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2019.04.09

魅惑の炭水化物祭り♡ ソースの香りともちもち麺がクセになる「碑文谷ベーカリー」のやきそばパン【日本人なら食べておきたい絶品 昭和パン】

 

パンブームの今、SNS映えを狙った「ビジュアル系パン」や海外発祥の「おしゃれパン」などが続々登場していますが、Domani世代に癒しを与えるノスタルジックな「昭和パン」の魅力を再確認したい! ということで、四六時中パンのことを考えている、パン好きモデル・パン野ゆりさんが厳選した、日本が誇るベスト「昭和パン」をご紹介します。

こんにちは。モデルの山野ゆりです、いや、パン好きモデルのパン野ゆりです(ついには名前にまで“パン”を入れました♡)。今まで訪れたベーカリーは数えきれないほど。最近は、年に数回は海外へも足を運び、パンコーディネーターやパンシェルジュという肩書きでパンを独自の視点で分析などしています。そんな私が、5回にわたり「日本人なら食べておきたい絶品〝昭和パン〟」を熱量高めでご紹介! 4回目となる今回は、地元民に愛される「碑文谷ベーカリー」の王道“やきそばパン”をご紹介します。

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3代続く変わらぬレシピで、幅広い世代に愛されるベーカリーの開店時間は、まさかの早朝5時!

今回紹介したいのは“安心と幸せを提供するまちのパン屋さん”をキャッチフレーズに、昭和17年から変わらぬレシピを守り“昭和パン”を提供し続ける「碑文谷ベーカリー」

「碑文谷ベーカリー」は、店頭販売はもちろん、近くの学校や幼稚園などの給食や購買部に卸しているほか、ホテルやレストランへの提供まで行う、地元では知らない人はいない老舗ベーカリーなのだそう。パン屋の朝は早い…そんなことは分かり切っていることですが「碑文谷ベーカリー」のオープンはまさかの早朝5時! そんな時間にどんな人が買いに来るの? と思いましたが、早朝は仕事明けのドライバーさん達にも人気なのだとか。確かに夜通し働いた後に、手づくり感満載の総菜パンが頬張れたらどんなに癒されるだろう♡ と想像し、長く愛される理由が早くも分かってきたような気がしました。

私もいつかオープン間もない時間に来てみたい! というのも、午前10時頃に行っても、すでにショーケースはガラガラ…(行ったのが週末の土曜日というのもあるかもしれませんが…)。スタッフのおばちゃんに「今日はもうこれしか残っていなくて、ごめんなさいね~」なんて言われちゃうのです。どうせなら、ショーケースいっぱいに詰まったパン達を眺めたい! うん、今度はもっと早く来よう、そうしよう!

ちなみに「碑文谷ベーカリー」は、外観を見てもらうと分かるように、パン屋だと分かる目印は看板ひとつのみ。宣伝をしよう! という意欲をいい意味で感じない(笑)潔さはお見事です。地元に定着した、揺らがない人気店だからこそのオーラが漂います。


▲一見何屋か分からない? シンプルな外観に“味への自信”を感じる!


▲まだ午前中にも関わらず、ショーケースはガラガラ! 

自信ゆえの潔さは、商品にも! 具なし麺ながら満足度100%の “やきそばパン”は中毒性あり

魅力的な総菜パンがいくつか並ぶ中、私が即決したのが“やきそばパン”。元々ソースの香りや味に弱いというのもありますが、決め手は“もちもちしていますよ♡”と、ビジュアルからも訴えかけてくる麺の太さ! そして、ひと口食べただけで想像以上のもっちりとした弾力を感じ、ついつい笑みがこぼれます♡ 少し甘めのソースがしっかりとからんだ麺が、ほんのり甘く柔らかなコッペパンとベストマッチです。と…食べ進めてから気づいたのですが、この“やきそばパン”具がない…どんなに食べ進めても、お肉もキャベツも見当たらない…具がないのです(笑)。「え、麺だけ?」と一瞬がっかり。でも、このパンとの一体感は麺とパンのみのシンプルな組み合わせだからこそなしえる味わいなのではないか! 肉の歯応えやキャベツのシャキシャキ感が加われば、まるで別物になってしまうのかもしれない! そう、“やきそばパン”はソースがしっかり絡んだ麺と美味しいパンさえあればいいんだ! と、食べながら妙~に納得。究極にシンプルな味わいだからこそ、飽きずに何度でも食べたくなるのかもしれません。ちなみにこのシンプルな“やきそばパン”の美味しさをさらに格上げしている名脇役が、マヨネーズ。パンとやきそばの間にほどよい量のマヨネーズが敷かれているのですが、2つの炭水化物をまろやかに繋げる潤滑油の役割をしっかりと果たしてくれています♡ 

