Q:育児の隙間時間でもできる英語学習法が知りたい!
答える人/浅倉利衣(フードインストラクター)
A:外国人のママ友をつくることから!
これはですね、もしかしたらハードルが高く聞こえてしまうかもしれないんですが、「英語を話す外国人ママ友をつくる」。これがいちばん効果的だと思います。え? どこで知り合えばいいの?! という質問が真っ先にでてくるかもしれませんが、ひたすら探すんです(笑)。 いろんな人に「外国人と友達になりたいんだけど誰か知り合いいない?」と聞きまくる。
つまり、ひとりで机上で勉強していても、使う機会がないとなかなか上達しないのです。この「ママ友」の方法は私が以前実践した方法で、結局これがいちばん効果的でした。
ポイントは、
1、英語を話す環境を自分でつくる
2、自分のライフスタイルと似た人と知り合う
私も完全に日本の英語勉強法で育ってきたタイプなので、リーディングやライティングはなんとかできても、ヒアリングやスピーキングとなると、いきなり小学生レベルになるという経験が多々ありました。
でも、仕事で使いたいとなるとそもそも英語が話せなければ応募する資格すらありません。履歴書を送る1年ぐらい前から、帰国子女の友人に「外国人が集まるホームパーティーに連れてって」と頼んで、英語を直接聞く・話す環境をつくるようにしました。
もちろん最初はなかなか話せなくて落ち込みの連続でしたが、それでも諦めないことが大切です。どんなに下手くそでも、知っている単語を並べながら身振り手振りで話すので最初はいいんです。我々日本人はシャイな傾向が強いから、下手だとつい黙ってしまいがちですが、「話したい!」という積極性を伝えることが大事。そうすると相手も聞いてくれようとします。それに、友達になれば「話したい」「もっとコミュニケーションをとりたい」という気持ちがわいてきて、徐々に勉強も楽しくなってくるはず。
仲良いグループができる頃には、グループ内で送られてくるネイティブのメールの内容を書き出してはわからない単語は調べて、声に出して練習、ということを数えきれないほど繰り返していました。日本にいながら駅前留学的な(笑)、本当にためになる英会話練習でした。しかもタダ!
また、ママ同士だと子どもも一緒に連れて行けるので、育児の隙間時間をわざわざつくる必要もありません。上のポイント2のように、現在のライフスタイルが似ていると、使用するのも同じ言葉が多くなり会話が弾みやすくなります。例えば、「おむつ変えなきゃ:I have to change his/her diaper」とか「授乳の時間かな:I have to breastfeed」など、生活の中で使用する言葉が多いものから覚え、上達の速度がグッと上がります。本当に「英語が話せるようになりたい!」と願うなら、私的にはこの方法がいちばんおすすめです!
写真/(C)Shutterstock.com
フードインストラクター
浅倉利衣(あさくら りえ)
エルメスジャポン(株)に入社し、販売とバイイングを経験。その後、ミス・ユニバース・ジャパン元ナショナルディレクター、イネス・リグロンのパーソナルアシスタントをつとめる。長女妊娠をきっかけに、食について本格的に学び始め、Smart Foodヘッドインストラクターを経て独立。講演にも定評がある。プライベートでは、アメリカ人の夫と国際結婚し、6歳・3歳の娘をもつ。インスタ上でも垣間見せる飾り気のない性格やもの言いが人気。Instagram:@rietokyo_
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