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2018.12.22

ドライサウナと水風呂と外気浴。サウナ初心者が、新宿『テルマー湯』で堕ちた夜。【サウナ初心者エディター、〝サウナー〟への道〜Vol.4〜】

 

今、働く女性の間で〝サウナ〟がトレンドになりつつあるらしい…!?との噂。おじさんが通うもの・忍耐が必要…といった従来の印象を取り払い、DomaniエディターUがその真相に迫ります。第四回目となる今回は、苦手なドライサウナに挑戦!サウナ女子さんの教えを受け、新宿にあるサウナスポット『テルマー湯』で体験した〝サウナ+α〟をレポートします。

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ドライサウナに初挑戦するなら、ここへ行け!

前回記事では、超初心者でもトライしやすい「ミストサウナ」で念願のサウナデビューを果たしたエディターU。「サウナ→水風呂→ディープリラックスの流れ、最高に気持ちよかった…もっとサウナの魅力を知りたい…」と早くもサウナ沼にどっぷりとハマる予感しかしません。

「次はドライサウナにチャレンジしたい!」

そう意気込みまして、日本全国・世界各国のサウナスポットに精通するサウナ女子さんから「初心者でも行きやすい」かつ「ドライサウナデビューにぴったり」なスポットを教えてもらいました。
それが『東京新宿天然温泉 テルマー湯』(以下、テルマー湯)でございます。

「高温のドライサウナがありつつ、温度低め・湿度高めの塩サウナもあるから、臨機応変に対応しやすいんじゃないかな。館内はキレイだし、アメニティも充実してるし、フードやドリンク(もちろん激しくアルコールも含む!)も豊富…と、さまざまなポイントのすべてを高レベルでカバーしているスポットです。サウナ初心者でも満喫しやすい!」

そう、もしドライサウナにうまく入ることができなくても、低温・高湿な塩サウナに切り替える戦法がとれるというわけ。サウナ女子さん、優しい心遣いを本当にありがとうございます♡ 両サウナを組み合わせた楽しみ方も教えてもらったところで、いざ『テルマー湯』へGO!

新宿歌舞伎町に、こんなリュクスな美スポットが!?

新宿三丁目駅 E1出口から徒歩約2分、新宿駅東口からでも徒歩約9分と、都心でバリバリ働くワーキングウーマンに嬉しすぎるロケーションにある『テルマー湯』(新宿三丁目駅方面からのアクセスであれば、いわゆる〝歌舞伎町ムード〟な喧騒はまったく感じませんよ〜)。

地下2階・地上4階の計6フロアからなる広々とした館内は、クリーンかつリュクスな印象! 歌舞伎町にこんなスポットがあったなんて…!! と正直かなり驚きました。


▲館内入ってすぐの受付ロビー。美しく豪華、そして広い! 

館内着に着替える更衣室のパウダールームを見て、「女性が嬉しいポイントだらけ!」と本題のサウナに入る前に思わず唸ってしまったので、その内容からご紹介しましょう。


きちんと仕切りがついている、照明あり、拡大鏡あり…と、入浴後のスキンケア・メークをゆったり丁寧に仕上げられる気配りが行き届いたスペース。スキンケア類一式や「パナソニック」などのドライヤーに加え、なんとくるくるドライヤーやコテまで完備。

黒髪ロングのサウナ女子さんが「ここなら、ロングヘアの私も、巻き髮まできちんと整えてから退館できるのもいいんですよ」と語っていた理由はこれだったのか〜。サウナで肌ツヤよくしてそのままデート♡ なんて試みも簡単に叶います。これは活用せねばなるまい(デートの予定ないけど!)!

意を決してドライサウナにチャレンジ!!

