キレイと健康を手に入れたいなら”肩甲骨”をケアすべし!
▲イラストはあくまでもイメージです
肩甲骨は体の中でもっとも可動域が広いパーツ。背中上部にある逆三角形の骨で、肩関節を動かす働きをします。骨格だけで見ると肩甲骨は背中から浮いている状態で、首、背骨、肋骨、腕や骨盤などにつながる筋肉によって支えられています。
この肩甲骨の動きが悪くなると、周囲の筋肉にも悪影響をおよぼし、様々な不調につながる原因に。肩甲骨は健康面、美容面に大きく影響するのです。
例えばデスクワークや家事、育児のときになりがちな悪い姿勢は、肩が内側に入り、肩甲骨がハの字のように外に開いてしまいます。この姿勢は肩甲骨が開き、背中が丸まり、胸郭が閉じてしまっている状態。これでは内臓を圧迫し、呼吸が浅くなり、体の疲労や慢性的な緊張状態を引き起こしてしまいます。悪い姿勢や肩、首こりが酷い方は、肩甲骨が背中に癒着し、肩甲骨まわりが凝り固まっていることが多いです。
肩甲骨まわりの筋肉が硬直すると可動域が狭まり、腕が上がらないなど、身体機能に問題が生じ、肩こりや首こりに悩まされるなど、体の不調につながります。さらに悪化すると、自律神経の乱れに悩まされることも…。
美バストと美背中はイコール。背中を整えることは美バストに繋がる!
また、背中の状態はバストにも大きく影響します。肩甲骨が開くことにより、背中が丸まり、垂れ乳の原因に。バストが背中に引っ張られ、離れ乳の原因にもなります。肩甲骨の可動の左右差によって、バストに左右差がでることにも。さらに、肩甲骨が広がった分だけ身体の幅も広がり、見た目や体重にも影響が…。私の考案した「極乳リアルマーメイドトリートメント」でも美バストのために肩甲骨のアプローチは欠かせません!美しい背中の必須条件のひとつは、肩甲骨に”天使の羽”が出ること。今回は簡単に出来る肩甲骨ストレッチをご紹介します!
今すぐ実践!簡単にできる肩甲骨ストレッチ
1:肩に手をそえる。
2:耳の高さまで肘を上げる。この時、頭と目線はまっすぐに。
3:2の状態でゆっくり前に5回まわす。肩が後方にいくとき、大きくまわすことを意識する。
4:さらに後ろにも5回まわす。このとき、肩甲骨を引き下げながらまわすと僧帽筋のハリが解消され、細く長い首へ導くことができます。
5:まわすときは耳、肩から垂直に分けた線よりも後ろ側への動きを大きくすることを意識。肘がキレイな円を描くようゆっくりまわす。
6:反対の肩も同様に行う。
この肩まわしを左右の肩前5回・後ろ5回×3セット、毎日行う。
肩がゴリゴリ音が鳴る方は要注意!
肩甲骨まわりが硬直している方は、はじめは肩が後ろに行きにくく、きれいな円を描きにくいかと思います。中には肩を回すと”ゴリゴリ”と音が鳴る場合も。これは肩甲骨につながる肩、首周辺の筋肉が硬直し、疲労物質や老廃物が蓄積され、動かすことで摩擦の際にゴリゴリと音が鳴る、ということもあるのです。肩甲骨が動くことを意識しながらゆっくりと丁寧にまわすことで、可動域が徐々に広がり、毎日続けることで”ゴリゴリ”も解消されていくでしょう。肩や首の疲労が解消され、腰痛改善に効果が得られるという方もいらっしゃいます。
ただし、肩をまわすと痛みがでる方は要注意。過度な緊張で筋肉が硬直している状態のため、いきなり激しく動かすと症状が悪化し、炎症を引き起こしてしまいます。他の筋肉を傷める可能性もあるので、そういった場合は無理にケアするのではなく、専門医に診てもらいましょう。
毎日の”肩甲骨まわし”から美活をはじめましょう!
このストレッチは毎日、ゆっくりと、丁寧に行うようにしましょう。朝起きたときや、仕事、家事の合間など、無理なく習慣化することで、疲労解消や可動不足の解消、怪我や不調の予防につながります。肩まわりが硬いことを自覚している方は、お風呂あがりなど、血行が良いときに行うといいでしょう。
Domanist
中野祐子
30歳を機に小顔矯正サロンをオープンし、〝オッパニスト〟として日々バスト美容を広める活動をしている。コラムの執筆やセミナーなども精力的に行い、独自のバストケア技術には定評あり。
IG:https://www.instagram.com/petit.yuko/