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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2025.07.01

「重ね重ね」の意味とは? ビジネスでの正しい使い方と注意点を解説【専門家監修】

「重ね重ねすみません」の意味と注意点

「重ね重ねすみません」は、相手への謝意を丁寧に示す一方で、「申し訳ありません」よりはややカジュアルな印象があります。親しい上司や同僚など、社内の相手に対して使うのが適しています。

度々質問に答えてもらった時など、深刻ではないけれど、何度も手間をかけてしまった際に「重ね重ねすみません、助かります」のように感謝のニュアンスを込めて使うこともできます。外部や重要な相手には、より丁寧な「申し訳ありません」を選ぶといいでしょう。

「重ね重ねありがとうございます」の意味と適切な活用シーン

「重ね重ねありがとうございます」は、感謝の気持ちを強調する丁寧な表現です。「何度も本当にありがとう」という気持ちを伝えたいときに最適です。継続的に支援を受けた際や、何度も配慮してもらった場面の最後に、改めて感謝を伝える言葉として締めくくると、非常にいい印象を残すことができます。

対話

(c) Adobe Stock

「重ね重ね」の言い換え表現と類義語の紹介

同じ気持ちを伝える場面でも、毎回「重ね重ね」ばかり使うのは避けたいものです。ここでは、ビジネスで使える言い換え表現や類義語を紹介し、表現力を広げる方法を解説します。

「重ね重ね」のビジネス向き言い換え例(改めて、繰り返し、再三など)

「改めて」「繰り返し」「再三」などが類義語として挙げられます。いずれも気持ちや依頼、謝罪の「繰り返し」や「強調」を表しますが、「重ね重ね」はよりフォーマルかつ強い印象を与えます。「改めて」はあらためて念押しするニュアンスが、「繰り返し」はやや客観的な繰り返しを、「再三」は何度もお願いや謝罪を重ねるニュアンスが強くなります。

シーン別におすすめの言い換え表現

感謝の場面では「改めて感謝申し上げます」、謝罪の場面では「深くお詫び申し上げます」といった表現が適しています。「改めて」は心を込めて、の意味合いが加わり柔らかい印象に。「深くお詫び申し上げます」は、より丁寧かつ重い謝罪の場面でふさわしい表現となります。

注意すべき言葉選びのポイント

「重ね重ね」やその言い換え表現は、相手やシーンによって使い分けることが大切です。例えば、社内で「再三申し上げます」を使うと、必要以上に重々しくなる可能性があるため、フォーマル度合いに合わせて言葉選びを工夫しましょう。一方で、重要な取引先や顧客には「改めてお詫び申し上げます」のように落ち着いた表現が無難です。

働く女性

「改めて」「繰り返し」「再三」など、場面に応じた丁寧な表現に言い換え可能です。

最後に

  1. 「重ね重ね」は「同じことを繰り返す」「さらに」を意味する表現。
  2. ビジネスでは謝罪や感謝、祝意をより強く伝えるために使われます。
  3. 「申し訳ありません」「ありがとうございます」などとセットで用いるのが一般的。

「重ね重ね」という言葉は、場面や相手の状況に合わせて使い分けることで、あなたの誠意や敬意を一層伝えることができます。正しい意味を理解し、時と場合を選んで活用することで、ビジネス上の信頼関係もより深めやすくなるでしょう。日々のコミュニケーションに取り入れ、より豊かな関係構築に役立ててください。

TOP・アイキャッチ・サマリー画像/(c) Adobe Stock

画像ALT

執筆

武田さゆり

国家資格キャリアコンサルタント。中学高校国語科教諭、学校図書館司書教諭。現役教員の傍ら、子どもたちが自分らしく生きるためのキャリア教育推進活動を行う。趣味はテニスと読書。

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