さて、本題に戻りましょう。今回、私がここ『テルマー湯』にやってきたのはドライサウナ体験を人生で初めて成功させるため。今までドライサウナに足を踏み入れたことはあるけれど「熱い!」「息苦しい!」「無理!」と即リタイアしてしまっていたのです…。
「テルマー湯のドライサウナは、高温サウナの中では平均的な温度設定ですね。Uさんはまだ暑さに耐性がないみたいだから、決して無理はしないこと。少しでも体感温度を下げるために、濡れタオルを頭に巻いて、なるべく下段に座ってくださいね。つらかったら、低温・高湿の塩サウナでリトライすればいいんですから。楽しくサウナを満喫してきて〜!」という、師匠・サウナ女子さんの教えを胸にドライサウナへ。



▲ドライサウナの室内はこんな感じ。テレビっ子のエディターUにとっては、テレビがついているのが本当にありがたい。

扉をあけると、どこか甘ったるい乾いたサウナ独特の香りと熱い空気が押し寄せます。そんなサウナエアーをかぎわけながら、とりあえず1段目に腰掛けてテレビを見ることに。まず感じたのは、今まで経験したことのない嬉しい違和感でした。

あれ? 特に苦しさを感じない??

そう、これまでドライサウナの暑さ・息苦しさに5分と耐えられなかった私が、なんと約10分間ドライサウナにとどまっていられたのです! 室内のテレビはちょうど夜のバラエティ番組を放映していて、それを見ていれば10分なんてもうあっという間。サウナ女子さんに教えてもらった「頭に濡れタオル&低い場所に座る」という初心者向けポイントを心がけるだけでドライサウナも楽々こなすことができました!(詳しくは「サウナの上手な入り方」についてまとめたこちらの記事を参考にしてくださいね)
一度「いける!」と思えたら、過去の苦手意識はなんのその。2回目・3回目も難なくこなせました。ぼーっと座ったまま、ぐんぐん汗を流す感覚がたまらない!次はもう一段上に座ってみようかな〜なんて余裕まで出てきてしまいました。

水風呂で得られる快感は、〝2段階形式〟でやってくる

ドライサウナの後は、もちろん水風呂! 前回の初サウナ体験ですでに水風呂の良さを感じることはできていたのですが、やはりまだどこかに恐怖心が。足元に水をかけ、腕に水をかけ、肩から水を流し…「ひいいい冷たっっ!!!!」。でも、やるしかあるまい。だって水風呂に〝入ってしまえば〟もうこちらのものだから。前回感じた、羽衣ヴェールが水中の体を包み込むあの感覚を、もう一度体験したい…! と勇気を出して、水風呂に全身を投入しました。


▲こちらが『テルマー湯』さんの水風呂です。この手前の段差の手前で「挑戦すべきか否か…」と悩みんでいたエディターU。今思えば、悩む必要なんてなかったのに…(苦笑)

水風呂を克服した(!?)今だから言えます。初心者の水風呂は「思い切り」が何より重要。怖がっていては何も始まりません。水に浸かっても寒くない、いやむしろ水の中に身を投じてしまった方が暖かいのだという事実を、とにかく体と脳に覚えこませることが大事なのです。

なんなんでしょう。水風呂の中で繰り広げられる、未だかつて味わったことのない未知の感覚。水中にいるはずなのに冷たくない、暖かなヴェールが体を包み、そしてそのヴェールに自らの体が溶けていくような…。ふわっと浮遊しながら、じわっと体が溶けていく(ようなイメージ)。一体何を言っているんだと思われるでしょうが、これが水風呂で得られる快感の第一段階。

そして、水風呂から上がったところで第二段階の快感が体を襲います。ドライサウナで火照ったカラカラの体を冷たい水でジュワっと急速に冷やして、水風呂から上がったら…どうなると思います?
体中がポカポカと温かくなる!!!! コレ嘘じゃないんです、本当に温かいんです!!!!

