●上席:階級や等級、席次が上の人

上記のポイントをおさえておくと、それぞれの言葉の違いが明確になるでしょう。

社内外での「上長」の使い方や言い換え表現を確認

ここでは、具体的な業務シーンにおける「上長」の表現方法を確認していきましょう。

指示する上司

(c) Adobe Stock

社内外での「上長」の表現方法

「上長」という言葉は、主に社内で用いられる表現であり、社外とのやり取りではあまり使われません。社外の相手に対しては、具体的な役職名(「部長」「課長」など)を用いるほうが、より明確で誤解を生みにくいでしょう。例えば、取引先との会話では、「上長に確認します」ではなく、「課長の◯◯に確認します」と伝えたほうが、相手にとっても分かりやすいですね。

また、上長を社外の人に紹介する場合も、「弊社の上長の△△です」ではなく、「弊社の営業部、部長の△△です」というように所属部門と役職名を添えるのが適切でしょう。

上長を指す、言い換え表現は?

「上長」を言い換える際、表現の目的や対象によって適切な選択が求められます。「責任者」という言葉は、業務の進行状況を報告する場面で役立ちます。具体例としては、「プロジェクトの責任者が進行を確認しました」と述べることで、責任の所在を明確に伝えることが可能です。

また、「監督者」という表現は、会議や指示の場面で効果的でしょう。「監督者の意向に基づき進行しております」とすることで、チーム全体の方針を統一感を持って示すことができますよ。

最後に

「上長」という言葉は、職場内で幅広く使われる一方、社外では適切な役職名を用いることが求められます。また、「上司」や「上席」との違いを理解しておくことで、より正確な表現ができるでしょう。ビジネスシーンでは、相手や状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。今回のポイントを押さえ、社内外でのコミュニケーションをよりスムーズにしていきましょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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