炭水化物×炭水化物のカロリー爆弾! 分かっちゃいるけど手がのびる♡ B級グルメパンの王様は“やきそばパン”に決定

“やきそばパン”、まさかの150円! このお値段なら、麺とパンで十分か~。なんなら、マヨネーズと青のりをつけてくれていることが大サービスじゃないか~(笑)。そして、シンプルを極めたがゆえの炭水化物オンリーという、女性にはなかなか手強い1品となっておりますが、こういうB級グルメ的な味こそ、無性に食べたくなるときがあるんですよね~。たまにはいいじゃん♪ と、自分に言い聞かせて、思いっきりパクつきましょう! 

“やきそばパン”だけじゃない! 豊富な総菜パンは全制覇したくなるほど、どれも魅力的♡

今回は私の心を真っ先に捉えた“やきそばパン”をフィーチャーしましたが、その他の総菜パンの中からもおすすめを2品ほど♪ 1品目は嫌いな人はいないであろう「からあげパン」です。うれしいたまごつき♡ で、1つで2種の味が楽しめちゃうお得な総菜パンとして、かなり人気だそう。からあげの味付けがしっかりめなのも、素朴な味わいのコッペパンと好相性でした。そして2品目は、土曜日限定の「えびかつパン」。限定という言葉に惹かれて購入したのですが、これ、正解! サクッと揚げられたえびかつはプリップリ♡ どこから食べてもえびにあたる贅沢な一品です。添えられたレモンの爽やかな香りと味わいに、揚げ物ながらペロッと食べられてしまいます♪

店内には紙パックのドリンクコーナー、店外にも自動販売機が数台並ぶなど、ドリンクの豊富さも魅力な「碑文谷ベーカリー」。私が迷わず“やきそばパン”に合わせたのは、牛乳♡ この組み合わせ、給食感増し増しで、さらに昭和にタイムスリップしたような気分が味わえます♪ やきそば×牛乳って通常なら絶対に合わせることのない組み合わせですが、パンが入ることでこの上なくマッチするのだから、やっぱりパンの存在ってすごいよね~♪ キューピッド感強いよね~♪ と、パン好きとして誇らしく思うのでした♡

ちなみに「碑文谷ベーカリー」では、パンだけでも相当な種類があるのに、お弁当やお惣菜まで用意されています。パンに飽きたらお米も…大げさに言えば「碑文谷ベーカリー」さえあれば生きていける(笑)! 幅広い世代の地元民が飽きずに通い続けるはずです。中でもパン好きな私の視線をロックオンした強者が、これでもかと入った白米の上に、たまご、ど~ん! そぼろ、ど~ん! の豪快弁当。きっと食べきれないと分かってはいても、チャレンジしたくなる魅力を放ちます。たまの“パン休暇日”に、しっかりとお腹を空かせてトライしてみようかなっ♪


▲牛乳、コーヒー、紅茶、緑茶、フルーツジュースまで、幅広くそろうドリンクコーナー♪ 


▲パンだけじゃない! お弁当やお惣菜もあなどれなさそう♡

正直、駅から遠い! それでも“懐かしの味”を求めて足を運びたくなる、魅惑のノスタルジースポット

「碑文谷ベーカリー」の最寄り駅は目黒線の武蔵小山駅。最寄りと言ってもまぁまぁな距離があります(徒歩15分はかかるかと)。バス停は近くにあったので、行く際は、上手くバスを利用するのもいいのかもしれません。アクセスがスムーズとは言えませんが、懐かしのビジュアルと味にこれだけ豊富に出合えて、“昭和”を色濃く感じられるベーカリーはなかなかないと断言できます! 魅力的な“昭和パン”に目移りする♡ そんな贅沢な悩みを体感しに、ぜひ訪れてみてください♪

【DATA】
碑文谷ベーカリー
住所:東京都目黒区目黒本町4-12-12
電話番号:03-3714-2711
営業時間:5:00~14:00(売り切れ次第閉店)
定休日:日曜

構成/中島麻純(スタッフ・オン)

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パンコーディネーター/パンシェルジュ/モデル

パン野ゆり(山野ゆり)

トークショーやラジオなどの出演、メディアへのコラム寄稿など、パンコーディネーターとしての活動を広げている。最近では、テキスタイルブランド「gochisou」と日本橋にある「BEAVER BREAD」とコラボレーションしたグッズを発売した他、世田谷パン祭りでワークショップも開催。また、モデル山野ゆりとしては、雑誌や広告、CMなどに出演。モデルという職業を活かし、太らないパンとの付き合い方も考案している。自身のインスタグラム@yuri.yamano でもパン情報を更新中!

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