体の表面にある血管という血管の中を熱い血が駆け巡っている感じ。決して自分を包む空気があたたかいわけではなく、自分の内側が自分自身を温めてくれているような…自らの皮膚と細胞の間に電気毛布が一枚はさみこまれてるような温かさ。これまた一体何を言っているんだと思われるでしょうが、これが水風呂で得られる快感の第二段階。熱く優しい快感に体が包まれます。

入り方に慣れてきた=上手に入れるようになってきたことも理由にあるとは思いますが、2周目・3周目と回数を重ねるごとに心地よさが増していく。「またやりたい、まだやりたい…」という中毒性を感じずにいられませんでした。沼か、これがサウナ沼ってやつなのか? エディターU、ついにサウナ沼に堕ちてしまった気がします…。

外気浴をしていたら、雑念がすべて風とともに消えていった

「もうただのヤバイ人じゃん」って見出しが並ぶ記事で恐縮ですが、これが事実なんだから仕方がない。ドライサウナ→水風呂のループを3回繰り返した後はディープリラックスタイム。『テルマー湯』の露天スペースには、こんな簡易チェアがあるのでここで一息つきます。


▲このチェアのサイズ感が女性の体にジャストフィット! 心地よく身を預けられます。あまりに好評で急遽台数を増やしたのだそうですよ〜。

サウナデビュー時から一段階ステージをのぼれたのでしょうか、ディープリラックスタイムのトリップ感が半端じゃなかった。ふわふわ・ドクドク・じんじん…体内器官や細胞が〝生きている〟感覚を一身に受け止めている体。その体の表面を撫ぜるように風が吹くと……心と体に溜まった雑念だとか煩悩だとかが風の中を舞って飛んでいくような感覚になるのです。

そう、マジで無になれる。無。思考強制終了タイム。ハァ、整いました…整いまくりました…。

水風呂の中では温かな羽衣に体が溶けていくようだったけど、ここでは空気そのものに体も心も脳も溶けていくようでした。えも言われぬ心地の中で、このまま自分が輪郭を無くして消えてなくなるんじゃないかという気持ちでしたよ、えぇもう本当に。


▲こちらは、4Fの岩盤浴スペース前に設置されているゆらゆら椅子。

湯上りにもっと整いたい人は、館内のあちこちにあるゆりかごのような椅子で一息つくのがオススメ。ゆらりゆらりと不規則に揺れるカゴに身を委ねていると究極にリラックスできます。サウナ女子さんが「この椅子の中は、都内最強のパワースポットだと思う」と言っていた意味を心身ともに理解することができました…。

ディープリラックスで得られる「思考強制終了タイム」は、日々あくせくと忙しく働く女性にこそ体験してほしいもの。こんがらがっていた考えや気持ちを完全リセットして、心の底からリフレッシュさせてくれます。PCにためこんでいた要らないデータを一気にデリートした…みたいな感じ?

忘れちゃいけない! 塩サウナでさらにキレイを目ざす

「ドライサウナが辛かったら、塩サウナがあるからそっちを楽しめばいいですよ〜」とサウナ女子さんに言われていたことをハタと思い出した私。塩サウナも忘れずにチェックです!


▲こちらが塩サウナ室内。真ん中にある二つのアイテムを駆使して美肌タイム♡

ドライサウナが約85℃設定だったのにくらべ、こちらは約45℃設定。温度はぐっと下がり、逆に湿度はぐっと上がります。ドライサウナにはない〝潤う感覚〟が得られるわけですね。しかも、ここでは「塩もみ」と「水素水入り泥パック」をセルフで楽しむことができるのです。


▲手前が水素水入りの泥パック、奥が塩です。

顔に泥パックを塗り、塩を一心不乱にもみこむ姿は知り合いに見せられたもんじゃないですが(だから私はどちらかといえば一人で行きたい派)、肌が本当にツルツルスベスベになる!自分の肌を触ってにやけちゃうくらいツルツルスベスベ。サウナ内で行うことで、ケア効果が増すのですね〜。

「塩サウナで塩もみをしてから、ドライサウナに入ると発汗量がさらにUP! サウナが2種類あるからこその満喫方法ですよ」とは、サウナ女子さんの教え。この後、塩サウナ→ドライサウナループを決行したのは言うまでもありません。

汗をダクダクかいて、肌はツルツルになって、そして心のモヤモヤは飛んでいく。サウナ、最高すぎじゃありませんか…!? あともう1ループしたい、まだやりたい…後ろ髪をひかれる(いや、引っ張られる)気持ちでサウナを後にしたのでした。

サウナの魅力をより高める、温泉の存在にも注目

さて、浴室は内風呂・外風呂ともに広く開放感のあるつくり。サウナ以外のお風呂の魅力も満載すぎて、「ドライサウナに入る」という目的を忘れそうになっていたのは内緒の話。





▲内風呂には高濃度炭酸風呂(写真上)やジェット風呂(写真中)、などなど…。

高濃度炭酸風呂は、血行を促進し美肌効果を高める湯。サウナ活動と組み合わせるとそれぞれの効果をよりUPさせられそう…ということで、サウナ→水風呂→外気浴→炭酸風呂のループも試してみましたが、すごくよかったです!

そして、外風呂はこんな感じ。露天風呂のお湯は、中伊豆から毎日運搬されてくる「神代の湯」を使用。肌をしっとりと包み込む、「美人の湯」ともいわれるお湯です。



▲じんわり温かい、寝湯が心地よすぎる!

サウナ→水風呂→外気浴→露天寝湯というループもこれまたオススメ!ここにいるだけで、サウナの楽しみ方の幅がどんどん広がっていきます。

浴室だけじゃない! 『テルマー湯』に1日いたくなる理由

「岩盤浴があったり、食事がおいしかったり、サウナ&温泉以外のポイントも充実しているのが『テルマー湯』の魅力」とサウナ女子さんが言っていた通り、館内にはさまざまなスペースが。

ゆっくりと休めるリクライニングシートを備えたラウンジはもちろんのこと…


岩盤浴のお部屋も種類豊富にあり、中にはフィンランド発祥の「ロウリュウ」(熱した水にアロマ水をかけて水蒸気を発生させることで体感温度を上昇させること)を毎日体験できるサウナスペースも。

さらに、地下にはお食事どころまで完備。サウナを満喫した後は、おいしい食事とお酒で〆! なんてコースもたまりません♡

▲レストランは、和食系がそろうしっぽり系居酒屋と、野菜たっぷりのエスニック居酒屋のふたつ。


▲私は鴨南蛮おうどん(¥980)をオーダー。温かいおうどんは、+¥200で麺を低糖質タイプに変更できるということで私はすかさず麺を変更。これはうれしい!

リラックスした体と心に、あったかくてヘルシーなおうどんが染み渡ります…。個室も完備されていて、会社の宴会でしょうか? 賑やかで楽しそうな御一行もいらっしゃいました。同僚みんなでサウナとか楽しそうだなぁ。

そうそう、女性にうれしいビューティドリンクがいただけるスポットも。私はこちらのスタンドでスムージーも飲んでから帰ってきました!いや〜、もう大満喫。



▲私は、美肌効果の高いソイ・ダブルベリー¥400をセレクト。濃厚でおいしかった〜。

と(美味しいごはんまでちゃっかり食べて)、大大大満足で人生で初めてドライサウナに成功した夜。人間とは、かくも目覚めた快楽に弱いものか。連載がスタートする前までは「サウナなんて暑くて無理〜」なんて言っていたはずが「早く…早く…私にサウナを…」とサウナ欲があふれて止まらない。
欲望を満たすため、次はどこのサウナに行くべきか? サウナ初心者エディターが〝現在進行形でサウナ沼に堕ちていく様子〟をつらつら綴るサウナ連載、次回に続くっ!

■東京新宿天然温泉 テルマー湯
東京都新宿区歌舞伎町1丁目1-2
TEL 03-5285-1726
営業時間11:00〜翌9:00
公式HP

 

取材協力

サウナ女子

バリバリ働くキャリアウーマン兼社会人大学院生。二足のわらじをはきながら、実は国内約190カ所、海外13カ国のスパ・サウナを巡る〝サウナー〟の顔も持つ。サウナへの深い愛が話題を呼び、サウナにまつわる取材・インタビュー記事の監修や執筆、イベント協力などもこなす。そんな彼女の最新サウナ事情は、Twitter(@3unajoshi)Instagram(@saunajoshi)ブログをチェック!

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